こんにちは!インテグリティ・ヘルスケアの日比です。今日は、日本と中国を行き来しながら力強く中国事業を推進している王さんの紹介です!
家族を助けたくて医師を目指しました。
私が医学の道に進んだのは、伯母のがんがきっかけでした。将来は医師になり、家族が病気になったときに助けたいと考え、中国で医学部に進学しました。
来日後も大学院で医療に関わる研究をしました。その後の進路は医師ではなくビジネスの道を選択しましたが、今でも医学を勉強してよかったと思います。覚えることが非常に多い分野で、細部にこだわりながら流れを大切にする学問だと捉えており、万事に汎用できるものがあると思います。
起業、そしてIHへ。
大学院時代には国際医療ツーリズム事業にて起業を経験しました。(それが、医師ではなくビジネスの分野に進んだきっかけです。)
その後、複数の新規事業開発とグロースに携わりましたが、中でも、医療ICTの分野に進むきっかけになったのが、調剤と電子カルテを連携する新しいサービスを立ち上げた経験でした。その中で、医療ICTについて調査する機会があり、これまで歴史的に築かれてきた「医療」だけではいずれ限界がきてしまうことを実感。しかし、そこにITの力が加われば、医師も患者も無限大のメリットを享受できる素晴らしい可能性をもった分野だと思ったのです。
インテグリティ・ヘルスケア(以下、IH)の選考では、複数回オフィスを訪ね、お会いした方々とディスカッションを重ねました。迅速かつ柔軟な対応とオープンな雰囲気に、ベンチャーらしさを感じました。
会長の武藤さんにも会い、そのときに仰っていた言葉は今でも忘れられないくらいに感銘を受けました。お会いする前に持っていた印象は良い意味で覆され、そこがまた強烈な迫力に感じられ、まさに時代をつくる人だと思いました。
日本での経験を中国の社会で生かしていきたい
中国は、ちょうど私の世代から一人っ子政策世代。父は6人兄弟、母は5人姉妹。そして私は一人っ子です。私の家族の一例を見ても、アンバランスであることがわかると思います。加えて、親孝行が推奨される国文化もあいまって、子の負担は深刻な社会問題となっています。
日本では、高齢化社会について様々なノウハウが蓄積されていると思います。国民皆保険制度、介護保険などなど、多くの制度が充実している。一方で、日本よりも重篤な高齢化社会を迎える中国では、多様なサービスはあるものの、ノウハウの蓄積はまだ少ない現状があると認識しているため、私の日本での経験を中国の社会で生かしていきたいと思っています。