【25卒インタビュー#1】売ることより“ 価値を届ける ”。学生時代に売り子として、サワー1日400杯を売った私が、イノベーションで営業の本質に触れた半年間の軌跡
就職活動の中で、多くの学生が重視するポイントのひとつが「どんな人と働くのか」。仕事そのもののやりがいや成長機会と同じくらい、一緒に働く仲間との相性は大切な要素です。彼女もまた、“ 一緒に働く人 ”を大切にしたいという想いを胸に企業を選びました。
入社して半年。実際に感じているチームの雰囲気や組織文化、そして「営業=押し売り」というイメージが覆された体験について語っていただきました。
ーー学生時代は、球場での売り子に力を注いだと伺いました。
はい、球場での「サワーの売り子」のアルバイトに最も力を入れていました。大学2年生から約2年間、本気で取り組んで、“売上1位”を目指して努力していて、結果、1日で400杯を売り上げ、念願の1位を達成することができました!当時の私にとって最も大きな成果で、大きな自信にもつながった経験です。
ーーひと試合で、400杯!?
はい。実際に売り歩ける時間は、試合前を含めても4〜5時間ほどなので、仮に5時間だとすると、300分で400杯を販売したことになり、1分に1杯以上売るペースです。ドリンクの補充時間もあるため、実際に販売できる時間はもっと短くなります。
その限られた時間で最大限売るために、一組のお客様に2〜3杯まとめて買っていただけるような声かけをしたり、売り切るタイミングに合わせて補充場所へ戻れるよう、ルートを設計したり、一度買っていただいた方の顔を覚えて再購入につなげる接客など、効率を徹底的に追求して工夫していました。
ーーそうした学生生活の経験から、どんな就活軸ができあがったんですか?
就職活動の軸としては、「自分がやりがいを持って働けること」を大切にしていました。
ただ、振り返ってみると、最終的には “人柄” を一番重視して会社を選んでいたと思います。仕事の内容以上に、「どんな人たちと一緒に働くのか」という視点で会社を見ていました。
サワーの売り子のアルバイトをはじめ、これまで自分が身を置いてきた環境に恵まれていて、「この人のためなら頑張れる」と思える人たちに囲まれていた経験が大きな影響だと感じています。
その“人を軸に頑張れる”という感覚が、気づけば自分の価値観として根づき、就職活動でも自然とその基準で会社を選んでいたのだと思います。
ーーその中で、イノベーションに入社を決めた理由は何でしたか?
入社を決めた一番の理由は、選考を通じて「雰囲気が良かった」と感じたからです。選考の中で4〜5人の社員と、面接以外の面談などの場でもさまざまな社員の方とお話しする機会がありましたが、その中で自然と「自分に合いそう」「働きやすそう」と思えました。
他社の選考では、利益を追うためにガツガツ営業をする会社もありましたが、私は “人と切磋琢磨しながら働く雰囲気” の方が合っていると感じていました。その点、イノベーションはまさに自分の価値観にフィットし、最終的にここに決めたいと素直に思えました。
感覚的な部分も大きいのですが、「優しい雰囲気の人が多い」という印象は、入社後も変わっていません。トゲトゲした人がおらず、周りを大切にしながら働く人が多いと日々感じています。
また、入社してから特に魅力だと感じたのは、意見を言いやすい環境があることです。上司の言うことにただ従うのではなく、「どう思う?」「何か意見ある?」とこちらに問いかけてくれ、発言を受け止めてもらえる空気があります。ミーティングでも「意見ある人?」と必ず聞かれるので、先輩たちの姿勢を見て、自分も積極的に発言していこうと思える環境です。
ーー 現在の具体的な業務内容について教えてください。
私は現在、ITトレンドのセールスとして、「ITトレンドにIT製品を掲載したい」という新規のお問い合わせ対応 と、既存クライアントのサポート を担当しています。
具体的には、主に以下の2つが大きなミッションです。
- 新規クライアントからのお問い合わせ対応〜受注までの対応
- 既存クライアントへの伴走・サポート
業務の割合としては、新規対応が約9割、既存対応が約1割です。
新規クライアントは、まだITトレンドに製品を掲載していない企業から、「掲載したい」というお問い合わせをいただき、掲載までをサポートします。
既存クライアントに対しては、毎月〜2ヶ月に1回ほどオンラインで定例ミーティングを実施し、状況のヒアリングを行います。そのうえで、 「どんな活用方法が成果につながりやすいか」 といった点を一緒に考え、伴走する役割を担っています。
ーー具体的な1日のスケジュールも教えてもらえますか?
あくまで、とある1日のスケジュール例ですが、
- 9時~ 朝会
朝は、チームの朝会(30分程度)で、前日までの活動の振り返りや進捗状況を共有するミーティングに参加します。 - 10時~ 社内ミーティング
チーム全体で、各メンバーが目標達成に向けて描いた“達成ストーリー”を共有し、今後の取り組みを話し合うミーティングです。先輩社員や上司からのフォローを受けながら、現状の課題を整理し、必要なアクションや優先順位を明確にし、目標達成に向けた具体的な戦略や道筋をつくっていきます。 - 12時~ お昼休憩
- 13時~ 商談
この日は、2件のオンライン商談が入っています。商談の合間に新たにいただいたお問い合わせに対して、メールやお電話で対応をしたり、次回の商談準備などを行います。 - 17時~ 社内ミーテイング
お客様のニーズに合った提案を行うため、新規・既存それぞれに最適なアプローチや戦略を検討するミーティングを実施します。この場では、これまでの商談内容やお客様の状況を振り返りながら、どのような提案が価値につながるのかを議論し、より成果につながる働きかけ方をチームで整理しています。
ーー 入社後に感じたギャップはありましたか?
会社に対しては、「思ったより年代が近い人が多かった」 というギャップがありました。営業職というと年上の方が多いイメージがあったのですが、私のチームは20代の社員が中心で、年齢が近い分、気軽に相談しやすい環境です。出社日は、よく一緒にランチを食べに行っています。
業務面では、「目標を達成すること」 の難しさを日々感じています。目標設定が絶妙で、「頑張れば届きそう…!」というストレッチゴールのようなラインになっています。
目標達成に向けては、上司や先輩がミーティングの場で「どうすれば達成できるか」、その道筋を一緒に考え、細かくフォローしてくれています。だからこそ、達成できなかったときは「自分がやりきれなかった…」と悔しさが残ります。
ただ、最終的には「やるしかない!」という気持ちで取り組んでいます。私は運動部出身(女子野球をしていました!⚾)ということもあり、踏ん張り続ける粘り強さには自信があります。
また、チームのミーティングで、「今目標と現状はどれくらい差が開いているか」「これから何をすれば巻き返せるか」を相談できる場もあります。“ 今すぐできること ” を一緒に考えてもらえる環境は本当に心強いです。
しっかり本質を見抜く人間になれるよう、アクションのアドバイスだけではなく、
- 受注率や案件化率が低い原因で、どこに課題があるか洗い出す
- そのうえで「どこをどう改善するか」を考える
といった流れで、課題を一つひとつ整理するサポートをしていただいています。自分では気づけなかった視点を先輩方が教えていただけるのは、大きな学びです。
上司(マネージャー)はもちろん、教育担当の方や年齢の近い先輩からも支援をしていただいている分、その期待に応えたいという気持ちが強くなっています。
ーーまさに、就活軸の「どんな人と働くか」という点で、とてもマッチしているのではないでしょうか。チームの一体感も伝わってきます。
はい、そうですね。チームの皆さんは、「明るい・話しやすい・よく笑っている人が多い」です。(笑)最近、中途の方も入社されて、先日女子会をしてきました!年代も近いので話しやすいですし、来月はチーム全体でのご飯会も予定されていて、交流を深めていこうという雰囲気があり、とても楽しみです!
ーー入社して半年が経ちますが、自身の成長を感じる時はどんな時ですか。
日々、いろんなことに成長を感じています。特に、4月営業に配属となった最初の3ヶ月は毎日「これができるようになった!」「こういう言い回しができるようになった!」といろんな実感がありました。
現在、業務に慣れてきた分、成長スピード自体が少し落ち着いてきたように感じますが、振り返ると、IT業界の知識やマーケティング用語もだいぶわかるようになってきましたし、言われたことをちゃんと理解した上で、お客様に情報提供できるようになっていると感じます。
入社から現在までの流れですが、
- 4月~(オンボーディング期間)
同期と一緒に新人研修に参加。会社や事業の理解を深める期間でした。 - 5~6月(仮配属期間)
仮配属となり、OJTという形で営業としての教育を受けながら、商談の機会をいただいた際は先輩社員の商談に同席し、一部のみを私が実施しました。 - 7月~9月(本配属)
7月から本配属となります。この時期からは、私がメインで商談を進行し、
先輩社員にサポートとして同席いただいてました。
9月末からは、ほぼ一人で商談を行い始めました。 - 10月~現在
現在は、完全に独り立ちし、先輩社員の同席無しで一人で商談を行っています!
ただ、マーケティング領域は奥が深く、知識も用語もまだまだ勉強中です。もっともっと理解を深めて、より本質的な価値をお届けできるように頑張ります。
ーーやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
やりがいを感じるのは、最初はあまり導入意向度が高くなかったお客様が、私とのコミュニケーションを通じて興味を持ってくださった時です。“ITトレンドの価値をちゃんとお伝えすることが出来た”と実感できて嬉しいです。
逆に、最初は導入意向度が高かったお客様が、「導入時期は今じゃない」という結論になることもある時は大変です。私との会話を通じて、「どのような価値を提供できるか」をお伝えし、「どのような価値を感じていただけるか」は、今も難しいと感じています。
ただ、イノベーションは、「お客様にとって合わないと思ったら、無理に売らない。それも営業の仕事」という文化があります。
学生時代の話で上げた、サワーの売り子の時は、とにかく「売る!売る!売る!」というスタンスを求められる場面もあったんですけど、私は押し売りがどうしても苦手で…。
イノベーションでは、「お客様に合った提案をすること」「お客様にとって本当に必要な価値を提供すること」が大事にされている文化なので、自分の価値観とすごく合っていると感じています。
ーー入社後、営業という仕事に対して価値観の変化はありましたか?
イノベーションに入社して、営業という仕事に対するイメージが大きく変わりました。
先程お話ししましたが、「営業=ゴリゴリ売る」というイメージが、イノベーションでの仕事を通じて、その考え方が良い意味で覆されました。
「売れるかどうか」だけではなく、「お客様に本当に必要なものか」、「一緒に成果を生み出せるか」を大切にしながら提案を行います。こうしたスタイルに触れ、「営業にはこんな形もあるんだ」と気づけたことは、自分にとって大きな変化でした。
イノベーションの文化や価値観に触れながら働く中で、私はまさに “「働く」を変える会社が、自分自身の働き方も変えてくれている” ことを実感しています。
理念である『「働く」を変える』を実現するためには、サービスを通じてお客様の働き方をより良い方向へ導くことが欠かせません。そのためには、まず私たち自身が『「働く」を変える』ことを体現できている必要があると思います。
少なからず私は、イノベーションに入社したことで営業の仕事へのイメージが変わり、そのやりがいを強く感じられるようになりました。
『「働く」を変える』価値を提供する立場として、まず自分たち自身が “働く意義” をより良い形で定義し続けられる存在でありたいですし、それを本気で追求できる自分でありたいと思っています。
ーー今後の目標について教えてください。
「新人賞を取ること」です!入社当時からそこを目標にしています。しっかり成果が残せるように、自分の営業力をもっともっと高めていきたいです!
ーー活躍を楽しみにしてます!それでは最後に。現在、就職活動で営業職を目指す学生さんに向けて、どんな方が営業としてイノベーションで働くことに向いていますか?
「営業に挑戦したいけれど、押し売りではなく本当に価値のあるものを届けたい」という方には、イノベーションの営業・環境がとても合うと思います。
イノベーションは、目標に向かって切磋琢磨しながら成長を目指す文化がある一方で、“押し売りをしない営業” の文化があり、私のように営業に対してマイナスのイメージを持っている方でも、自分の正義に反することなく営業に取り組むことができる環境です。
また、「BtoB営業に挑戦してみたい」という方にもおすすめです。BtoBならではの考え方や進め方を学ぶことができ、営業としての基礎をしっかり身につけられます。
私が考える営業に向いているタイプとしては、「話すことが好きな人」や「人と関わることが好きな人」が当てはまると思います。私自身、人と話すことが好きなので、この環境がすごくフィットしています。
イノベーションは、人が良く、学べる環境もあり、そして若手のうちからチャレンジできる点も魅力です。
そして少し話がそれますが、「IT業界で働いている!」と言いたい人にもぴったりです!(笑)。IT業界やマーケティングの知識を深めながら営業経験を積めるのは、大きな強みだと感じています。