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マーケットを牽引するブランド創りが業界革新の第一歩 ─事業部長に聞いたブランドヒットの秘訣とは?

イングリウッド人事部の篠原です。活躍社員にイングリウッドの魅力や仕事のやりがいについてインタビューする本シリーズ。今回は、リテールコンシューマ事業部長の辻本さんにインタビューしました。

複数の自社ブランドの運営や、EC仕入卸販売、複数の国内外ブランドライセンスによるオンライン・店舗での商品販売を行う組織を率いる辻本さん。キャリアにおけるターニングポイントとなった1年間や、イングリウッドに入社してから、数々の自社ブランド事業・ライセンス事業の立ち上げ・拡大を経験する中で実感したイングリウッドの商品を売る強さや、今後の事業戦略について語ってもらいました。

辻本 大輔さんプロフィール

大学を卒業後、インテリア・雑貨の株式会社バルス(現、株式会社 Francfranc)へ入社。その後、外資系化粧品メーカーのELCジャパン合同会社にてエスティ―ローダーを担当、LVMH Givenchy parfumsにて免税事業店舗統括を担当するなど、リテール業界でのキャリアを歩んだのち、2017年8月にイングリウッドへ入社。「BANDOLIER(バンドリヤー)」をはじめとした、海外ブランドのライセンス事業の立ち上げ責任者を複数経験。その後Beautyチームを発足し自社ブランドの立ち上げ等を歴任。2022年よりライセンスPB事業部長(現リテールコンシューマ事業部)を務め、第19期MVM(Most Valuable Manager)を受賞。現在はリテールコンシューマ事業部長として、自社ブランド事業(「三ツ星ファーム」「AKNIR」「Aurelie.」など)、ECにおける国内外の仕入卸販売、新規事業立ち上げの責任者を務めている。


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「30歳からの10年をどうするかで人生が決まる」という言葉でキャリアに本気で向き合った

ーーこれまでのキャリアについて、教えてください。

1社目は、インテリア・雑貨を扱うリテール企業に入社をしました。明確にやりたいことがあったわけではなかったのですが、中学・高校時代に海外で生活をしていたということもあり、漠然と年功序列のような環境よりも自由度が高い環境が合っていると思っていました。そのような中、1社目の創業社長の著書に共感をし、リテール業界でのキャリアのスタートさせました。

キャリアについて考えるようになったのは、店舗で副店長として勤務していたある日、「海外出店を担当しないか?」と打診されたことがきっかけでした。少し考えさせてくださいとその場で返答しなかった結果、別の方に決まってしまったんです。この時に決断はすぐにしないと人生が変わってしまうと気づきました。その後外資系ブランドに転職してキャリアを重ねていたのですが、30歳目前で知り合いの経営者から「30歳からの10年をどう過ごすかで、人生は決まる」と言われて、ハッとしました。それから改めてキャリアを見つめ直し、いろいろな人と会話をする中で、自分がこれまでのキャリアで培ったスキルを分解したことで、Webに関するスキルや知識がこれからの時代に必要なのではないかと考えるようになりました。そのような矢先に出合ったのが、イングリウッドでした。


ーーイングリウッドに入社した決め手は何だったのでしょう?

イングリウッドには2017年に入社をしたのですが、当時は30人ほどのベンチャー企業で、1次面接は社長の黒川自らが行っていました。もともとECコンサルタントをイメージして選考を受けたのですが、面接をすると「海外ブランドのライセンス事業をやってみないか」と、当時立ち上げようとしていた新規事業の話を聞いて驚いたのを覚えています。話す人によっては夢物語に聞こえることも、黒川が語ると説得力がありました。他社も選考を受けていたのですが、直感で「この人と人生を共にしてみよう」と決断しました。

会社も自分もスピード成長させるためには「とにかくまずは試すこと」

ーー入社後はどのような業務をされていたのですか?

入社後は、ライセンス事業として「BANDOLIER(バンドリヤー)」というロサンゼルス発のスマホケースブランドの国内販売の立ち上げを担当しました。当時日本ではショルダー型のスマホケースがほとんど出回っていなかったので、日本のスマホショルダー文化の先駆けになったとも言えますね。その後、ライセンス事業の立ち上げを複数経験したり、イングリウッド初のBeauty事業として自社ブランドでの商品企画開発・販売を行ったり、主に自社で商品を販売するという点でキャリアを積み上げていきました。

ターニングポイントは2022年です。ライセンス事業と自社ブランドの商品企画・開発・販売を行う組織として、今ある自社ブランドを一つの組織内に統合していくことで、コンシューマ事業を組織として強く・大きくすることがミッションでした。常に何かしらの課題がある状態で、イングリウッドの中で誰よりも一番仕事に向き合ったと自信をもって言えるくらい、激動の1年でしたね。

メンバーの数としても、当初は10名ほどだったのですが、ブランドの統合に伴い四半期ごとに10名ずつ増え、期末には約40名の組織に拡大しました。特定のブランド責任者から、複数ブランド全体に視野を広げていく事業部長としての責任感が強くなりましたし、メンバー一人ひとりに向き合って丁寧にコミュニケーションを取ることを、今まで以上に意識するようになりました。複数の事業を同時に先導していくためには、状況を適切に把握し具体的な戦略を立てること、そして全てのアクションに対して期間を設定し厳守することの重要性を身に染みて理解したのもこの時期です。

また、社長の黒川とやり取りする中でたくさんの言葉を頂きました。事業部長という立場は初めての挑戦で、やってみないことには分からないということばかりでした。とにかく頂いたアドバイスを全てメモし、まずは行動に移すことを徹底しました。試してうまくいかなければ、全力で軌道修正する。それがイングリウッドがスピード感をもって事業を立ち上げ、成長していることにも通じていると思います。

長年蓄積してきたデータや知見と、ジャンルを超えて連続的に事業を立ち上げるスピード感がイングリウッドの強み

ーー辻本さんの現在の業務について教えてください。

今はリテールコンシューマー事業部の責任者として、事業部全体の売上・営業利益を統括すること、そして新規事業を立ち上げ、持続可能な拡大を実現するよう事業部全体の戦略を描いていくことがミッションです。具体的には「三ツ星ファーム」「AKNIR(アクニ―)」「Aurelie.(オレリー)」のような自社ブランド事業や、ECにおける国内外の商品の仕入卸、BANDOLIERをはじめとする国内外ブランドのライセンス事業を扱い、それぞれの事業拡大を目指しながら、新規事業の立ち上げを行っています。約80名のメンバーがそれぞれの役割をもって日々業務を行っており、全員が同じ方向にビジョンをもって邁進できるような組織マネジメントを遂行することが重要な役割と捉えています。

以前は、会社として掲げる理想を実現するという意識が強かったのですが、現在は一つひとつの意思決定に対して、自分がこのリテールコンシューマ事業を背負っているんだという責任感や使命感を強く持って向き合っています。事業責任者として理想を描きながら、現場メンバーから意見を吸い上げ、どういう未来を作るべきかについて日々本気で向き合っています。


ーー入社から7年、様々なブランドの立ち上げや拡大を経験する中で、改めて感じるイングリウッドの強みを教えてください。

創業から商品を売ることで蓄積してきたデータやノウハウが膨大にあるということですね。成功だけでなく失敗も含めて、全てが今後に活かされるデータとなっているからこそ、年々事業成長の確実性が高まっています。また、単に商品を販売するだけでなく、膨大なデータを基に新しい事業や商品を創り、クライアントの支援として価値提供する、その両輪で事業の運営ができている会社はなかなかないと思います。

例えば「三ツ星ファーム」は、当社初の食品事業として、2021年の立ち上げから3年で累計販売食数は1,800万食を突破し、冷凍おかず定期便サービスとしての認知は業界でも有数になるまで成長しています。その実績があるからこそ、大手食品会社様の新規事業を立ち上げからご支援させていただくということにつながっています。

さらに、とにかく新しい領域にスピード感をもってチャレンジしていくことも強みです。アパレル、ヘルスケア、ヘアケア、食品など、これまで商品ジャンルを拡大し続けています。お客さまが求める商品は何かを常に考え、ブランドを連続的に立ち上げる。商品を届けるために必要なソリューションを最速で構築していく。そうすることで「リテールに革新を」というビジョン実現を目指しています

私たちが提供している商品は日常的なアイテムが多いです。なので、お客さまの毎日の生活が豊かに、そして幸せに繋がっていると感じられる瞬間を生み出していることが、何より社会に還元できている証拠だと考えています。例えば入社当初に担当した「BANDOLIER(バンドリヤー)」を使っている人を街中で見かけた瞬間、自分が世の中にムーブメントを起こすきっかけを作っていると感じられて嬉しかったのを今でも覚えていますし、周りの友人から「これ便利でオシャレだよね」と聞いたときも、世の中に少しでも貢献できているなと実感できる瞬間です。

圧倒的な当事者意識で、「歴史に名を残す事業」を創る

ーー部署として今後目指したい姿について教えてください。

各商品カテゴリでマーケットを牽引するようなブランドを創り、成長させていきたいですね。それがお客さまが抱える悩みを解決する商品を作ることにも、リテール事業者様への支援領域の拡大にもつながります。まだまだ膨大な努力と開発が必要ですが、「〇〇といえば、イングリウッド」と言っていただけるようなブランドを創っていきたいです。

また、近い将来で海外への進出も目指しています。現在も米国に子会社があったり、海外ブランドの国内における販売代理店を担うなど、すでに連携はあります。今まさに進めている海外展開においては、これまで国内で商品を売ってきた経験を存分に活用することで、「商品を売る最強の集団」を海外においても体現していきたいと考えています。


ーー最後にイングリウッドへの入社を検討している皆様へ、メッセージをお願いします。

「やれば実現できないことって本当にないな」と感じています。私は30歳でイングリウッドに入社して、当時は想像もできなかったくらいたくさんの経験をしていますが、それは20代の若手メンバーも同じです。

世の中もイングリウッドもますます速いスピードで変化していきます。それらに取り残されず、むしろ変化の波を予測して前向きに取り組んでいく気持ちで楽しめる人がイングリウッドに合っていると思います。

だからこそ圧倒的な当事者意識を持って、決めたことはやりきる覚悟を持った人と一緒に働きたいですね。イングリウッドで、歴史に名を残すような事業を創りたい人は、ぜひ飛び込んできてください。

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▍イングリウッドについて 株式会社イングリウッドは「OMOにより商品とユーザーの関係をデジタルで滑らかにする」をビジョンに、リテール業界が抱えるあらゆる課題を解決するDXソリューションプロバイダーです。 2005年、代表の黒川が30万円の資本金を元手に創業。アメリカで仕入れたスニーカーを日本に卸し、ECでも販売するというスニーカー事業からスタートしました。その後、食品、ビューティー、ヘルスケア、ヘアケア、アパレル、雑貨など、商品カテゴリを拡大し、現在では、メーカーやリテール事業者様が抱える課題に対して、商品販売を企画から販売チャネル選定、販売促進、フルフィルメントまであらゆる側面から解決するマーケティング/コンサルティング支援事業、自社ブランドの開発・販売や国内外の商品の仕入れ卸売を行うBtoC事業の両輪で事業を展開しています。 HP:https://inglewood.co.jp/ ▍事業内容 【マーケティング/コンサルティング支援事業】 クライアントのECサイトの売上向上や認知拡大のための企画提案・Webデザイン・EC運用・フルフィルメントなど、創業以来事業者視点で磨き上げてきた「売れるノウハウ」の提供。 【データ研究】 自社で商品を販売することで蓄積したデータを解析し、事業成長を見える化。 成長戦略に基づく事業計画からマーケティング施策の効果予測、在庫予測などを算出することで、クライアントのマーケティング課題解決に活かします。 【人材紹介/育成サービス】 イングリウッドの強みのひとつである「採用力」「結果の出せる人材教育ノウハウ」をプロダクト化し、IT・広告・成長ベンチャー企業の採用コンサルティング支援。 シンアド就活:https://syn-ad.com/2026/ シンアド転職:https://lp.bizdigi.jp/ 【自社ブランド・ライセンス事業】 自社ブランドや国内外ブランドの仕入れ卸売など、お客様に商品を販売する事業です。食品やビューティー、ヘアケア、アパレル、シューズ、生活雑貨など、幅広い商品を自ら販売することで、ノウハウやデータを蓄積しています。海外ブランドとのライセンス契約締結のほか、創業ビジネスでもある海外卸事業、世界のメガトレンドを視野に、日本をはじめアジアに広く展開。 ▼プロダクト一例 ・三ツ星ファーム:https://mitsuboshifarm.jp/ ・AKNIR:https://aknir.jp/ ・Aurelie.:https://aurelie.tokyo/ [メディア掲載事例] 【三ツ星ファームやBtoB事業で急成長】イングリウッド 野仲正樹COO「前期売上148億円、今期も大幅増収へ」(日本ネット経済新聞) https://netkeizai.com/articles/detail/11809 味の素、冷凍弁当を定期宅配 30年に売上高100億円目標(日本経済新聞) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC258QC0V20C24A1000000/
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