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これからの働き方、どうしよう? 京都で大学生向けセミナーを開催しました

※この記事は2019年に公開されたものです。

こんにちは、コーポレート・コミュニケーション部の尾前です。

近年、副業やリモートワークといった柔軟な働き方が注目されています。そんな多様な働き方が選択できるようになったからこそ、働く場所や福利厚生、ワークライフバランスのとりやすさなど、働き方そのものについての疑問や不安の声を学生のみなさんから聞くことも多くなりました。

そこで先日、インフォバーン京都支社にてセミナーを開催。HR部・西尾さんのモデレーションのもと、京都支社で働く酒井さんと、渋谷本社で働く山田さんのトークセッションを通して、これからの働き方や就活について大学生の皆さんと一緒に考えました!

京都と東京で働く2人が登場

まずは、酒井さんと山田さんの自己紹介からスタート。2人ともインフォバーンのソリューション部門所属ですが、携わる案件や業務内容はそれぞれ異なります。

酒井 どうも、酒井です。僕は、インフォバーン京都支社のソリューション部門で、ディレクターとしてWebサイトの制作進行等をやっています。その傍ら、INFOBAHN DESIGN LAB.チームのほうで取り組んでいる一般社団法人サイクル・リビングラボでは代表理事を務めています。

サイクル・リビングラボは、地域の活性化のために、自転車の活用を軸として新しい産業や文化を築いている団体です。まず実際に現地に赴いて、自転車の持つ可能性についてそこで生活する方々と対話するところから始まります。そして、観光客が楽しめるサイクリングツアーの企画や実施をサポートし、最終的には僕たちがいなくなってもいいような、地域の人たちだけで自走できる持続可能な仕組みまで落とし込むのが目標です。代表理事としては、とにかく書類にぺったんぺったん判子を押していくのが大事な仕事です(笑)。

山田 こんにちは、山田です。僕は、2016年に京都の大学を卒業後、東京に来て、インフォバーンに新卒として入社しました。メディアプランナーを経て、今はソリューション部門でディレクターやアカウントプランナーとして働いています。メインで担当している案件は、Indeed Japan様が提唱する採用手法「Owned Media Recruiting(オウンドメディアリクルーティング)」の啓発活動支援です。

オウンドメディアリクルーティングというのは、簡単に言うと「企業が自社のメディアを活用して、求職者へ直接メッセージを届ける」という採用手法です。インフォバーンでは、メッセージ開発からコミュニケーションプランニングまで、トータルでお手伝いしています。この手法をいろんな企業に知ってもらって、実践してもらうために、Webサイト設計やイベントの企画運営、理解促進のための冊子や動画の制作など、さまざまな施策を実施しています。それらのディレクションが僕の主な業務です。

今の就活生に求められる必須スキルとは

西尾 山田さんは、今そうやって最先端の採用手法を提案するクライアントの案件を手掛けているかと思うんですが、ご自身はどんな就職活動をしてましたか?

山田 僕は生まれが岐阜で、京都の大学の映像学部に行って映画やPVの制作やコンテンツ産業などを学んでいました。ただ、いざ就活を始めるぞとなっても、最初は何から始めればいいのか分からないという状態で。映画で食べてくのは大変だろうなあと思い…生まれた作品を広めるような仕事に興味がシフトしました。業界知識はゼロに等しかったので、「広告」「メディア」「コンテンツ」とかのキーワードをWebで調べまくりましたね。

西尾 今はもうWebでの就活が当たり前の時代ですよね。僕が就活生だったころ…もう20年以上前だけど(笑)、ゼミの先輩に「うちの会社受けなよ」って紹介してもらったり、興味がある企業の人事部に直接ハガキを送ったりしていました。選択肢が限られている分、今と比べると楽な時代だったかもしれないですね。

山田 僕が就活していたのは4年半ほど前で、当時は就職情報サイトに登録するのが主流でしたが、メルカリさんがやっている『mercan(メルカン)』みたいに、企業が主体となって発信する情報をそのまま受け取れるケースも増えていますよね。やり方や時期に決まりが無くなってきて、もっと自由に就活ができる時代になってきていると実感しています。

酒井 今の就活生って、面接を受ける前から試されてるんですよね。Owned Media Recruiting的な流れや、SNSやスマホの影響もあって、どんどん情報が多くなってる。「集めてきた情報を自分で咀嚼して、取捨選択して、自分の考えと照らし合わせたうえで納得した企業を受ける」というのが、今の就活生にとって必須スキルになってきていると思います。企業の知名度や給料だけを見て何十社も応募するような時代じゃなくなってきていますね。

京都と東京、どちらで働く?

西尾 山田さんは京都の大学に通いながら、東京を中心に就職活動をしていたんですか?

山田 そうですね。一度は東京で働いてみたいなというのがあって。深夜に京都駅からバスに乗って、早朝6時に新宿のバスターミナルに着く…というのを毎日のようにやっていて、超しんどかった…。ウィークリーマンションを東京で借りてる友達もいましたね。

西尾 酒井さんは最初はインフォバーン東京の本社で働いていて、そこから京都支社に異動したんですよね。それはきっかけとか理由があったんですか?

酒井 僕は千葉県育ちで、大学で京都に来て社会学部を専攻した後、また実家に戻って、2社目でインフォバーンに入り、最初は東京支社の配属でした。でも、京都が本当に好きで、ずっと京都にいたくて大学も留年したくらいで(笑)、いつか戻れたらいいなあと思ってました。あと、東京の満員電車が本当に嫌いで。朝に疲れて、仕事して疲れて、帰る時も疲れて、これ拷問やん!って。仕事自体は楽しかったんですけど。

山田 僕も満員電車が苦手で、徒歩で通勤できる距離に住んでます。東京は刺激が多くて魅力的ですが、地方出身からしたら満員電車はどうしても我慢できない…。

酒井 そうやって東京で働いて一年経ったくらいに、京都支社のWebディレクターが足りないという話を聞いて。「あ、おれ行ってもいいっすよ(心の声:めっちゃ行きたい!!)」って応えて、行くことになりました。それから京都支社で引き続きWebディレクターをやって今に至る、という感じです。

西尾 東京と京都で、クライアントの違いを感じたことはありますか?

酒井 昔は感じることもありました。東京のクライアントのほうがWebの知識が豊富だったり、長期的なマーケティング戦略を考えていたりするな、と。ただ、今はもうそこの差はだいぶ埋まってきたと思います。クライアント側の決済権を持つ方たちもPCやスマホに対して苦手意識のない世代になってきて、Webの知識も当たり前にある。そこにおいては、東京だからとか京都だから、というのはもう関係なくなってきていると思います。

やっぱり気になる福利厚生について

トークセッション後は質問タイムへ。インフォバーングループの福利厚生について、包み隠さずお答えしました。

質問① インフォバーングループの福利厚生について教えてください。今、京都に住んでいるのですが、東京で一人暮らしをするとなると、やっぱり住宅手当とかあったらいいなと思うのですが…。

西尾 住宅手当は今のところありません。個々の住居や家庭環境によって公平性が損なわれてしまうのでは?という懸念もあり、現在は手当の充実よりも、部署や個人の成果を有効かつ公平に給与に反映させていくことを重視して、給与制度を構築しています。

酒井 とはいえ、住宅手当ね、欲しいですよね…。僕は東京から京都に引っ越して、家賃がぐっと下がってだいぶ楽になりました。でも、結果を出せば給料が上がりやすい会社、上がりにくい会社というのもありますからね。うちは割と個人差があるというか、がんばればがんばった分だけ評価してもらえるので。そこも加味すると、待遇は結構良いんじゃないかなと僕は思いますけどね。

質問② 育休や産休は取得しやすいでしょうか?

西尾 取得しやすい会社だと思います。執行役員の中にも育休・産休を経て、子育てをしながら勤務時間を調整して働いている人もいます。

酒井 あとは介護などご自宅の事情があって、普段は在宅で仕事をしてもらいつつ、クライアントとの重要な会議の時だけ一緒に出てもらったりとか。

西尾 そうそう。本人と話し合って、能力やスキル、そしてライフスタイルにあわせて、一緒に働き方を考えていくというスタイルです。前例がないことが多いので、そこは慎重にはなりつつも、フレキシブルな対応を心掛けています。

酒井 僕がインフォバーンで長く働いている理由のひとつとして、“会社がちゃんと相談に乗ってくれる”ところというのがあって。相談した時に「システムとしてもう決まってるから、君の言ってることは合理的かもしれないけど、ここで前例をつくるわけには…」となってしまう企業がある一方、うちは「君の言ってることは合理的だし、時代的にもそういう働き方は認められるべきだよね」と前向きに動いてくれる可能性が大いにあると思います。

どこで働くか、どうやって働くか。働く前から具体的なイメージはなかなか持ちづらいですし、選択肢が増えている今の時代だからこそ、探して、選んで、決断していくことは簡単ではありませんよね。

まずはいろんな社会人の話を聞いて、「この人みたいに働きたいかも」「こっちの条件のほうが優先度が高いかなあ」と、自分の気持ちや状況と照らし合わせながら考えていくのもよいのではないでしょうか。Webで調べるのももちろん大事ですが、ぜひ直接話を聞いて質問して、対面でしか聞くことのできないぶっちゃけトークを引き出してみてください。

今後もインフォバーングループでは、こういったセミナーや会社説明会を随時行っていく予定です。最新情報はこのWantedlyや、採用担当・田汲のTwitterでお知らせしていきます!みなさんの参加をお待ちしております。

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