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大原 美穂子(写真右)
Embedded Fintech事業部 プロダクトマネジメント部 エンジニアリングチーム
大学院時代は生命化学情報工学を専攻。大学時代からインターンでエンジニアとして経験を積む。2022年インフキュリオンに新卒入社。
向後 宗一郎(写真左)
Embedded Fintech事業部 プロダクトマネジメント部 エンジニアリングチーム
2021年に新卒入社。フルスタックエンジニアとしてWallet Station(ウォレットステーション)の開発に携わる。今年度は新卒メンターやテックブログなど社外向けコンテンツ作成も担当。
今回は、2022年4月に入社し、早速5月から Wallet Station の開発エンジニアとして活躍している大原さんにインタビュー。入社後、最初の1年間でどんな経験を積み、どのように成長したのか、また大原さんのメンターである向後さんの視点でも彼女の成長ぶりに迫ります。
「一緒に働く人」に徹底的にこだわって企業選びをした就職活動
―大原さんは、学生時代どんな軸を持って就職活動をされていたんでしょうか?
大学では情報工学部の生命情報工学科で学んでいました。そこでプログラミングを使って遺伝子配列の解析などをしていたので、エンジニアとして働きたいというのは最初からありました。ただ、業界・規模にはこだわらず、さまざまな企業の面接を受けていました。
私が企業選びのなかで特に重視していたのは、働く環境です。とりわけ人に注目して、実際に仕事をする時のことをイメージしながら社員の方々とお話をしていました。
―どんな人と一緒に働きたいと思っていたんですか?
自分と同じく高い熱量を持つ人たちです。会社に入っても、例えば一つのサービスを自分と同じ高い熱量を持つ人たちと一緒にみんなで切磋琢磨しながら作り上げたいと考えていました。
実は、高校まで吹奏楽部でかなり頑張って活動をしていたんですが、その部活がみんなで切磋琢磨しながら一つの曲をつくり上げることをとても大切にしていたんです。そうした環境が自分に合っていると感じていたのが理由です。
―インフキュリオンに決めたのは、大原さんにとって理想の環境があったからなんですね。
そうです。インフキュリオンを選んだのは、まさに一緒に働きたいと思える人がたくさんいたからです。
当社の面接では、カジュアル面談も含めて5、6名の方とお話をすることができました。そのなかで印象に残っているのが、エンジニアリングチームマネジャーの浅田さんのお話です。浅田さんが、「与えられるタスクは本当にレベルが高くて最初は困ったけれど、プロジェクトメンバーと一致団結しながら困難を乗り越えている」というお話しされていて、まさに求めている環境だなと感じました。
(浅田さんインタビューはこちら)
あと、もう一つ決め手として、インフキュリオンのバリューへの共感もあります。インフキュリオンには大切にしている3つのバリューがあり、そのうちの一つが「Great Work, Great Team」なんです。まさに、切磋琢磨しながらみんなで成果を目指して困難を乗り越えていくという考え方なので、そこに共感したことが大きかったです。
―さまざまな企業の面接を受けられたようですが、ベンチャーに入社することに不安はなかったですか?
正直に言って、最初の頃はありました。ベンチャーと大企業では就職活動の仕方も違います。
でも、大企業、ベンチャー問わず、色々な会社の面接でお話を聞くなかで、私はベンチャーで仕事をする方が楽しくやっていけそうだと感じたんです。なかでも特にインフキュリオンは、若いうちから裁量やチャンスがあって成長しやすそうだったので一番わくわくしました。
また、インフキュリオンはリモートワークが中心のフルフレックスタイム制でリモートワークの支援制度も整っていることを知り、働き方の自由度が高いことや制度がしっかりしていることに安心感を覚えました。
1ヶ月の研修後はすぐに業務を開始、想像を裏切るスピード感が嬉しい驚きに
―入所後にギャップを感じた部分はありましたか?
入社後は、本当に就活の時にイメージしていた環境で仕事ができていて、あまりギャップは感じなかったです。ただ、いい意味でのギャップで言うなら、入社して1ヶ月間研修を受けた後、5月に配属されてすぐに実際の業務がスタートしたことにはびっくりしました。
学生時代のイメージでは、新人はまずはエクセルを見ながらひたすらテスト作業をすると思っていました。私はまだ入社1年目ですが、すでにWallet Stationの管理画面の新機能開発を任せてもらっています。最初は開発言語さえも分からない状態で、面白いと同時にとても大変でしたがいい意味でのギャップでした。
―1ヶ月間の研修ではどんなことを学ぶのでしょうか?
4月に入社して、最初の2週間は会社で顔を合わせながらいわゆる社会人研修を同期と一緒に受けました。この時に同期とも仲良くなれて良かったです。
後半の2週間は、当社の各プロダクトについて学ぶ研修とSpring BootやGitの研修をエンジニアの同期5名と一緒にほぼオンラインで受けました。Spring Bootは全くの未経験だったんですが、業務に入る前に一から教えてもらえて助かりました。
―次に、5月の配属以降の担当業務について教えてください。
まず、研修が終わったあと、今会社が行っている開発業務について聞く機会がありました。そのなかで、自分が挑戦したい仕事に手を挙げて、最初は Wallet Stationの管理画面のフロントエンド側の開発を担当しました。
この開発は、Vue.jsとTypeScriptを使用していましたが、TypeScriptはこの時はじめて触りました。それから2ヶ月後にまた自分から手を挙げて、今度は同じ管理画面のバックエンド側の開発に移りました。
―なぜ早々にバックエンド側に移ることを希望したんですか?
これまで管理画面の開発では、もともとフロントエンドとバックエンドが完全に分かれて開発作業をしていました。でも、本来は双方がコミュニケーションを取りながら開発を進められることが望ましい体制です。
そこでフロントとバックの両方が分かる人を増やそうという方針になり、自分でも視野を広げたいと考えてその方針に合わせて手を挙げました。今はバックエンドの実装力を上げることを目標に頑張っています。
―まだ1年目なのに物凄いスピードで経験を積んでいますね。
そうですね。エンジニアになった他の友達を見ても、こんな風に最初から開発を任せられている人はいないので本当に凄いスピード感だと思います。
―この1年で成長を実感できた場面はありましたか?
やっぱり苦労して試行錯誤している時が一番成長できたと思うので、そういう意味ではたくさんありました。
特にフロントからバックエンドに移った時が大変でした。バックエンドで使用している言語はKotlinですが、それまで触ったことのない言語で最初は全然分かりませんでした。朝会の会話にさえついていけず、本当にバックエンドでやっていけるか不安でした。
そんな状態でスタートしましたが、最初は簡単なタスクを振っていただきながら、徐々にできることを増やしていきました。約半年かけてKotlinの勉強をしつつ、もともとあったAPIを参考にして似たような機能を開発することで技術力をつけてきました。分からない所を聞きながらではありますが、今では設計から開発、APIの実装を1本まるまる任せてもらえるまでになりました。
上司ともチームメンバーとも違う、メンターの存在が成長をさらに後押し
―困難を乗り越える時、何が大原さんの支えになっているんですか?
一番の支えはチームメンバーですね。今は、エンジニア7名が所属するチームでスクラム開発をしています。スプリントごとに2、3人で一緒に作業をしていて、毎日朝会で進捗を共有したり、SlackやGoogleMeetで分からないことを聞いたり、チーム全体にフォローしていただきながら開発を進めています。
あと、もう一つ大きいのが、メンターの向後(こうご)さんの存在です。毎週行う1on1のときに相談して本当にいろんなことをサポートしていただいています。
―インフキュリオンのメンター制度について教えてください。
新入社員には配属のタイミングで、全員一人メンターがつきます。さまざまな分野の相談がしやすいように仕事に直接関わらないチームの先輩がメンターになります。私の場合はエンジニアで入社2年目の向後さんでした。
メンターは、上司とはまた別の存在で、上下関係はなくフラットに相談に乗ってくれる先輩といった感じです。
―普段は、どんなことを向後さんに相談しているんですか?
仕事のタスクや会社の制度、申請のことで分からない時に質問をしたり、質問がない時は雑談をしたりしています。あと、うちの会社では半期ごとに目標を決める必要があるんですが、その際もどんな目標を立てれば良いか客観的にアドバイスをもらいました。
評価に関わるような重要なことも含め、上司以外の視点でアドバイスがもらえるのは助かります。私の場合は、配属当初は週に2回、今も週1回くらい相談、雑談をお願いしています。
もちろん、上司とも定期的に面談や1on1をしたり雑談をしたりするんですが、上司の場合はやはり仕事の話が中心になるので、いろんな話をざっくばらんにできる向後さんがいてくださるのはとてもありがたいです。
―積極的に手を挙げて、周囲の助けを上手に借りながら猛スピードで成長していらっしゃる様子がよく分かりました。最後に、就職活動中の学生の皆さんに向けてメッセージをお願いします。
インフキュリオンのエンジニアの仕事は、大変な部分も多いですがその分成長スピードが早いです。また、自分がやりたいことができる環境があるので、こういうスキルを身に着けたい、こういうエンジニアになりたい、という希望や展望を持っていればそれに合わせた挑戦をしやすいと思います。
スピード感をもって成長していきたい方、自分の目指す未来のためにさまざまな挑戦をしたい方にとてもお勧めです。
大原さんのメンター向後さんに聞く、1年間の成長ぶり
―向後さんの視点でもお話をお聞きしたいと思います。入社直後の大原さんはどんな印象でしたか?
自分の学生時代と比較するとエンジニアとしての経験はそこまで豊富ではないものの、スキルアップに前向きで、ベンチャーに挑戦しようという気概や活力は人一倍だなと感じました。
―そんな大原さんをどのようにフォローしていったのでしょうか?
仕事を始めたばかりなので仕方がないことですが、当初は技術的なことはもちろん、仕事をする上でのメモの取り方、ほうれんそう(報告・連絡・相談)のタイミング、ググる力(調べる力)など、課題が山積みでした。
そうしたなかで、自分自身もはじめてのメンターだったので、どんな教え方が大原さんに合うのかを探りながら進めていった感じです。
最初は、大原さんが何をしたいのか、何ができるのか、どんなペースでタスクをするのが良さそうか、大原さん自身にも考えてもらいながら、客観的に良い方法を見つけてアドバイスしました。
また、僕だけが面倒を見るというよりは、チーム全体で支えた方が大原さんの成長に繋がりやすいとも感じたので、そういう環境作りのお手伝いもしました。
―この1年での大原さんの成長ぶりはいかがですか?
大原さんは、フロントエンド、バックエンド双方の経験を積んでいて、さらにAWS認定資格も取得しています。わずか1年で、かなり広い範囲を経験しており、本当に大きく成長していると思います。
ベンチャーでは、個別の技術に強くても、俯瞰できるエンジニアが実は少なかったりします。すでにこうした視点を持って、後方支援ができる人材になっているのは凄いことです。それでもまだ1年目、今後のさらなる活躍に期待しています。
ありがとうございました。そんな向後さんもまだ2年目。自身の技術力を高めて開発を進めるだけでなく、後輩のメンターとしてフォローもしておりインフキュリオンの新卒社員の成長スピードの早さを実感しました。