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こんにちは!株式会社アイ・エフ・クリエイト、人事部の大湯(おおゆ)です。
今回はタイトルにある通り、新卒採用を始めたばかりの会社の人事の方々も感じているであろう「どうにもならない!」ことについて書いていきます。
早速ですが、そのどうにもならないことというのは、「新卒入社の先輩がいない」ことです。
私がかつていた会社でも何年も続けている新卒入社の先輩社員が「こういうもんだ!」的なことをよく教えてくれました。
「辞めたいです!」と言えば「オレだって100回以上思ってるわ!」とか、「なんで続けてるんですか?」と訊けば「続けてればわかる」と言われ、謎に説得力があったものです。
実際に私もそういった先輩社員に支えられ、3年くらい続けたあたりから「続けていてよかった」と思えるようになりました。先輩の放つ説得力が無かったら入社数年で辞めてしまい、今とは違った人生を歩んでいたかもしれません。
新卒採用を始めてから数年、私は、当社にこの先輩社員がいないことに非常に悩んでいました。
結果、私が彼らのお兄さん的な存在にならなくては(37歳)!と飲みに誘ったり、必要以上に悩んでいないかを気にしてみたりしていました。
他記事でも書いている通り、当社の新卒さんたちは素直なので私の誘いには乗ってくれますし、気にしている私に「いつも気遣ってくださってありがとうございます」とか言ってくれます。
ただ、これは一歩間違えると危険だなと思うわけです。
・飲みに誘って話を聴くつもりが、大湯が話を聴いてもらっている。
・悩んでないか心配しているつもりが、不安感をあおっている。
もしこれなら痛いなと。というかもうすでに間違えている可能性もあるなと。
「あー、その気持ちわかるわー」と言っても「いやいや大湯さんは違うでしょ!」とか、「続けたらわかる!」と言っても「大湯さん転職してウチにきたんですよね?」となる。そりゃそうだ!
「他のところ辞めたからこそウチの良さがわかるんだよ!」といっても「私たちには比較対象がない」。そりゃそうだ!
この部分に関し、私は信じて、応援することしかできないなと。
そう思い、今年からは新卒入社社員(2016入社~2018入社)の中から上記の先輩社員が誕生するのを待つことにしました。
すると、5月末に2年目の社員から「今年の新卒さんを飲みに誘いたい」との相談が!「私の許可とかいらないよ!」と。全員誘っちゃいなと。とくに今年の新卒さんは食事に誘われるの喜ぶよと。
こういった話が勝手に出てきてとても嬉しかったです。「飲みに連れて行ってあげなよ」と言うのも変ですし、「後輩が待ってるぞ」もおかしい。自然に話が出てくるべき。
そう思って誰も知らないところで葛藤を繰り返していた私としては、嬉しさとともに安心することができたのでした。
後日、「超楽しかったです!新人さんたちも喜んでくれていて、誘って良かったです!」とのメッセージとともに写真も送ってくれました!結果的に新卒1年目から新卒4年目までの一部社員がごちゃまぜで行ったみたいです♪
(違う写真を上げてほしかったとかだったらごめんなさい!)
「これからは彼らもいてくれる」。人事を行なう私にとってはとてつもなく頼りになる出来事でした。
別に「辞めたい」を近くで止めてほしいという理由ではなく、「一緒に盛り上げていく仲間」として認め合い、気にしあってくれれば、おのずと「続けてきた意味」が分かるんだろうなと思っています。
「辞める」「続ける」の選択を日々繰り返すのなんて辛いですからね!
つい先月まで頭を悩ませていた「どうにもならない」でしたが、2年目、3年目、4年目社員が行動してくれたおかげで、当社の悩みが一つ消え、風土が少しずつ生まれ始めています。