こんにちは!株式会社IDOM採用担当です。
本日は、FC事業部の山内さんにインタビューをしてまいりました。
財務・IRセクション在籍中、IDOM AWARDを受賞した山内さん。受賞の対象である「統合報告書」とはなにか、作成するうえで困難だったことや学んだことなどを中心に話を伺います。
※IDOM AWARD…年1回、店舗所属社員に加えて本部所属社員を含めたすべての社員を対象に、あらゆる職能の功労を讃える制度。
FC事業部 山内さんプロフィール
大学時代、1年間休学してVR機器のスタートアップでインターンを経験。
就職活動では、ベンチャー気質と大手企業の安定感を兼ね備えたIDOMに惹かれ、2018年に新卒入社。
営業を経験したのち人事に配属となり、2022年10月から財務・IRセクションで活躍。現在はFC事業部のリーダーを務める。
財務・IRセクションでは、どのような業務を担当していましたか?
財務では、銀行さまからの資金調達、融資以外の多様な資金調達手法の開発、先方との交渉など。IRでは、開示資料の作成や投資家とのIR面談、新規投資家の開拓も行っていました。
少人数のメンバーでやっていたこともありますが、上司のもとで自由に幅広くチャレンジさせてもらいましたね。
企業の環境対策への取り組みを分析・評価するCDPスコアの取得も、私が財務・IRセクションに来てはじめて会社として取り組んだことですので、印象に残っています。
それでは、IDOM AWARDを受賞された率直な感想からお聞かせください。
従来、成績優秀な営業が表彰されるイメージが強かったので、受賞してびっくりしました(笑)でも、率直に嬉しかったですね!
周りの後輩から「私も受賞したいんですけど、どうしたら受賞できるんですか?」と質問をもらうようになりました。
きっと、後輩や自分の部署のメンバーが受賞できたら、自分が受賞するよりもっと嬉しいんだろうな…と思いますね。
今回、受賞対象となったのはなんでしょうか?
IDOMではじめて、「統合報告書」を作成・リリースしたことが評価されました。
これは、投資家や株主に対して提供するIR資料のことですが、財務と非財務の情報を併せて開示するものが「統合報告書」です。
従来のIR資料で重視されてきたのが、財務三表の数字。つまり、資産の安定性がどうか、稼ぐ力がどれくらいで利益はどれくらいか、キャッシュフローはどうなっているか、という財務情報が企業価値を見極める重要なポイントとされていました。
しかし近年、コンプライアンスや企業理念・企業文化、組織にいる人の力が根底にあるからこその財務状況だ、という考えのもと、非財務の情報も企業価値を判断するポイントとして取り扱われるようになりました。
少し前は、サステナビリティレポートとして切り分けて開示する企業もありましたし、そもそも非財務情報を開示しない企業が多かったです。
それが、統合報告書の重要性が増しで、近年はIR資料に用いる企業が増えたという背景があります。
なぜ、統合報告書に取り組もうと思われたのですか?
私が財務・IRに配属されたときには、部署で統合報告書の話題は挙がっていましたが、実際に作るところまでは踏み込めていない状況でした。
ですが、私がこの部署に配属された意味も含めいろいろと考えるなかで、「やっぱり作った方がいいですよね」と、他社とも比較しながら会社に提案しました。
IDOMの根っこの強さ・人の力をアピールすることで、企業価値を高める今後の基盤にしたいと考えたんです。
財務・IR未経験で、かなりの難題だったと思います。困難だったことはなんですか?
1つは、かなりの短納期だったことです。部署に来たのが10月で、起案して進めることになったのが2月〜3月あたり。
4月の決算発表という大きな業務を経て、統合報告書を発表したのが、株主総会後の6月。本当にやることが多く、大変でした(笑)
2つ目は、はじめての取り組みですし、投資に直結するとも言い切れないので、会社にコストパフォーマンスを理解してもらうのが難しかったです。
ですので、作成にそこまでの予算をかけられず、有識者の力を借りるのではなく、自分たちで完結しなければいけませんでした。
他社の報告書と比較しながら、見劣りしないレベルのものを内製で作り上げるのは、未経験の私にはかなり難しかったですね。
そこから、アワードを受賞するに至ったのですね!どうやって困難を乗り越えたのでしょうか?
とにかく、他社の報告書をめちゃくちゃ読みました(笑)
私は、基礎を取り入れるためには、本や他社のものを読んで真似るのが一番早いと思っているので。
経済産業省や金融庁が出している統合報告書の作成における好事例や基準となるフレームワークなど、、そういったものを読み込みながら、どういう骨組みになっているのか、項目に抜け漏れがないかをチェックしながら作り上げていきました。
山内さんご自身は、受賞できた理由はなんだと思われますか?
振り返ってみると、本当に伸び伸びやらせてもらったな…と思っています。
上長がとてもゆとりのあるマネジメントをしてくださる方で、私は私で、自分の役割に対して最大限パフォーマンスを発揮したい想いが根底にあります。
今、私が財務・IRでできる最大限のパフォーマンスを追いかけたこと、かつ伸び伸び走れる環境を作ってもらえたこと。
この両方があったからこそ、いい結果を出せたんだと思いますね。
「統合報告書」への取り組みを通じて、学んだことはありますか?
まだまだ、IDOMの魅力を表すには十分でないことを学べました。
今回、時間がない中でなんとか発表にこぎ着けましたので、正直、書ききれなかった部分もたくさんあります。社外取締役からも「もっと熱くかけますよね」「IDOMのポテンシャルをもっと表せるはず」「いい人がたくさんいるから、もっと出していくべき」といったアドバイスをいただきました。
社内のIR目線では、日々投資家とコミュニケーションするなかで、IDOMの魅力は伝えられていると思っていました。
でも、いざ報告書として書いてみると、意外と伝えられていない強みや企業価値があるんだな…と改めてわかったんです。
今、私がいる事業部側の立場でも、たとえば採用活動をする立場でも、IDOMの良さの捉え方はたくさんありもっと掘り出して伝える必要があるんだなぁ…と。
それを理解できたことが、一番いい経験だったと感じています。
今回、「統合報告書」を通じて企業価値を高める取り組みをされました。今後、山内さんはどんな価値を発揮していきたいですか?
FC事業部に異動になり、今はフランチャイズ事業のリーダーを務めています。
今までのバックオフィス側から、はじめて実際に収益を稼ぎ出すフロント側に立ったわけです。
業務の内容としてはtoB向けのフランチャイズなので、当社の直営であるガリバー事業と比べるとバック寄りです。とはいえお金を預かって数字と面と向かえる立場にいるので、そこは絶対にブラさず、与えられた数字に対してコミットしていきたいです。
会社全体に対しては、本当に多様な経験をさせてもらっているので、会社を育てるために何をすべきかを突き詰めていきたいですね。入社して7年を振り返ると、私は人・物・金すべての業務を経験させてもらい成長できました。
自分の成長はもちろんですが、IDOMがもっと成長して安定した基盤のもと突き進んでいくために、常識を疑う心を忘れず業務に取り組んでいきたいと思っています。
改めて、IDOMの魅力を教えてください。
「ダメ」と言われない文化があって、「ダメ」というより「もう1回やってみて」と言われているような感じなんです。
IDOMの決裁会に「発展的否認」という言葉があるのですが、その言葉が表すように、ある部分がダメでも意見を通そうとする雰囲気があります。
「少しでも良くしよう」という共通した目的をみんなが持っていて、そのために指導してもらえる文化があるのは、IDOMの大きな魅力ですね。
あと、特徴的なものに「プロジェクト制度」という評価制度があります。自分の業務とはまったく別の領域でも、プロジェクトを起案できるし、既存のプロジェクトに加われます。さらには、リーダーにもなれるという制度です。
この制度のポイントは、自由に起案できて、役員クラスの決裁を即時に受けられるチャンスがあること。本当に際限なく自由に提案できるので、とてもいい評価制度の仕組みだと思いますね。
私自身、昨年いろんなプロジェクトに関わることができて、本当に見識や経験値が広がったと思っています。
普段の業務では触れることのないシステム開発もやらせていただきました。知識や経験を増やせるおもしろさもありながら、それを評価してもらえるのは本当に恵まれた環境だと思います。
最後に、未来の仲間へのメッセージをお願いいたします。
IDOMは、やりたいことをアピールすれば裁量を持って取り組める会社です。
「今の仕事をもっとおもしろくしたい」「こんなサービスがあったら、お客さまに喜ばれそう」など、今の状況を変えることに楽しく取り組める方でしたら、きっとIDOMで活躍いただけるはずです。ぜひ一緒に働きましょう!