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社員インタビューvol.1 “Think Globally, Act Locally”の実現に向けて動き出した私の未来逆算型キャリア

皆さんこんにちは。アイディールリーダーズの吉田梨真です。

今回は社員インタビューvol.1として、今年7月に入社されたひろきさんに、入社の決め手や目指したいこと等をお伺いしました。

これまで新卒で働かれてきた会社を辞め、住む場所、仕事内容等が全く異なるアイディールに飛び込んでこられた裏にどんな想いがあったのか、詳しく掘り下げていきます!

キャリアの始まりは地元・東北。
被災地での仕事で芽生えた、外部環境に振り回されない経営への想い

―まずは、自己紹介として、キャリアの始まりについて教えてください。

宮城県仙台市出身の私は、東日本大震災の起きた2011年に新卒として社会人になり、住宅設備などを扱う会社に入社しました。入社直後は岩手県を拠点とし、震災で被害の大きかった陸前高田市や宮城県の気仙沼市、南三陸町などを担当する営業担当として働いていました。被災し苦労されている地元の方の力になれている感覚があり、仕事に対するモチベーションは高かったです。結果として、会社でも高い評価をいただき、最年少クラスで出世しました。ただ、日々いろいろな企業と向き合う中で、あるモヤモヤとした感情が生まれてきたことがきっかけとなり、経営の勉強を1からやり直したいと思うようになりました。

―仕事にやりがいは感じていた一方で、“モヤモヤとした感情”が生まれたんですね。そのきっかけや体験がどのように次のステップに繋がったのでしょうか?

私の顧客は主に、建材販売店や工務店など、建築に関する企業でした。震災直後ということもあり、皮肉にもこの業界のニーズは高まる一方。経営状況にかかわらず、どの会社も黒字化が目に見えていました。しかしながら、月日が流れその需要が落ち着いた時、経営が行き詰まる企業が続出。結局は、外部環境が要因となり経営が左右されてしまう企業がとても多いということを痛感しました。これに対して「なんでこんなことになるんだろう…」という疑問がモヤモヤとした感情に結びつき、どんどん大きくなっていきました。実際に、私が担当していた案件の中でも、新規事業がたったの1年で撤退となってしまったものがあります。経営不振を打破する仮説はあってもそれを実行に移せなかった自分の無力さを感じました。どのような環境でも安定的に経営を行える仕組みや手段について本格的に勉強するために、グロービス経営大学院への進学を決意しました。


東北の中小企業こそがポテンシャルの宝庫。
ワイナリーでの支援活動が経営コンサルタントとしての成長の糧に。

―プライベートでは、東北のワイナリーで支援活動を行っているとお聞きしました。具体的にどのようなことをお手伝いされているのですか?

東日本大震災からの復興を実現すべく創業した秋保ワイナリーに関わっています。ワインの醸造など実際に現場で手を動かすことではサポートできていませんが、ワイナリーの経営理念の整理をはじめ、経営者に関わることについて、多くの部分をご一緒しています。長期的なロードマップの策定など、経営の大きな方針にかかわる部分はもちろん、マーケティング等の目の前の課題解決にも取り組んでいます。経営者の脳が拡張するかのように、事業について一緒に思考するパートナーでありたいと思っています。

―ワイナリーでの活動に参加することを決めた経緯やプロジェクトに対する想いを教えてください。

大学院の卒業生が取締役をしていて、元々興味がありました。当初はプロボノの活動の一環としてジョインしたのですが、そのメンバーのうち数名がプロボノとしての活動終了後も引き続きサポートしたいと名乗り出て自主的に参加させていただいている状況です。そもそも私がこのようなプロジェクトに参加を希望した根底には、地元である東北地方の中小企業に伸びしろを感じており、その成長のサポートをしたいという想いがありました。
私が尊敬している冨山和彦さん(株式会社経営共創基盤代表取締役CEO)の「100mを10秒で走る人に8秒で走る指導をするよりも、30秒で走る人に20秒での走り方を教える方が成功確率はかなり高い」というメッセージが意味するように、東北というローカルな地盤こそが成長を期待できるフィールドだと本気で思っています。また、私が大学院で学んだ「環境変化を前提とした戦略」のコツを実践の場で試すことのできる良いチャンスだとも捉えています。知識ばかりを装備して頭でっかちになっていては意味がありませんからね。

―面接の際も、実践を見据えた学びを進められてきたというお話が好印象だったのを覚えています。ワイナリーでの活動を通して、ひろきさんの成長を後押しした出来事ややりがいを感じる瞬間はありましたか?

プロジェクトは順調なことばかりではなく、時には停滞することもあります。それでも、私はこのような場面こそが自分自身やワイナリーの成長に直結すると思っていつもポジティブに捉えています。長期的な視点で考えた時、挫折や失敗は成長の過程に過ぎません。短期的な結果に固執するのではなく、「できないことがわかってよかった」と受け入れ、仲間を励ませる立場になったことが自分自身の変化であり成長だと実感しています。三歩進んで二歩下がることを繰り返している私たちですが、それでも、ワイナリーの経営者の方とはいつも同じペースで走り続けられています。自分たちを必要とし続けてくださっていること、一緒に経営している感覚を持てていることが何より嬉しいです。


拠点・業種・給与水準、全てが新しい挑戦となった人生最大の決断。
アイディール・リーダーズへの入社は未来への投資として。

―アイディール・リーダーズに関心を持った経緯を教えてください。

前職、そしてワイナリーでの経験を通して、自分が考える「いい経営」の実現を目指した時に立ちはだかるのは、組織と人についての課題だと認識しました。ロジックだけでは通用しない部分だからこそ、チャレンジする価値がある。そう思い、組織経営の課題を解決できる人材を目指して、転職活動を始めました。その中で、一際惹かれたのが、存在意義を意味する「パーパス」を軸にした経営をサポートしているアイディール・リーダーズでした。理念を軸にした経営に興味があった私は、その中でも特に最上段にある要素がパーパスであると考えていたため、納得度が高かったのを覚えています。

―「パーパス」の重要さにおいて、ひろきさんとアイディール・リーダーズの思惑が一致したということですね。人生における大きなチャレンジだったと思いますが、最終的にここで働きたいと思った決め手は何でしたか?

アイディールのDNAに対して理解を深めた上で、全てに共感したからです。また、書籍を通じて仕事の中身を知り、自分もメンバーとして携わりたいと強く思うようになりました。拠点も業種も給与水準もガラッと変わり、未知の世界に向けての大きな決断でしたが、全く躊躇はありませんでした。実は、アイディールの採用が決まる前に前職を辞めてしまっていたのですが、普通の感覚だと家族がいて収入に不安があれば決断しないかもしれません。ですが私の感覚としては常に先々を考え必要な道を選んでいるだけ。後悔はありません。家族に週の半分しか会えないのは寂しいですが、未来の自分、そして家族のためになる選択をして今ここにいる自負をもとにこれからもぶれずに頑張っていきたいです。とはいえ実際に働いてみて、まだまだ自分のバリューを最大化できていなかったり、理想の貢献度に達していなかったりするので、自分にできることをコツコツ積み重ね、経験値とスキルを増やしていきたいと思います。

「ただ仲がいいだけじゃない」。
仲間から気づきを得て、課題を解決し合える環境に感謝。

―選考過程から今日に至るまで、アイディール・リーダーズについて印象的だったことや、特徴だと感じることはありましたか?

選考の段階でメンバー同士の仲がいいのは感じ取っていましたが、想像以上にウェッティですね。また、飛び交う言葉や姿勢から、プロフェッショナルな集団であることもわかります。アイディールの人たちは、どんな状況でも、一つひとつの課題に対し真摯に向き合い、仲間のどんなアクションに対しても受け止める土壌が出来上がっていることに、日々感銘を受けています。実際に、入社後「腹が立っている」「こういうことが続いていてしんどい」「正直困っている」など、メンバー同士言いづらいことを勇気を持って発信する場面に何度か遭遇しました。普通の会社なら、攻撃的になったり、驚いてダンマリしてしまったりするかもしれません。しかしアイディールでは、まずその自己開示に感謝し、皆が内省しつつ改善していこうとする流れが自然とできています。信頼し合える環境だから、萎縮せず自己開示もできるのだと思います。健全な衝突が起き、全員で乗り越えていく。「ただ仲がいいだけじゃない」のがアイディール・リーダーズの最大の特徴だと思います。

―組織における自身の身の置き方や姿勢など、プロフェッショナルな仲間だからこそ、学ぶことも多いですよね。何か他にもご自身の中で成長実感を持てていることはありますか?

入社して以降は、これまでよりさらに思考の量が増えた分、自分が発する言葉に対する責任の重さを日々痛感しています。相手に何を伝えたいか、どう言えば刺さるのか、どんな答えが必要とされているかを丁寧に考えるようになりました。相手をベースに言葉や表現を選びコミュニケーションを取ることは、今後も意識していこうと思います。個人的な業務については、プロジェクトマネジメントを一人で担えるように、成長スピードに拍車をかけていきたいです。そのためには、まずは目の前の仕事を一つひとつ丁寧にこなすこと。幸いにも、アイディールの仕事に向き合うことは、イコール自分の成長に直結します。今置かれている環境に感謝しながら、自分のバリューを発揮していけたらと思います。

―ひろきさんの今後の目標と、アイディール・リーダーズへの転職を考えている方へメッセージをお願いします。

私は長期的にこの会社と関わっていきたいです。テーマは、“Think Globally, Act Locally.”。 将来的には東北をはじめ、ローカルな中小企業に貢献することが自分の使命だと思っているので、そのために自分にできることを少しずつ広げていきたいです。こんな私のように、ライフとワークのテーマが一致している人にとって、アイディール・リーダーズは居心地の良い環境だと思います。プライベートと仕事が、いつも繋がり循環しているので、生活の全てに意味が出てきます。働き方という意味でも枠にはまらないですし、何より「ただ仲がいいだけじゃない」仲間がたくさんいるので、ぜひ一緒に高め合っていきましょう!

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