こんにちは!root採用広報担当です。
rootは「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」をVisionに、事業の成長によりそい、デザインを実践しようとする人々を支え、世界をより良く前進させていくことを目指すデザイン会社です。
先日rootは、社外のデザイン活動に関わる皆さんとノウハウや情報交換・交流を通し、それぞれの“〇〇の芽”を育てるデザイン活動の場をつくるデザすぷ(Design Sprout Bar)Vol.4を開催しました!
4回目となる今回は、新年会にふさわしくマネーフォワードさんとの共同開催にて、「各社が目指すデザイン組織とは?」をテーマとした2024年の抱負を発表頂きました。
rootと3社の皆様にLTとして実施頂き、それぞれの会社における取り組み事例について登壇頂きましたので、その模様をお伝えします!
目次
- 各社が目指すデザイン組織とは
- 総勢60名のデザイナーで話し合う懇親会
- 今後目指していきたいこと
- rootでは共にビジョン実現できる仲間を探しています!
各社が目指すデザイン組織とは
LTの登壇者としてマネーフォワード セルジオさん、ログラス 高瀬さん、AI inside 保坂さん、そしてroot 西村の4名と、約40名の参加者。また、rootとマネーフォワード各社から運営メンバーが加わり、総勢60名近くの方々にお集まりいただきました。
オープニング前には、参加者の皆さんと交流会として書き初めを行ってもらい、参加者それぞれの今年の抱負を一文字で書いてもらう時間を用意しました。
会社やポジションも様々な中、それぞれの想いをみなさん真剣に考えられており、また周りと談笑しながら、思い思いの文字を書いて下さりました。
書いていただいた内容は、それぞれX(旧Twitter)でもポストされており、みなさん有言実行すべく、熱くなっている中、イベントは開始!
本編となるLTのスタート。
各社事業や会社のフェーズも異なる中、各社が目指すデザイン組織をテーマに、2023年乗り越えた壁と、2024年に目指すデザイン組織の未来を各登壇企業ごとに語っていただきました。
それでは、各社の登壇内容について、見ていきましょう!
①株式会社マネーフォワード / CDO 伊藤セルジオ大輔 さん
マネーフォワード CDOのセルジオさんより、まず2023年に乗り越えられた壁として、「デザイナー100人の壁」について話して頂きました。
現在デザインチームとして100名を超える規模になった同社。組織が大きくなり横のつながりが希薄化することで現在同社で手がける50以上あるサービスの一貫性を保つことが難しくなる、という課題に対する取り組みとして、
Design Opsの立ち上げやDesigner Cedo & Cultureの設定、メンバーの成長を支援するためのガイドライン策定など、具体的な取り組み事例を紹介頂きました。
そんなマネーフォワードさんの2024年の抱負は漢字1字で表すと、「感」。これまでの快適レベルのデザインだけではなく、さらにその上の感動レベルを目指す元年にするべく、
機能的な価値だけではなく、圧倒的に使いやすい状態や心に訴えかける美しさなど、情緒的な価値も追い求める1年にしていきたい、と意気込みを語っていただきました。
②株式会社ログラス / デザインマネージャー 高瀬 光 さん
ログラス デザインマネージャーの高瀬さんより、まず2023年に乗り越えられた壁として、「デザインカルチャーの測定」について話していただきました。
2023年は従業員数が42名から140名と、約3.25倍の成長を遂げたログラスさんでは、理想の組織に向けた認識を合わせるために、理想の状態をレベル別に刻んでいくことで、フェーズごとにあるべき状態を定量化・測定している方法についてご紹介いただきました。
自社のデザイン投資やデザインカルチャーのレベルを定期的に測定していること。また、現在地・ここから向かっていく方向をメンバーとコンセンサスをとりながらマネジメントしている点についても触れていただきました。
そんなログラスさんの2024年の抱負は漢字1字で表すと、「昇」。
2024年もステージを上げていくために、マーケットイン、プロダクトアウトのバランス取りを行うこと、またそのためのUX探索チームの組成など、新しい情報が目白押しの発表となりました。
③AI inside株式会社株式会社 / CXO 保坂 浩紀 さん
AI inside CXOの保坂さんより、まず2023年に乗り越えられた壁として、「生成AIの波」について話していただきました。
昨年はChatGPTをはじめ様々な生成AIのサービスが生まれた激動の中、AI inside さんでも新しいサービスをリリースがなされ、企画開始からクローズドベータ版のリリースまでを約3ヶ月で行った事例と、高速リリースを実現するための具体的な取り組みとして、プロダクトビジョンの可視化を通した全社的なプロジェクト理解の促進など、具体的なHowについて語っていただきました。
そんなAI inside さんの2024年の抱負は漢字1字で表すと、「組」。
今後も事業をスケールするためにデザインシステムやデザインサイクルづくりといった仕 "組" みによるデザインを行っていくこと、また運用するために、他部署とも手を "組" みながら進めていくことについて、意気込みをいただきました。
④株式会社ルート / CEO 西村 和則
最後は当社 CEO西村の登壇。登壇者の中では唯一のデザイン会社であるroot。クライアントワークやその中でrootならではの取り組み内容を、乗り越えた壁や抱負とともに発表しました。
まず2023年に乗り越えた壁として、「デザイナーが活躍できない組織との対峙」についてお話ししました。
支援先のクライアントにて、デザインに対して期待していることがバラバラだからこそ起きる課題。それらを乗り越えていくためのアプローチとして、組織学習による失敗確率を下げるために、支援先のデザインチームにおける学習総量の最大化をしていくことの重要性など、3つの具体例について話させてもらいました。
そんなrootの2024年の抱負を漢字1字で表すと、「実」。
クライアントと共に事業・組織の成長を実現できるデザインパートナーとして、様々なステークホルダーや社外の方との多くの出会いを "実" らせ成果を出すこと。また、バリューにもある誠 ”実" さを体現し、人と人のつながりを大切にしながら、事業と組織を成長させていきたいと、今年の決意を語りました。
4社の登壇が終わり、Q&Aの時間では、X(旧Twitter)からの質問内容をオンタイムで登壇者に投げかけさせてもらい、各社それぞれが試行錯誤しながら取り組まれている生の声を聞くことができました。
質問くださった皆さん、回答くださった登壇者の皆さん、ありがとうございました!
総勢60名のデザイナーで話し合う懇親会
LTが終わり、最後は懇親会を開催しました!
今回は開催規模も大きく、様々な立場の人にお集まり頂いていたため、LT内容の詳細についてや各社のデザイン活動について、みなさん話に花が咲いていました。
新年最初のイベントであり第4回目を迎えた今回のデザすぷでは、総勢60名以上の方々にお集まり頂き大盛況の中、終えることが出来ました。
みなさん思い思いの抱負を抱き、LTや懇親会を通して、普段関わることがないような他社のデザイナーさんや他職種の人含めた交流ができる素敵な場となりました。
◎今回はマネーフォワードさんのオフィスで開催させていただきました!懇親会後には、オフィスツアーも実施頂き、みなさん素敵なオフィスを探索できる時間にもなりました。ありがとうございました!
最後は皆さんと、スプラウト(芽)のポーズで集合写真!ありがとうございました。
🗣️参加者の皆さんの声
「他社さんの組織の抱負を知れる、またとない機会でした!またLTは学びが多く、チームにもシェアしたいと思います!」
「LTでは、各社様々な壁に対してビジネスドメインも異なるなか、それぞれの取り組みや展望を聞けたことが印象に残っています!事業ドメインとスケールのさせ方から各社の戦略が垣間見え、参考になる点が多かったです」
「懇親会では、様々なフェーズのデザイナーの方々と語り合うことができました。みなさん意欲が高く、普段SNSで見かける方も多かったので、ぜひ次回も参加したいです!」
今後目指していきたいこと
デザすぷ Vol.4では、総勢60名以上の方々が参加くださり過去最大のイベント規模となりました!
今回はまたいつもとは違った方々との出会いも多くあったようで、さまざまなノウハウや情報交換をすることができました。
今後もテーマを選定し、そのテーマに深く関わる人たちとのつながりを大切にしたイベントを開催し、ノウハウや情報交換・交流を通して、それぞれの“〇〇の芽”を育てるデザイン活動の場にしていきたいと思っています。
ぜひ、次回のデザすぷ開催も楽しみにお待ちください。
rootでは共にビジョン実現できる仲間を探しています!
私たちは、「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」をVisionに、事業の成長によりそい、デザインを実践しようとする人々を支え、世界をより良く前進させていくことを目指しています。
共に、クライアントと事業の本質(芯)を見いだしながら、事業本来の価値をユーザーに届け、デザインの根源的な力を個から組織・事業へと広げることで、世界をより良く前進させていきたいという方!
ぜひ一度カジュアルにお話ししませんか?ご連絡お待ちしています!