こんにちは!アイスリーデザイン採用担当の三森です。
21年度新卒社員インタビュー第二弾。前回に引き続きエンジニアの登場です!今回は野田真理菜さんにお話伺いました。中学生でプログラミングの楽しさに目覚め、高専から大学へ進学しエンジニアの道を究めている野田さん。力を入れていた研究や課外活動のエピソードが充実したインタビュー、是非ご覧ください! Photo by イ ケイショウ(21新卒デザイナー)
野田 真理菜(Marina Nota)/通称 のたちゃん
1999年生まれ。2021年3月に豊橋技術科学大学 情報・知能工学課程を卒業。
高専から3年次に豊橋技術科学大学に編入し、『弱いロボット』で有名な岡田教授の元で、ロボットと人のコミュニケーションについて研究。趣味はクロスバイクとカメラ。
━━本日はよろしくお願いします!いきなりですが、結構遡って質問させてください!高専を卒業されてますが、高専に進学したきっかけはなんですか?
高専には私の兄が通っていたので、学校を知ったきっかけは家族なのですが、中学校のプログラミングの授業がとても楽しかったので将来IT関連の仕事をしたいと思い、情報コースへの進学を決めました。兄は機械コースで車やロボットの勉強をしていて、現在そういった分野の仕事に携わっています。
━━お兄さんの影響もあったんですね!大学ではどんなことをしていましたか?
授業ではプログラミングの基礎と、数学や英語、経済学論などを勉強していました。プログラミング言語は主に、Java、C言語、C#、Pythonあたりを広く浅く学んでいたのですが、フロントエンドにも興味があったのでHTML、CSSを独学していました。
『弱いロボット』の著者の岡田先生の研究室に所属していて、ロボットと人との関わりについて研究をしていました。自身が解決したいと思う課題からテーマを決めるのですが、エンジニアの問題解決の方法に、言葉に出して問題を解決して思考整理を促すラバーダッキングという手法があって、私はそれをロボットで実現したいと思い、胸ポケットに入れるロボットを制作しました。ロボットがいる時といない時の人の感情の違いをテーマに、ポケットにロボットを入れておくと作業を行う際に作業促進効果があるかどうか、共感が得られやすいか、という点において被験者実験をしました。ロボットがユーザーの声に反応して相槌をうったり声を発したり、ユーザーの顔を見上げる動作をしてくれるのですが、実験後に被験者の方にアンケートをとったところ、安心感を得た、作業が捗ったなどの結果が出て、そのデータを数値化し効果を証明することが出来ました。卒業研究の発表会があったのですが優秀賞に選ばれてすごく嬉しかったです。研究室のロボットは顔があって可愛いものが多く人気があったので、近くの図書館で展示もしていて、そういった活動も含め研究が楽しかったです!
━━ロボットめちゃくちゃかわいい…!!課外活動にも積極的に取り組んでいたエピソードを以前聞きましたが、具体的にどんなことをしていたんですか?
高専では全国高専プログラミングの競技部門運営代表を務めていました。大学では学園祭実行委員会に所属していました。豊橋技術科学大学の学園祭が【技科大祭】というもので毎年秋に行われるのですが、去年は残念ながら新型コロナの影響で中止となってしまいました。私は【技科大祭】のサイト制作をしたり、Instagram、Twitterを用いて主に広報活動を行っていました。
他には、エンジニア志望やITに興味のある学生が集うコミュニティ【Toyohashi Technology Laboratory(とよラボ)】の運営をしていました。豊橋を拠点に、IT技術に興味を持つ学生が交流できる機会を作り、課題解決の場として活動を行っていました。豊橋のまちが抱える課題についてアイデアを考案し、ITとオープンデータを用いた手段で具体化することを目的としたハッカソンイベントを行ったのですが、活動を通してチームプレーの大切さを感じられ、学生生活の中でも特に思い出に残っています。