全国に拠点を持ちながら、日々の現場で支援をつなぐこの仕事。
今回は、現場を知るメンバーだからこそ語れる「働く空気感」と「人としての変化」についてお話を伺いました。
まずは、チーム全体の雰囲気について教えてください。
全国各地に拠点がある仕事だからこそ、日常的に全員が顔を合わせて働くわけではありません。それでも、日々の成果や現場の状況は、コミュニケーションツールを通して常に共有されています。
どの地域で、どの現場で、今どんな動きが生まれているのかが可視化されていることで、同じ場所にいなくても「同僚も自分と同じように頑張っている」という実感を持てる。それが日々のモチベーションにつながっています。
月に一度は、関東エリアのメンバーが事務所に集まり、直接顔を合わせる機会もあります。年齢もバックグラウンドもさまざまですが、そこに流れている空気はとてもフラット。上下関係というよりも、同じ目標に向かって一緒に汗をかく「同志」に近い感覚です。
リーダーという立場にあっても、「上司」という距離感はほとんどありません。任されている責任はありながらも、雰囲気としては「みんなでどうやって良くしていくか」を常に考えるチーム。個々が孤立せず、良い意味で頼り合える空気感が、この仕事の居心地の良さにつながっています。
入職したらまず初めにどんなことをしますか?
新人メンバーが入職した際には、まず2日間の入職トレーニングがあります。ここでファンドレイザーとして必要な基礎知識を集中的にインプットし、その後すぐに現場へ出ます。
もちろん、2日間ですべてを完璧に理解することは簡単ではありません。だからこそ、最初から現場に立ち、実体験を通して少しずつ身につけていくスタイルを大切にしています。未経験が前提。だからこそ「現場で一緒に覚えていく」スタイルです。
現場では、リーダーや先輩メンバーが必ずサポートに入ります。全員が「知識も経験もゼロ」からスタートしているからこそ、分からない前提で、手取り足取り教えてもらえる環境があります。安心して挑戦できる空気があることは、この仕事を続けやすい理由のひとつです。
このお仕事は、チームとのコミュニケーションが大切になってくるのでしょうか。
ファンドレイザーの仕事は、一見すると個人の成果が重視される仕事に見えるかもしれません。しかし実際は、想像以上にチームプレーの要素が強い仕事です。個人プレーのようで、実はチームプレーなんです。
現場では2人、3人といった少人数で立つことが多く、人の流れや場所の特性を見ながら役割分担をします。誰かが説明をしている間に、別のメンバーが周囲に目を配り、タイミングを見て声をかける。自然と連携プレーが生まれる場面も少なくありません。
自分の成績だけを見るのではなく、「この現場としてどうすれば一番良い結果を出せるか」を考えられる方ほど、チームにフィットしていきます。個々の成果を尊重しながらも、最終的には“みんなで成果を作る”という意識が、この仕事の根幹にあります。
「つらいとき」はどのように気持ちを切り替えていますか?
現場では、うまくいかない日もあります。声をかけても誰も足を止めてくれない時間が続くこともあります。そんなとき、一人で抱え込む必要はありません。
一緒に現場に立つ同僚と相談し、「どうしたら今の状況を変えられるか」を一緒に考える。その積み重ねが、信頼関係を強くしていきます。上下関係ではなく、同じ経験を共有する同志だからこそ生まれる結びつきがあります。
この仕事をして、自分の中で何か変わったことはありますか?
この仕事を通して、最も大きく変わるのは「人の見方」かもしれません。
一見すると話しかけづらそうな方や、寄付には縁がなさそうだと感じてしまう人が、実はとても快く応じてくれる、という場面に、日々出会います。人は見た目ではわからないものです。働くうちに、固定観念が自然とほどけていきます。
逆に、自分の中にあった無意識の偏見や固定観念に気づかされることも多々あります。「人は見た目では判断できない」という感覚が、体感として身についていく。そうした経験を重ねることで、物事をより広い視点で捉えられるようになり、人としての成長につながっていると感じます。
今後の目標について教えてください。 ― 現場から、組織へ
チームリーダーとしての役割を担い始めてまだ日が浅い中で、まずは現場でのリーダーシップをしっかりと身につけることが目標です。その上で、将来的にはファンドレイザーが誇りを持って働き続けられるような制度や仕組みづくりにも関わっていきたいと考えています。
寄付文化がまだ十分に根付いていない日本だからこそ、仕事の意義や価値を働く側が実感できる環境を整備していくことが、重要であると考えています。
ファンドレイザーという仕事が、もっと多くの方に知られ、「やってみたい仕事」として認識される存在になること。それが、これから目指したい未来です。
個人で成果を追う仕事のように見えて、その実、支え合いと連携の中で成り立っているファンドレイザーの仕事。
現場での経験は、支援をつなぐだけでなく、人を見る目や自分自身の価値観にも静かに変化をもたらしていきます。
「まずはやってみる」——その一歩が、誰かの未来と、自分自身の成長に繋がっていきます。
少しでも心が動いたなら、その直感を大切にしてほしいです。
☆ファンドレイザーを募集中☆
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