不動産営業支援SaaS「PropoCloud」や不動産売買のプラットフォーム「カウル」などを提供している、株式会社Housmart。当社は「住を自由に」というミッションを掲げ、創業から現在まで成長をし続けてきました。2022年現在はフルリモート体制が定着し、メンバーは全国各地で働いています。
そんなHousmartの組織にはこれまでどんな変化があり、どんなカルチャーを築いているのでしょうか。コーポレート部門で長年活躍する、太刀川さんにお話を伺いました!
Housmartで不動産業界の「情報の不透明性」を解決するためジョイン
―最初に、太刀川さんのキャリアについて簡単に教えてください。
太刀川:新卒で中古車売買の大手企業に入社し、販売営業を3年半、新卒採用を1年ほど務めました。結婚を機に転職することになり、創業期のベンチャー企業にジョイン。
採用や労務関係の業務を1年経験し、組織の仕組みをゼロから構築しました。
大企業からベンチャーへのキャリアチェンジは大変な部分もありましたが、
サークルのような雰囲気があって楽しかったですね。
―なぜHousmartに転職されたのでしょうか?
太刀川:プライベートな事情で転職をすることになり、信頼しているエージェントの方からHousmartを紹介してもらいました。
不動産業界にはもともと興味がありましたし、何より私が経験した中古車売買と構造や課題が似ていると感じたのが転職のポイントです。
例えば中古車を企業が買い取る際の基準は、一般公開されていません。業者側でいくらでも情報操作ができてしまうような、透明性が低い状態です。
こうした「情報の不透明性」は不動産業界にも通ずるところがあり、Housmartで解決できればと感じました。
面接の場では、代表の針山がミッション・ビジョンについて熱く語ってくれたことに感銘を受けました。
また、私が希望する働き方の要望に柔軟に対応してくれたのも入社の理由です。
―2017年4月に入社されてから現在まで、どんな業務をされてきましたか?
太刀川:入社した当初はセールスチームの配属となり、1年半ほど売買仲介の営業を経験しました。当時はまだ社員が10名前後でしたが、徐々に組織が拡大し2017年9月にはコーポレート部門が立ち上げられました。私はその1年後にコーポレートに異動し、以後は約4年間にわたり、社内のイベント企画・運営や経理、人事労務、総務などを担当しています。
※2017年入社当時の太刀川
組織拡大や体制の変化を迎えてもお互いへのリスペクトと信頼感を保つ
―創業当初はどんな雰囲気の組織だったのでしょうか?
太刀川:私が入社した当時はまだオフィスも小さく、チーム間の距離がとても近かったです。違う職種同士でもお互いの空気を感じながら仕事をしていましたし、何か疑問があれば気軽に相談できるような雰囲気でした。当時からメンバーをリスペクトし合っていましたね。セールスチームが営業から戻ってきたら、みんなで「おつかれさま」と出迎えたりして。
今はフルリモートなので、そういう日常のやり取りの大事さが身に染みています。
―組織規模が拡大し、体制もフルリモートに移りました。現在はどのような変化が生まれていますか?
太刀川:現在組織の人数は50名弱ほどです。各領域に専門性の高いメンバーが参画し、The Model型の体制を構築しました。この変革はフルリモート体制を推進していく上で必須だったと感じています。現在はチームを細分化して各メンバーが自分たちの持ち場をしっかり守り、連携を取りながら事業を推進しています。
とはいえ、遠隔でチームが協働するのは簡単ではありません。
創業当初から組織の中にあったお互いへのリスペクトと信頼関係を持ち続けるために、
風土醸成の仕組みづくりを推進してきたいと思っています。
―太刀川さん自身がHousmartで成長したと感じるのはどんなことですか?
太刀川:組織の成長や変化に伴って自分自身のミッションがどんどん変わっていった分、
大きく成長できたと感じます。
もちろん大変な部分もありますが、「苦手だと思っていたけど意外と楽しい」
「これは自分に合っているかも」と実感できるようなさまざまな業務を経験できました。
今後の自分自身のキャリアを考える上での、土壌づくりができたような感覚です。
子育て世代が働きやすい、柔軟な環境づくりに注力
―現在のHousmartのカルチャーについても詳しく教えてください。
太刀川:直近でいうと、スペシャリティのあるメンバーが参画したことで少しだけ平均年齢が上がり、わいわいとした雰囲気から、やや落ち着きのある雰囲気になっているかなと思います。
メンバーはいわゆる「人が良い」方ばかりですね。フルリモートになって慣れないテキストコミュニケーションが続いていますが、毎回ちょっとした発信でもスタンプを押してくれたり、お礼を言ってくれたりと、少しでもコミュニケーションを活性化しようとしてくれる人が増えています。
また採用では特にミッション・バリューを重視しているので、やはり「住を自由に」「住まい探しの満足度世界No.1」という考えに共感している方が多いです。会社自身もバリューをしっかり評価基準に落とし込んでいますし、代表の針山はSlack上やミーティングで日常的にバリューに紐付いた話を発信しています。会社の意思決定も、バリューに沿って行うようにしています。
※バリューを体現した人に送られるバリュー表彰の様子
―制度面ではどのような特徴がありますか?
太刀川:社員にとって働きやすい環境づくりに注力しています。メンバーに子育て世代が多いのも影響して、フルリモートになる以前からスライド勤務や時短勤務を導入していました。
フルリモートに移行するにあたっては、これらに加えて在宅勤務手当を作りました。都内15拠点・横浜・大阪で使えるシェアオフィスも契約していて、社員が自由に出入り可能です。
現在は、社員が全国に点在しています。フルリモートになってから関西に引っ越し、のびのび子育てをしているメンバーもいますよ。
私も入社当時は勤務時間を調整してもらった経緯がありますし、社員一人ひとりに寄り添った働き方を実現してくれる会社だなと感じます。
※2022年4月に実施した半期納会の他己紹介プレゼン企画の様子①(インタビュー&プレゼン資料作成)
※2022年4月に実施した半期納会の他己紹介プレゼン企画の様子②(他己紹介プレゼン中)
会社への帰属意識醸成のため対面コミュニケーションにこだわりたい
―現在の組織の課題について教えてください。
太刀川:フルリモート環境はどうしても顔を合わせる機会が少なくなってしまいますから、社員が会社に対してしっかり帰属意識を感じられるようにするのが課題ですね。
コロナによる規制の状況も見ながら、オフラインで社員同士が会える機会を徐々に増やしていく予定です。
特に新入社員に対しては、人事面談を隔週で3回ずつ行っています。
面談で何かしらの課題があがった場合は、必要なメンバーをアサインし課題解決に向けて動きます。
新入社員が安心してオンボードできるように工夫しています。
また、今後課題解決のためにメンバーの人となりが分かるような企画を推進していきたいと考えています。メンバー同士の対談企画とか面白そうだなと。人となりや会社理解に繋がる企画を発信していきたいです。
不動産業界で自社ならではの価値と強みを発揮し、成長し続ける
―Housmartにしかないやりがいや面白さについても教えてください。
太刀川:不動産業界には課題が山ほどあり、各社がソリューションサービスを開発しています。その中で当社が提供しているサービスは比較的ニッチなポジションなので、シェアを獲得すれば大きく成長できるポテンシャルを秘めています。もともとtoCのサービスを運営していた強みもありますね。
そんなHousmartで働く面白さは、やはり急拡大する組織中で自身や組織そのものの成長を感じられる点でしょうか。
当社のミッション・バリューに共感できる、不動産業界の課題に対して当事者意識を持っているという方や、協調性を持って組織の成長に貢献したい方には、ぴったりマッチする組織だと思います。
―その中で太刀川さんがHousmartで実現したい目標はなんですか?
太刀川:大目標は、不動産業者と個人の両軸で事業を進め、「住を自由にする」というミッションを達成することです。
私は入社6年目の立場ですが、これまで組織の変遷を見てきた身として、特に直近の変化にはいろいろと考えさせられる部分がありました。
それを踏まえた上で、今後は私が携わってきた「組織・人」の部分について、丸ごと任せてもらえるような人材を目指したいと考えています。
今まで以上に強くアンテナを張り、なるべく課題が顕在化する前に解決できるよう動いていきたいです。
組織課題は大きいものが多いため、自分一人の力だけでなく、周囲の人も巻き込みながら、
自分自身の価値を発揮していきたいです。
―ありがとうございます。最後に、Housmartへの入社を検討されている方にメッセージをお願いします。
太刀川:ベンチャー企業には楽しいことがたくさんありますが、
その分苦しい、大変なことも往々にして多いものです。
しかし、大きな壁を乗り越えたときの達成感や喜びは、成熟した企業の中にいてはなかなか味わえません。そうした経験は、何より自分自身の財産になるとも思います。
Housmartは現在、フルリモート体制に挑戦している真っ最中です。
いくつもの課題を乗り越えながら制度や体制を整えた結果、全国から優秀な仲間が加わってくれました。
頼れる仲間たちと一緒に不動産業界を変えたいと強く願っていますので、
少しでも興味のある方はぜひ一度お話をさせてください!