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【中途採用者活躍記】中国市場進出を支えた、星野リゾートの「失敗を許容する文化」&「アジャイルな開発姿勢」

\ 星野リゾートは、ITの力で「旅は魔法」の世界観を実現するエンジニアを募集中です! /

弊社にとって中国⼤陸への初進出となった「星野リゾート 嘉助天台(かすけてんだい)」。海外進出に⼒を注ぐ弊社の中でもとりわけ重要な案件だった。異国 x 初PJTの成功の裏には、中途採用として入った二人のスタッフ・エンジニアの奮闘と、それを支えた「失敗を許容する企業文化」と「アジャイルな開発姿勢」があった。

◆異国の地、要件はあまり固まっていなかった

嘉助天台の開業PJTに参加したのが、中途採⽤で⼊社したプロダクトオーナーチームの仇信栄と運⽤チームの神⼾光だ。仇は現地ITベンダーのマネジメントや導⼊するプロダクトの選定などを担い、神⼾はネットワークインフラの設計を担当した。



「決まっている要件は半分程度。そして私達はあくまで運営者。ネットワークインフラのようなアセットはオーナー所有のため、システム導入に関してもオーナーとの調整が必要で非常にハードルが高かった。それに加え現地ITベンダーの技術⼒や対応⼒はまちまち。スタッフの反応などを⾒ながら徐々に最適な⽅向に進めていった」。仇はプロジェクトをこう振り返る。

ネットワークインフラを担ったのは、ウォーターフォール型が当たり前とされてきた業界で職歴を築いてきた神⼾だ。遂行する業務がインフラ整備であってもアジャイルな対応が求められたのだ。既にPJTが動き出していた中、神⼾は現地ITベンダーらが⼿掛けたネットワーク設計を調べることに。すると星野リゾートが⽇本国内の各施設に求めているセキュリティー⽔準には全く及ばないことが判明。急きょ想定・合意してた計画の⾒直しの必要性に迫られたのである。走り出しているPJTの中で抜本的に⾒直すのはリスクも⼤きく、コストコントロールも難しい。神戸は見直しを躊躇したという。

しかし、情報システムグループを統括する久本に相談すると、神戸の心配をよそに「ほかに良い案があるなら対応すべき」とすぐにOKが出たという。この時、「⾛りながら最善の⽅法を⾒つける進め方が、今まで働いた企業で経験したことがなく驚いた」と神⼾は言う。システム開発自体をアジャイル開発で行う例は多々見受けられるが、業務全体を⽀えるネットワークですらアジャイル開発の対象。結果、中国の開業プロジェクトは成功。今後の海外で施設を開く際のネットワーク設計の標準となる構成に仕上がり、⼤きなノウハウの蓄積につながったのだ。

◆中途採用者から見た星野リゾートとは

仇が星野リゾートに中途⼊社したのは2019年。前職のコンサルでは⽇本企業の中国進出⽀援やIT導⼊プロジェクトのマネジメントなどを担っていた。星野リゾートに⼊社した仇が感じたのは、「会社全体がアジャイルっぽい。当たり前のようにアジャイル開発のPJTがいくつも同時に走り、そして誰もが変化に強いことに驚いた」。「入社前にイメージしていた情報システム部⾨は、失敗しないようリスク回避する⽅向に向かいがち。でも星野リゾートは情シスに限らずみんながイニシアチブをとり、常に最善を目指す⽂化がある」と過去を振り返った。

ウォーターフォール型に慣れてきた神⼾は、前職はSIerや⾷品メーカーなどエンタープライズ型企業でインフラエンジニアして経験を積み、2020年に星野リゾートに⼊社した経緯をもつ。「(星野リゾートに)入ってみて、未知や、新しいものに抵抗感がない⼈が多いことに驚いた。まずやってみて、⾛りながらベストな⽅法を探る。生じた課題に向けてスピーディに解決の仕組をつくりながら最善を目指す雰囲気」、「そもそも現場のスタッフに多くの権限が与えられていて、施設の改善やサービス向上は現場で働くスタッフが考える。その雰囲気が当たり前のようにIT部⾨にも浸透している」と語る。

情報システムグループ ・プロダクトオーナーチームの仇信栄(左)と、同グループ・運用チームインフラ担当の神戸光(右)

◆星野代表をはじめ社内全体が、失敗を許容し次のチャレンジを支援する

「失敗を許容する⽂化があり、次に⽣かせばいいという考えが根強い。中国のプロジェクトは過去の失敗を踏まえて⾮常によい塩梅で開業できた。今後の開業の案件でも⽣かせる」と久本(情報システム部門責任者)は言及する。久本⾃⾝も一人情シス時代から、過去に何度も失敗を経験。内製化に踏み切る前はインドのオフショア開発に舵をきり、開発期間は国内で開発した場合の3倍かかったが品質は劣化するとう苦い経験をした。 

ただ星野佳路代表からは「今回はいい勉強になったじゃないか、久本さん。次に⽣かせるようにしよう」という⼀⾔だけで、何のお咎めもなかったという。「失敗を許容し、チャレンジを⽀援する。代表がそういう考えだからこそ、我々もどんどんチャレンジできる」(久本)


変化に強く、素早い対応。そして各々のスタッフが細かな改善を繰り返していくことで、短いスパンで良いものをつくりあげる――。アジャイル開発という言葉が世に広まる前から、当然のように行ってきた「チャレンジの末の失敗を許容する」星野リゾートの企業文化が今、アジャイル開発の実行に強い組織の土台となり、ITシステム内製化という時代を迎えた今、真の力を発揮しようとしているのではないだろうか。


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語り:仇信栄、神戸光、久本英司

インタビュー・文:高田康穂

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