こんにちは、ヒトカラメディアの採用担当です。
いきなり個人的な話になりますが、私は2015年から2019年までヒトカラメディアに在籍し、その後いくつかのベンチャー・スタートアップ企業を経て、2025年2月にこの場所に戻ってきました。いわゆる「出戻り組」です。
これまでにも、同じようにヒトカラメディアに戻ってきたメンバーが何人かいます。私自身もそのひとりとして改めて思うのは、他ではなかなか出会えない“ヒトカラメディアらしさ”を感じる魅力があるということです。
久しぶりにチームの一員として日々を過ごす中で、「やっぱりここが好き!」と思う瞬間が、何度もありました。
今回は、社内でも採用面接でもよく聞かれる
「なんで出戻ってきたんですか?」
「どんなところが好きなんですか?」
という問いに、私なりに整理して答えてみようと思います。
目次
1. 自分の言葉で、想いや考えを語る人たち
2. 多様だからこそ生まれるコラボレーション
3. 誰かの喜びを、自分のことのように喜べること
4. あいさつが自然と交わされるオフィス
5. 助け合いと、喜ばせ合いの文化
6. 日常のなかに、意図しない幸せを届けられる仕事
最後に
1. 自分の言葉で、想いや考えを語る人たち
ヒトカラメディアには、自分の想いや考えを、自分の言葉で語る人たちがたくさんいます。一見、当たり前のように思えるかもしれませんが、実はとても難しいことだと思っています。社内外にさまざまなステークホルダーがいる中で、つい正解っぽい言葉を選んでしまったり、建前で話さなければならない場面も少なくないからです。
ヒトカラメディアでは、Slackの「#自由帳」チャンネルや全社のキックオフなどの場で、「本当は不安だった」「めちゃくちゃ嬉しかった」といった率直な感情を素直に表現する人たちがいます。私は出戻ってきてまだ3ヶ月ですが、たびたび感謝の気持ちを涙ながらに語ったりするメンバーの姿も見かけました。
代表の高井も同じで、創業初期から変わらず、未来に対する熱い気持ちや葛藤を、自分の言葉でまっすぐに伝え続けています。ヒトカラメディアではアツい、ときには暑苦しいような話をしていても恥ずかしくない。10年以上経っても変わらない、そしてきっとこれからも変わらない価値観なのだと思っています。
2. 多様だからこそ生まれるコラボレーション
ヒトカラメディアでは、常時100〜200件のプロジェクトが同時進行しています。取り組むテーマも、「オフィス移転」や「空間づくり」から、「まちづくり」「文化の設計」まで、本当に多岐にわたります。
そして、そのプロジェクトを動かしているのは、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーたち。大企業やスタートアップ、建築・不動産業界、ITやコンサルやメーカーなど、経験も価値観も多種多様です。営業、ディレクター、デザイナー、広報、採用、人事、経理といった職種も幅広く、それぞれが自分の専門性を軸にしながら、自然に関わり合っています。
そんな中でよく見られるのが、「この人が詳しそう」「あの人にちょっと相談してみよう」という声。役職や部署に関係なく、日々いろんなところで声がかかり、コラボレーションが生まれています。
そうして始まったやりとりから、新しい視点が加わったり、ひとりではたどり着けなかった形が見えてきたりすることもあります。実際に、そうした関わりがきっかけとなって新しい事業が立ち上がったケースもありました。
こうした積み重ねが、5年前には想像もしなかったスピードで事業の幅が広がっている理由なのだと、日々感じています。
3. 誰かの喜びを、自分のことのように喜べること
誰かに嬉しいことがあったとき、Slackには絵文字のリアクションが次々と並びます。「おめでとう!」「すごいね!」「よかったね!」といった言葉が飛び交い、気づけばチャンネルが温かい空気で満たされていきます。
月に一度の全社会議キックオフでも、拍手をしたり、クラッカーが飛び交ったり、最近ではペット用の音が鳴るおもちゃも登場して、さらににぎやかなリアクションが溢れるようになりました🎉
単なる「仕事をする場所」ではなく、人と人として向き合いながら働いているから、こうした空気が育まれているのだと思います。それは、制度やルールでは簡単には作れない、ヒトカラメディアらしさのひとつだと感じています。
4. あいさつが自然と交わされるオフィス
朝来たら「おはようございます!」、外出のときは「行ってきます!」、帰るときは「お先に失礼します!」というあいさつ。一瞬のできごとですが、こうしたあいさつが自然と交わされるオフィスは、やっぱり心地いいです。
もちろん全員が同じテンションで声をかけ合っているわけではないけれど、それでいい。でも、誰かの元気な声が聞こえると自分も嬉しくなるし、逆に「あれ、ちょっと元気なさそう?」と気づける瞬間もある。フルリモートでは得られなかった、オフィスの価値を感じています。
5. 助け合いと、喜ばせ合いの文化
最近、Slackに「#婆さんやメシはまだか」というユニークなチャンネルができました。このチャンネルでは、何度も同じ質問をしても誰にも咎められません。「XXってどうやって使うんでしたっけ?」「XXってどこにありましたっけ?」といった質問が、100名近くものメンバーが見ている場で「@channel」で呼びかけられる。それが気まずくならずに済むのは、「きっと誰かが教えてくれる」という安心感と、ふだんからの信頼関係があるからです。
オフィスでも「ちょっといいですか〜?」と、誰かが誰かに気軽に声をかけている光景は日常のひとつ。誰かが困っていれば、部署や肩書きに関係なく、自然と手を差し伸べてくれる人が現れます。
そんな「助け合い」はもちろんのこと、「喜ばせたい」という気持ちも、あちこちで行動になって現れます。
たとえば、24卒のメンバーが「25卒の入社式を企画したい」と声を上げたり、メンター陣が「24卒の卒業式をやろう」と提案してくれたり、人事に向けてサプライズで表彰を贈ろうなんて時もありました。
どれだけ日々が忙しくても、「困っている人がいたら助けたい」「あの人を喜ばせたい」という気持ちが、きっかけになって次々と行動に移されていく。ヒトカラメディアらしいあたたかさと自発性がにじんでいると感じています。
6. 日常のなかに、意図しない幸せを届けられる仕事
ヒトカラメディアの事業は、オフィス移転やまちづくりなど、「空間」や「場」に関わることが中心です。
多くのサービスやプロダクトは、購入者や利用者に対して価値を届けるものですが、私たちの仕事は、その影響がもっと広く、思いがけないところにまで届いていることに気付かされました。
たとえば、オフィス移転を決めるのは経営者の方ですが、実際にその空間で毎日を過ごすのは、数名から数百名の従業員の皆さんです。移転後に「前よりもコミュニケーションがとりやすくなった」「このオフィス、居心地がよくて嬉しい」といった声をいただくことがあります。
まちづくりの現場でも同じです。クライアントはデベロッパーや自治体であることが多いのですが、まちを訪れた方から「こないだ●●に行きました!とっても良かったです!」と声をかけてもらうこともあります。
もしかしたら、ちょっと働くのが憂うつだった人も、嫌なことがあって落ち込んで歩いていた人も、ヒトカラメディアが携わった「空間」や「場」を通して、「あ、なんか面白そう」とか「今度、行ってみようかな」と思ってくれるかもしれない。
そんなふうに、私たちのつくった「空間」や「場」が、誰かの日常にそっと入り込み、ほんの少しでも前を向くきっかけになることもあるかもしれない。日々すこやかに過ごすヒトを増やしたいと願う私にとってやりがいを感じるお仕事です。
最後に
ひとつひとつの風景を振り返るたびに、「やっぱり、ここに戻ってきてよかった」と、あらためて心から感じます。
前職で悩んでいたとき、いまの上長にあたるヒトカラメディアの人事からかけられた、「これからは、どんな人と働きたいかで選んでもいいんじゃない?」という言葉が、今でも心に残っています。
若い頃の私は、「誰かと働きたい」と思う気持ちに、どこか後ろめたさや不安を感じていました。「その人がいなくなったらどうするの?」「自分一人でもやっていけるようにしなきゃ」と思っていたからです。「人間関係なんて、良ければラッキー」くらいに捉えていた自分もいたと思います。
でも今は違います。私は「この人たちと働きたい」と心から思えることこそが、何より大切にしたい価値だと気付きました。それぞれの“らしさ”を尊重し、互いに助け合い、感謝し合いながら、常に挑戦し続ける。そんなヒトカラメディアの文化が、私は大好きです。
「不動産」や「まちづくり」を掲げる会社は他にもたくさんありますが、ヒトカラメディアは、それらの事業成長の土台として、「人の想い」や「関係性」を大切にしている会社です。私たちの事業の根底には、いつも「人」があります。
お客様の悩みや不安、そして理想の状態に耳を傾けて、どんな空間を作り、どんなプロジェクトを動かすかにおいて、常に「人」として向き合っています。そうした姿勢にこそ、ヒトカラメディアらしさがあると感じています。
また、ヒトカラメディアには本当に多様なメンバーが集まっています。バックグラウンドや得意なこと、価値観はさまざまですが、「大切にしていること」に共通の軸を感じます。
どれだけ年齢や経験を重ねても、世の中に完璧な人なんていない。だからこそ、きっと寄り添って、お互いに足りないところを補い合って生きている。異なる視点があるからこそ、学びがあり、尊敬が生まれる。そんなチームでともに働くことが、いまの私にはとても楽しいです。
もし今、「どんな人たちと働きたいか」「どんな空気の中で自分の力を発揮したいか」を考えている方がいれば、ぜひヒトカラメディアを少し覗いてみてください。
興味を持ってくださった方がいれば、ぜひ気軽にお話ししましょう!お会いできることを楽しみにしています。