ヒトカラメディアのサテライトオフィスがある徳島県美波町。その海辺にある水産研究課美波庁舎の一画を整備した「ミナミマリンラボ」の内装プロデュースを行いました！

1年以上かけて進めてきたこちらのプロジェクト、最後は2018年2月17日から18日にかけてプランニング事業部の村山・八塚・小島・山内と企画編集部の森がデコレーションをしに行ってきました！

＜ミナミマリンラボとは？＞

まず、「ミナミマリンラボ」とは、地域の基幹産業である水産業の成長産業化をはじめ、様々な産業の振興を図るため、サテライトオフィスが有するIOT技術の活用など産学官オープンイノベーションを創出する拠点です。

こちらの建物の3階部分が「ミナミマリンラボ」です。水産研究所なので、建物の外には大量の藻の入ったタンクなども置いてあります。。！

「STUDIO」と名前の付いたこちらの部屋は、35席の作業内容に応じて選べる作業スペースです。立ち作業の作業台、4人掛けの作業台、5席の集中作業席の他、壁面ホワイトボードが使えます。オフサイトミーティング、ワークショップや映画鑑賞会にもぴったりです。そして何よりも海が見えるのがポイントです！

外階段からはこの距離！近い！ここは、毎年ヒトカラメンバーが参加しているトライアスロン大会の出発地点でもあります。

◎【ヒトカラ日記】祝入賞！ひわさうみがめトライアスロン大会@徳島県美波町！

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「LIBRARY」と名前の付いたこちらの部屋は、8名の会議スペースとして予約利用できるほか、美波町へ関わる多彩なメンバーから寄贈された図書を閲覧できるスペースです。大型モニターを使った遠隔会議にも使えます。

海と反対側の窓から見える景色は、山のてっぺんに「日和佐城」と、ゆっくりと川を進んでいくボート。都市ではなかなか見られない、自然を感じる眺めです。

＜デコレーションのはじまり＞

東京からどっさりデコレーショングッズを持ってきました。普段、プランニングに関わってない私は初めて見る工具もいっぱいでした！

近くの海岸で材料探しも。立派な流木や石、ロープ、貝殻など、意外にも使えそうなものがたくさん落ちていました。どれも適度に汚れていたりして、作られたものを買ったりするよりも味がありました◎

「マリンラボ」の名前に合わせてマリン柄のガーランド、バルコニーにはちょっと一息つくためのスタンディングで使うテーブル、ウミガメが上陸することで有名な徳島県美波町なので、いたるところにウミガメのペイント、「CAFE」スペースにはワインの木箱を並べて本棚にしました。町のみなさんも一緒に、斜めに設置したのは波をイメージしています。

ステンシルを使ってペイントしたり、黒板にはチョークで描いたり・・

連絡や告知などを貼り付けるための掲示板スペースは、A4サイズのクリップボードの裏に両面テープを貼り付けて壁にペタペタペタ・・（まずは青いマスキングテープを貼って、位置を決めています）

＜ランチは金時豆のお好み焼き？＞

途中で一息入れるために、ランチは「お好み焼き　天花」へ！全員、ちょっと恥ずかしくなるほど手がペンキだらけでした。。「豆もち玉」にはなんと「金時豆」が入っていて、スイーツのように甘くとっても美味しかったです！また食べたい！

＜デコレーション再開！＞

ステンシルで貼ったウミガメたちは、こんな感じにいたるところを泳いでいます。ペンキなので、しっかりとコンクリートや木材にも貼り付きます。（「LIBRARY」のRの文字の中にもウミガメが！）

木材の看板は、海に落ちていた長い長い板をノコギリで切っていき、ドリルで砕きながらそれっぽく割れている形にしました。ステンシルでロゴを描き、壁に掛けました。黒い看板には、海で落ちていた流木をネジで付けたり、石にロープを巻き付けて倒れないように固定しました。プランニング事業部メンバーたちの発想力にビックリです！

黒板には、ヒトカラメンバーも参加している地元の大きなお祭り「日和佐八幡神社秋祭り」で、約1トンの重さがある「ちょうさ」を50人以上の男性たちが担ぐ様子を山内が描きました！（すごい！）

◎【ヒトカラ日記】日和佐八幡神社秋祭り2016・後編♪

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表側には、徳島県美波町名物の「日和佐うみがめトライアスロン大会」の様子も小島が描きました！今年も参加しないわけにはいきません・・！！

こうして、3つのスペースに分かれた「ミナミマリンラボ」が完成！！

ちなみに、私のお気に入りはこちら！バルコニーのテーブルです。お仕事に集中したあと、波の音を聴きながらコーヒーなんて最高ですよね♪

「LIBRARY」スペースには、後日こんなコーナーも出来上がりました！美波町にサテライトオフィスを構える社長たちのオススメの本コーナーです。

弊社代表・高井もバイブルである岡本太郎の「自分の中に毒を持て」を寄贈させていただきました。高井が大学時代に読み、熱量を持って、個を持って、それを貫き通す岡本太郎の生き方に当時感銘を受けたそうです。これをきっかけに他人の評価の中で生きるのではなく、自身の誇りと納得感を軸として生きるスタンスが身についたそう。そしてそこからは、できるかできないかではなく、やるかやらないかという選択肢しか無くなったとのこと。。！高井らしいエピソードです。

1週間後の2018年2月25日には、美波町の関係者の方々とともに開所式を開催して、代表・高井とプランニング事業部の斎も参加させていただきました！さっそく「CAFE」にあるフォトスペースを大活用です！

＜番外編＞

夜ごはんは、この町一番の居酒屋「つくし」へ！みんなが徳島県美波町のサテライトオフィスに行くたび楽しみな場所です。

このラーメンが絶品！一気に疲れも吹き飛ぶ味でした！

＜最後に＞

2017年4月30日＠美波町と5月17日＠渋谷では、美波町にサテライトオフィスをもつ企業のみなさんたちと一緒に「美波町でこれから挑戦しようとしていること」「コワーキングスペースの活用イメージ」といったことをテーマにみんなで考えるワークショップも開催しました。

「ミナミマリンラボ」は、これまでほとんど交流のなかった町内の漁業者とIT関連の企業とを結びつけ漁業の新しいビジネスモデルの創出などを目的として作られています。

目的に合わせて使い分けることができる「STUDIO」「CAFE」「LIBRARY」の3つのスペースだけではなく、海が見えるバルコニーも魅力的です。もちろん無線LANのWi-Fiもばっちり整備されています。

すでに町内のIT関連の企業3社が利用することにしていて来月末まで試験運用を行い、4月から本格的に運用が始まる予定です。

この場所から、町のみなさんが繋がって、新しい波が生まれることを願っています♪