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【委員会制度「SDGs委員会」の取り組み紹介】「⾷」との出会いを楽しみ、フードロス削減に貢献するアプリ「Tabe nate」を開発
AIソリューション事業を手掛ける株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠田 庸介、以下「ヘッドウォータース」)には、社員が会社に必要と思ったルールや仕組みを自ら整える「委員会制度」があります。テーマに沿って委員会を立ち上げ、メンバーは社内環境をより良くするために試行錯誤しながら日々活動しています。
今回は、委員会の1つ「SDGs委員会」が開発した、食との出会いを楽しみながらフードロス削減に貢献するアプリ「Tabe nate(たーべ ねーと)」について紹介します。
「SDGs委員会」について
SDGs委員会は、ヘッドウォータースがSDGsに取り組むための基盤作りを目指して設立されました。SDGsに関心を持つメンバーで構成され、SDGsに関するワークショップや社員意識調査、会社資産の有効活用など、都度その時々で行う活動を相談しながら進めています。
今回、食品ロスを考えるワークショップで生まれたアイデアをもとに、Tabe nateプロトタイプを開発しました。
Tabe nateの概要
Tabe nateは、今まで知らなかった食材や料理と出会うことで、「食べる」を発見や体験として楽しめるAIアプリです。また、お店の在庫データと連携させることで、在庫の全食材を生かしたランダムオーダーを提案、フードロス削減にも貢献します。
<Tabe nate利用の流れ>
▼デモ動画はこちらをご覧ください
https://youtu.be/KpRWcfLYQUs
Tabe nate開発メンバーの想い
開発メンバー:(左から)吉岡さん、池内さん、佐々木さん
・システムアーキテクト作成、開発担当:池内さんコメント
「Tabe nateの開発は、言語をTypeScript(Next.js)とPython(FastAPI)、クラウドをAzureで行いました。いずれもヘッドウォータースが得意とする技術です。Web・AIエンジニアの私にとってAzureアーキテクトを考えるのは初めてでしたが、社内の詳しい方にも協力してもらい完成させることができました。 ワークショップでアイデアを出すだけでなく、自分達の技術力を駆使して動くAIアプリまで作れたのは、委員会制度や‟面白そう、やってみよう"をクレドに掲げる社風の表れだと思います。 Tabe nateには、まだまだ進化の余地があると思っています。お客様への料理提案にChatGPTを組み込むといったアイデアが次々と浮かんでくる状態です。今後も、こういったSDGsへの取り組みを活性化させていきたいと思います。」
▼Tabe nateのアーキテクト
・ロゴ、UIデザイン担当:吉岡さんコメント
「フードロスという身近な社会問題に対して、全てのステークホルダーが喜ぶカタチで解決できる企画アイデアであることが伝わるよう、大衆的な居酒屋での利用を想定した『お得感』、『楽しさ』、『ワクワク感』を醸成するデザインを表現しました。利用者にはコスパ・タイパよく健康的な料理を提供し、飲食店には食材の有効活用で売り上げ安定に貢献し、さらにフードロス削減にも貢献するTabe nate。こうした‟三方よし"になるSDGs施策をどんどん生み出して社会貢献できるよう、委員会活動に取り組んで行きたいと思います。」
・ワークショップ企画、開発ディレクション担当:佐々木さんコメント
「ヘッドウォータースグループがSDGsと向き合う最初の足掛かりとして、誰にとっても身近なテーマである『‟食"に対する価値観を問い直すワークショップ』を実施したいという思いが、このプロジェクトの発端でした。
食の豊かさとは何か?を考える中で見えてきた、『初めて食べる食材の味を知った時』や『食を通じて人と場を共有した時』に感じる心の豊かさと、フードロス削減による社会全体の豊かさ。この2つの豊かさをアプリに込めました。
これからもSDGsに関わる様々なテーマのワークショップを企画し、さらに多くのメンバーを巻き込んで活動して行きます。そして将来的には、そこで生まれたアイデアを形にし、実際に社会課題を解決するサービス提供をできたら良いなと思っています。」
Tabe nateが目指す、⾷材との出会いを味わう未来
⾃分や⼦供達の世代が、⾷べることを単なる「補給」としてではなく、「発⾒」や「体験」の⼀つとして楽しめていることを想像すると、ワクワクしませんか?
・実は⾃分が⼤好物と思える⾷材が知らないところにあるかもしれない。
・⾷べようと思ったこともなかった料理が、実は予想と違う味かもしれない。
そんな素朴な発⾒を幸せに感じることができたら、⼼の豊かさや⾷材への価値観が変化していくのかもしれません。
⽇本では毎年約520万トン以上の⾷べ物が、まだ⾷べられる状態で捨てられていると推計されています。(※)
フードロスの背景には様々な問題がありますが、Tabe nateを利⽤することで「⾷」との出会いを楽しみながらフードロスの削減に貢献することができます。
※ 2023年6⽉9⽇ 消費者庁「令和3(2021)年度 ⾷品ロス量推計値の公表について」
今後、SDGs委員会では、Tabe nateを活用したフードロス削減への貢献を含め、ヘッドウォーターがSDGsに取り組むための基盤作りに取り組んで行きます。