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最近「SDGs」という言葉をよく聞いたり見かけたりしますよね。国や企業などでよく取り上げられており世界でもこの取り組みを推奨しています。もちろん弊社もSDGs委員会が立ち上がり取り組みを進めております。
ではSDGsとは一体なんのことでしょうか。
SDGsとは英語で「"S"USTAINABLE "D"EVELOPMENT "G"OAL"S"」の略。「持続可能な開発目標」という意味です。簡単に言うと、世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題などの長期的な解決に向け、2030年までに行動していこうという計画・目標です。
また「持続可能な」とは人間の活動が自然環境に悪影響を与えず、その活動を維持できることを意味しているそうです。そのためよく企業では捨てている素材を再利用したり、プラスチックなど環境に悪影響を及ぼすものの廃止などを進めていますよね。
目に見えた異常気象など、今後私たちが生きていく世界を守るために環境への取り組み等を強化していきたいところです。
環境への取り組みが良く話題に上がりますが、SDGsに上げられているテーマは17あり、それぞれのテーマにおける取り組みが行われております。
さてさて、本題ですが、ヘッドウォータース(※以下略HWS)ではSDGs委員会が今回「食」に関してのワークショップを行ったのでご紹介させていただきます。
また、今回ワークショップに参加した委員長・メンバーに委員会/ワークショップについてインタビューしました。
SDGs委員会について
ーHWSのSDGs委員会はいつ発足したのでしょうか?
委員会として正式に認められたのは2022年1月からで、活動としては2021年7月から(非公式ですが)本格的に活動しております。
ーSDGs委員会作成した目的・きっかけはなんでしょうか。
世の中でSDGsへの関心が高まっている中、HWSではそのような活動がないことに気づき、「HWSで社会課題に対する取り組みとかはしないんですか?」という話を社内でしたところ、「ないのならば自分でやってみれば良いじゃん」となり活動を始めました。また、意外にもSDGsに関する意識調査アンケートを社内で実施した結果、ほとんどの社員がSDGsへの取り組みの必要性を感じていたので、委員会として活動しようということになりました。
HWSの手を挙げればできるというシステムですね!
ーSDGs委員会は普段どのような活動を行っていますか。
日々の生活の中で感じたことをベースにメンバー内で議論したり、社内向けにコンテンツを発信したりしています。SDGsそのものについて啓蒙するというよりは、長期的な目線で社会について考え行動する社員を増やすことを目的としています。
一方で、社用PCの継続使用年数調査やリモートワークによる二酸化炭素削減効果の調査など、今のHWSがどのように社会や環境と結びついているのかを可視化するような取り組みも行っています。
今回のワークショップについて
ー今回なぜ「食」というテーマのワークショップにしたのでしょうか。
「身近なテーマでSDGsを知りたい」という社内のニーズがあったからです。委員会を設立したばかりの頃、「SDGsとは何か?」みたいなざっくりとしたテーマで音声配信をしたことがあったのですが、その時はSDGsというテーマがあまりにも広すぎて抽象的な内容になってしまいました。参加してくれた人に話を聞くと「もっと身近なテーマの方が分かりやすそう」という声がとても多かったので、誰もが身近に感じられるテーマとして「食」を選びました。
ーワークショップを開いた理由/目的は何でしょうか。
委員会の目的として、「社会について考え行動する社員を増やす」というところは大事にしているので、参加者が自分ごととして考えられる場を作るため、設立当初からワークショップ企画を活動の軸にしようと考えていました。
また、創造的な場を作りたいという理由もあります。SDGsに関わる課題に対して解決策を考える時、それはそのまま「どんな未来が望ましいと思っているのか?」を考えているとも言えると思います。今とは違う、まだ無い未来を想像し、今できる具体的なアイディアを作るためにも、創造力を発揮しやすい場を作ることが必要だと感じていたためワークショップを開催しました。
ー今回のワークショップで行った内容を教えていただけますか。
はい。今回のワークショップでは、以下のスケジュールで進行しました。
【スケジュール】
引用:「アイデアスケッチ アイデアを〈醸成〉するためのワークショップ実践ガイド」BNN出版
まずイントロダクションでは、今回のワークショップテーマとなる「食」の食品ロスに対してどのように解決していくかを背景に、「現代の私たちの食とは何か」をテーマとして、より食について考えてみました。またそこから具体的な議題として「食材を手に入れるまでの過程が熱狂するほど楽しくなるアプリケーション・サービスを考えよう」という議題に挑戦しました。
マトリクス作成では、上記の議題に、”誰が食材を手に入れるのか”、”生活のどのような場面で食が熱狂するほど楽しく感じるか”を参加者に考えてもらい、意見を出し合いマトリクスにしました。次に各自でお題に対しアプリを作成してもらうのですが、今回はスケッチを用いるため、スケッチについて少しコツを教えた後、それぞれが思う「食が楽しくなるアプリケーション」を考えていただき、下記アイディアスケッチのように頭の中にあるアプリケーションをイラストで具現化していきました。
食事決めアプリ
内容:何を食べるか悩んでいる人に向けて好みなどのデータを入力することにより、最適な、また自分では選ばない食事を提案してくれる、毎日の食事を楽しくするアプリケーション
1回目のスケッチ共有では各自で考えたアプリケーションを上記スケッチのようにそれぞれ描いていただき発表。2回目のスケッチ共有では、1回目で共有した他の人のアイディアから組み合わせ発展させてもらうような展開を考えていたのですが、今回はある参加者が出したアイディアに賛同が集まったため、そのアイディアに絞って発展させていく形になりました。1つにアイディアを絞ったことにより内容が醸成していったので面白い展開になりました。
投票時はすでに1つのアイディアに絞れていたので時間はとらず、出ていたアイディアをより具体化させるために、実現可能かまた実行可能か、というところまで内容を落とし込んでいきました。
そして最終的に現実でも実現できるような仕組みの「食」に関するアプリケーションを完成させました。
今回出たアプリケーションのアイディアはかなり精巧なものが出来たので、実際に実現できないかというところを検討しています。
撮影で入らせていただいきましたが、みなさんアイディア出しが活発ですごく楽しそうでした!
またIT会社というところあるので、新規アプリ開発についても具体的なアイディア出しがすごかったで
すね。
はい、かなり収穫があったと思います!
ー今回のワークショップについて感想を教えてください。
とても良かったと思います!アイディアを参加者全員で作り上げていくことの手応えを感じることができました。今回のワークショップではアイディアを「醸成する」というコンセプトがあって、誰か一人に良いアイディアを出してもらうのではなくて、最初はありきたりなアイディアでもワークショップを通じて最終的に良いアイディアへと発酵させることを目指していました。実際、今回はある参加者が出したアイディアを別の参加者がアレンジして、そこから全員が納得できるようなアイディアへと生まれ変わっていった場面もあり、アイディアが醸成する瞬間を感じられたように思います。
反省点としては、実用的なアイディアが沢山出た反面、食の未来を考えワクワクするような想像を育むことはできなかったので、そういった斬新さも誘発できるとより面白かったかなと思います。
ーでは最後の質問です。今後ワークショップ第2回はありますか。あるとしたらどんなテーマにしようと考えていますか?
あります!次回は暫定ですが、「多様性」という大きなテーマを扱おうと思っています。ワークショップで取り上げるテーマとしては、「障がい者雇用」「ジェンダー」といったもう少し具体的なテーマになると思います。2022年9月頃に社員がSDGsについての情報を閲覧・投稿できるようなTeamsチャネルを開設しましたが、そこのやり取りを通じて多様性に関わるテーマに関心のある社員が多いことが分かったので、このテーマを選びました。
質問に答えてくださりありがとうございます!
次回のワークショップも楽しみですし、SDGs委員会の今後にもに期待ですね!