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こんにちは、hacomono CTO の工藤 (@macococo) です。
このたび、株式会社 hacomono はシリーズDで46億円の資金調達を実施しました。関係者の皆様への感謝の思いと、改めて身の引き締まる思いです。
hacomono は「ウェルネス産業を、新次元へ。」というミッションに向かって、ここからさらに大きく踏み出そうとしています。そのためには私たち自身が成長し続けることはもちろん、新たな仲間も必要です。
そこで今回、私自身の視点で hacomono の事業やプロダクト、そして組織の魅力を自慢するつもりでご紹介したいと思います。まだ十分にお伝えできていない部分もあるかもしれませんが、少しでも興味を持っていただければ幸いです。
目次
- 8,000 を超える店舗で利用される “hacomono”
- “ウェルネス”という誰にとっても身近なテーマ
- 磨き上げてきたプロダクトのこれから
- このフェーズだからこそ見える、新たなチャレンジ
- 終わりに
8,000 を超える店舗で利用される “hacomono”
シリーズCからの事業成長
hacomono は、当初はフィットネス領域を中心にスタートし、24時間ジム、インドアゴルフ、総合フィットネス、スクールや公共施設といった、多種多様なウェルネス関連の施設を支えるオールインワン SaaS です。2023年4月のシリーズC発表時点では導入店舗数が 3,000 店舗でしたが、現在では8,000 店舗を超えるまでに拡大しています。
私の家の周りにも、hacomono を導入している店舗がいくつもあります。「通っているジムで hacomono 使ってるよ」と声をかけていただく機会も増え、確実に世の中に浸透していると実感しています。
ここまで勢いを落とさず成長できたのは、業界関係者の皆様の応援やフィードバック、そして粘り強く関係を築いているビジネスチームの圧倒的な強さのおかげだと思っています。開発チームもそれに負けないよう、期待を上回れるように取り組んでいきます。
“ウェルネス”という誰にとっても身近なテーマ
私たちが向き合う「ウェルネス」は、誰にとっても身近で共感しやすいテーマです。コロナ禍やリモートワークの普及、ワークライフバランスの変化などを背景に、健康への意識はこれまで以上に高まっています。
私自身も40歳を超えてから体重が増えやすくなったり、肩の痛みを感じたりと、身体の変化を実感しています。今は週1回のパーソナルジムとウォーキング、土曜日は仕事から離れて家族とリフレッシュする時間を作るよう心がけています。
「今はそれほど気にならなくても、いつか自分や家族、身近な人の健康が大切になる瞬間が訪れる」── そんな意味でも、私たちが取り組むウェルネス分野は社会的な意義だけでなく、自分にも直結する手触り感のあるテーマだと感じています。
磨き上げてきたプロダクトのこれから
2019年に初めて SPORTEC に出展
hacomono リリース当初、私たちはフィットネス業界最大級の展示会「SPORTEC」に当時のメンバー全員で参加していました。ブティックジム向けのシステムとしては一定の手応えを得ていたものの、それ以外の業種に提案しようとすると、まだまだ大きなギャップを痛感したのを覚えています。
オールインワン・マネジメント (採用資料より)
そこからはひたすら開発と検証を繰り返しました。インドアゴルフやコンビニジム、ピラティスなど新たなトレンドにも合わせながら、多種多様な店舗運営に必要な機能を揃えるオールインワンSaaSへと進化してきました。ソフトウェアだけでなく、IoTチームを立ち上げたことによりアプローチの幅も大きく広がりました。お客様の声に耳を傾け、地道に検証を続けた結果でもあり、“磨き上げてきた”という表現がぴったりかもしれません。
今後も積極的に投資し、取り組みたいテーマがたくさんあります。現在は店舗運営の省力化・効率化に注力していますが、今後はより店舗経営をサポートし、トップラインを引き上げるようなソリューションにも力を入れていきたいと考えています。
- スクール系機能の拡充
- Fintech サービス拡充
- 分析・CRM・MA 機能の拡充
- IoT x AI、AI 活用
- 新規サービス立ち上げ
- そのほかにも多数のプロジェクトが進行中
このフェーズだからこそ見える、新たなチャレンジ
「hacomono はもう組織が完成しているように見える」という声をいただくことがあります。確かにメンバー数が100名を超え、以前より整ってきた部分はありますが、それでも課題は山積みですし、このフェーズだからこそできる新たな挑戦も数多くあります。
株式会社hacomono「hacomono」が無人民泊システムとして、愛媛県の「空き家」「インバウンド誘客」「歩き遍路向けの宿不足」の課題をDXでwww.hacomono.co.jp
自治体が推進するまちづくりの一環として hacomono が導入される事例も増えてきています。街の中で人々の生活を支えるインフラとして、私たちのサービスが活用される。そんなワクワクする未来に手が届き始めました。
さらに導入店舗数が 8,000 店舗を超え、今後は1万件以上の利用も視野に入ります。この規模感で会員や予約、入退館、決済などの多様なデータが集まるのは非常に貴重なことですが、まだまだ十分に活かしきれていません。これを活用して店舗運営をより効率化し、ユーザー体験をアップデートしていくことは、今後の大きなテーマになっていきます。hacomono が IoT 領域にも積極的に取り組んでいるのは、UX の向上だけでなく、リアル店舗のデータを活用する基盤づくりという側面もあるからです。
2022年の SPORTEC 出展タイミングに合わせた駅のプロモーション
以前、私たちは「日本のフィットネス参加率を3%から10%に」というプロジェクトを実施したことがあります。運動習慣のある人を増やしたい、あるいは体を鍛えるだけでなく心身の健康という広い意味でフィットネスを捉えたい、そんな想いを込めたものでした。私個人としては、ウェルネスにかかわるすべての人に向けて、ただの DX ではなく、「ウェルネス産業を、新次元へ。」というミッションの実現に向けて進んでいくことを約束をしたのだと捉えています。
施設を予約するところから来店、入会、退会、そして再開に至るまでの体験を、もっと便利で快適にしていく。人々のライフスタイルが変化するなかで健康や運動を続けやすい環境づくりを支える、エンドユーザーからも選ばれるプラットフォームを目指せるフェーズに、私たちは来ています。
終わりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。この記事が、今の hacomono を少しでもお伝えする機会になれたら幸いです。自慢になっているかはわかりませんが、私なりに魅力を詰め込んでみました。
私が hacomono に転職を決めた大きな理由の一つが、“子どもに自慢できるものを作りたい”という想いでした。うちの子はスクールに通ってサッカーを頑張ってるのですが、先日子どもがファンのサッカークラブのスクールで hacomono が導入されていると伝えたら、「すげーじゃん」と言ってくれました。思ったよりあっさりした反応でしたが、ささやかながら夢が叶った気がします(笑)
これは私のバックグラウンドですが、メンバーそれぞれも色々な想いを持っていると思います。そんなチームがミッションを軸にここから先のウェルネスの新しい形を創る。そんな hacomono の挑戦にぜひ加わっていただいたり、応援していただけると嬉しいです。
興味を持っていただけた方はぜひ hacomono シリーズD特設サイトにアクセスしてみてください。
2/12 19:00 に会社説明イベントも色々お話しするのでこちらもぜひ!