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【キミスカ】は、新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスとして12年以上の歴史を重ねてきました。ただ、そこに至るまでの道のりは決して一本道ではありません。常に変化と向き合い、時に試行錯誤を重ねながら、サービスも、チームも、そして会社そのものも進化していきました。
今回は、【キミスカ】がなぜ生まれ、どう成長し、どこへ向かおうとしているのか。そこに込められた想いを立ち上げ当初から関わってきた、事業部長 加藤の想いとともにお届けします。
リーマンショック明けの就活市場で生まれた"選考状況シェア"というアイデア
【キミスカ】が生まれたのは、リーマンショックの影響が落ち着き始め、企業の採用意欲が徐々に回復していた頃でした。学生の数は年々減少傾向にあり、売り手市場が形成される中、企業はこれまでの手法だけでは優秀な人材に出会いにくくなっていました。
当時、私たちは新卒紹介エージェントとして学生さんの就職支援を行っていましたが、最終選考まで進んだ学生が"惜しくも落ちてしまう"という場面を多く目にする中で、ある疑問が湧きました。
「この学生さんが最終選考まで進んだことは、どこかの企業にとって貴重な実績になるのではないか?」
その努力や評価が、次の企業に引き継がれることはなく、また一からやり直しになる。そんな状況を少しでも変えたい。そこで生まれたのが、"選考状況を共有できる就活サービス"という新しい発想でした。
今でこそダイレクトリクルーティングサービスは一般化しましたが、当時は学生さんが企業に応募するのが当たり前。企業からスカウトを送るという概念自体がまだ浸透していませんでした。だからこそ、今までの選考状況をシェアすることで、新たな出会いの機会をつくるという仕組みは、ある意味で挑戦でした。
スカウトの力で、学生さんに"気づき"を与える
キミスカを立ち上げた背景には、初めて就活に挑戦する学生さんが、今までの価値観や知識で就職先を選んでしまう現実への課題意識もありました。最初から自分にぴったりの業界や企業を見つけることは誰しも難しいものです。
サービスを立ち上げて数年後、学生さんのデータを分析する中で、登録時に志望していた業界と異なる業界に就職した学生さんが半数を超えていました。「私はこの業界に行きたい」と思い込んでいても、実は別の業界や職種のほうが向いていることもある。これは単に希望が変わったというよりも、スカウトを通じて新しい視点を得たからだと私たちは考えています。
細部に宿るアップデートの積み重ね
サービスの核である"スカウト"は、創業当初から変わっていません。しかし、その土台の上には、時代に合わせた数多くの機能改善が積み重ねられてきました。
たとえば、学生さんが登録する情報も常に進化しています。自己PRだけでなく、将来のビジョンや過去の経験、会社選びの軸、社会人も利用している適性検査など、より深く個性を表現できるような項目が加えられています。また、企業が学生を検索するための条件も、時代とともに多様化しており、より柔軟にターゲット設定できるようになりました。
さらに、毎年就活を支援している弊社だからこそ持っているノウハウをもとに、自己PRの書き方や企業選びのセミナーの開催や、学生さんの就活準備をサポートするSPI対策、プログラミング資格やマーケティング学習機能も随時追加。単なるスカウトサービスから、就活全体を支えるコンテンツへと進化しています。
一方で、競合サービスが増え、"スカウトされること"が目的になってしまう傾向が見えたとき、改めて"【キミスカ】らしさとは何か?"を定義しました。
そこで生まれたのが、「ありのままの自分を好きだと言ってもらえる喜びを君へ」というコンセプト。これは、私たちが目指す就活体験の理想像そのものです。
PACとの連携で、"活躍まで見据えた採用"へ
2023年、【キミスカ】はプラスアルファ・コンサルティング(PAC)とグループとなり、タレントマネジメントシステム タレントパレット との連携を開始し、今も各機能の連携を推進中です。
新卒採用は、性質的に毎年0からスタートするため、今年の前半がうまくいかない、となっても改善した施策を試せるのは1年後以降になります。
そのため、改善サイクルが回りづらいという課題がありました。
この連携によって、就職した後、入社し、どのように活躍していったか、のデータが取得できるようになったことで、採用の"その後"まで見据えた価値提供が可能になりました。
就活のゴールは"内定"ではなく"活躍"です。活躍しているデータを元に採用が改善され、学生さん側とも適切にマッチングできる、そのような採用をを実現したいと思っています。
更に、その後には、採用は人のニュアンスや、定性的な部分が多いため、どうしても属人的になりやすいものです。
そういった部分も、一貫したデータがあることで、採用が属人的ではなくなり採用のレベルが全体的に上がり、それによって人事・学生双方により良い価値を提供したいと考えています。
採用に"科学"と"感性"のバランスをもたらし、本当にマッチする出会いを増やしていくことが、今後のキミスカ、ひいてはグローアップとしての大きな挑戦です。
人に向き合い、違いを乗り越えるカルチャー
ここまで【キミスカ】が進化を続けられてきた理由のひとつが、社内に根づくカルチャーです。それは"人を大切にする文化"です。
もともと人材紹介事業を母体にしてきたこともあり、相手のニュアンスや背景を汲み取りながら丁寧に対話する姿勢が根づいています。メンバー同士の価値観や経験はさまざまですが、だからこそ相互理解に時間をかけ、違いを乗り越えていくことが大切だと考えています。
若手メンバーも多く、何か新しいことに挑戦する際にも前向きな空気があります。失敗を責めるのではなく、何が課題だったのかを一緒に考え、次につなげる。そんなカルチャーが、挑戦を後押ししています。
一緒に未来をつくる仲間へ
今の【キミスカ】はまだ完成されたサービスではありません。就活のあり方が日々変化する中で、私たちもその変化に適応し、さらに価値を届けていく必要があります。
だからこそ、私たちが求めているのは、新しいことにポジティブに向き合える人です。まずやってみて、学んで、また次に挑戦できる人。そして、目の前の誰かに価値を届けることを喜べる人。
この規模だからこそ、プロダクトにも、仕組みにも、チームづくりにもダイレクトに関わることができます。あなたの挑戦が、未来のキミスカやグローアップを変えます。
一緒に、新しい就活の当たり前を、社会に届けていきましょう。
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