「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのが2013年12月。同時期に立ち上げた和食給食応援団も結成から10年が経ちました。ボランティアからスタートした本取組ですが、農林水産省との連携で大きく飛躍を遂げ、国の事業を離れた今も地方自治体や企業、農水産業団体と連携し、全国各地で和食給食推進に向けた活動を行っています。この10年間で100名を超える和食料理人さんが関わってくださいました。
和食給食応援団の取組のゴールは、単純に和食給食の提供回数を増やすことではありません。本取組を通して栄養教諭・学校栄養職員の先生たちから子どもたちへ、子どもたちからその子どもたちへと、「和食」という日本の伝統的な食文化を受け継いでもらうことこそがゴールです。そして、和食文化の継承は日本の食卓をより豊かなものにし、日本が誇るべき一次産業の発展につながっていくと確信しています。
私たちが目指す社会の実現に、まだまだやることは盛りだくさんです!連携先を拡充したり、1回1回の効果を最大化するための良いテーマづくりや地域選定を行ったり…。セミナーも、児童生徒向けの食育授業や栄養士向けの調理実演会、生産者による講演、パネルディスカッション、ワークショップなど、テーマに応じて様々な形式で行ってきましたが、これからの10年に向けてさらにより良いものにしていきたと思います。
たくさんの方々の力が結集することで広がった和食給食応援団の取組。これからも新たな挑戦をし続けていきます!