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[研修講師]チームメンバーや他部署と連携を取りながら教育内容をアップデート|山口 敬介

Gizumoの小松です!
みなさまにGizumoのことをさらに知っていただきたいと思い、メンバーのインタビューを行っています。

今回は、Gizumoで研修講師(メンター)を担当している『山口』にお話をお聞きしました!
山口さんは、プログラミング未経験でGizumoへ入社し、現在は教育部全体のマネジメントや開発部でのPL(プロジェクトリーダー)業務に携わっています。

Gizumoの研修の強みやモチベーションの保ち方など、詳しくお話いただきました!

▍入社の経緯〜これまでの業務について

Gizumoに入社された経緯を教えてください。

高校卒業後すぐに自動車系の工場に就職し、技能五輪という大会に参加するための育成選手として勤めていました。主な業務内容は大会で好成績が収められるように技術力を磨くことだったのですが、私は板金職種の選手だったので鋼板をハンマーで加工したり、部品を溶接する練習を日々行っていました。

選手としての期間は約3年だったので、期間終了後は通常の工場勤務をしながら趣味のゲームに没頭していて、攻略サイトを見ているうちに自分もこんなサイトを作ってみたいと思いエンジニアに興味を持ちました。プログラミングはもちろんタイピングも上手くできないくらいのIT初心者だったので、まずは研修制度が充実している会社を探して、未経験者を歓迎しているGizumoに出会いました。

Gizumoに入社した当初はどのような研修を受けましたか?

まずHTMLやCSSといったマークアップの基礎を学んで、jQueryを使ったアニメーションの実装方法も学習しました。簡単なLPの写経を経験して、その後は実際のプロジェクトに参画しながらスキルを習得しました。

当時は今ほど充実した研修カリキュラムではなかったのですが、先輩社員にマンツーマンで教えていただきながらアプリケーション開発の経験を積みました。自分はJavaScriptなどフロント側のスキルを強化したいと考えていたので、特にフロントエンドに強い先輩がついてくれました。

研修が終わってからはどのような業務を経験されましたか?

制作系のプロジェクトに参画することが多かったので、LP制作や携帯会社のホームページ制作などを経験しました。プロジェクトによって任せていただく業務は様々で、デザイン領域に関わることもあれば、新卒の育成も行いました。4年ほどクライアント先常駐でのプロジェクトを経験して、声をかけていただいたのでメンター(研修講師)になりました。

当時は教えるよりもプレイヤーとしてコードを書く方が向いていると思っていたこともあり、自分自身がメンターとして教えるイメージが持てなくて引き受けるか迷ったんです。だけど「より会社に近い立場で働いてみたい」という気持ちがあったのと、自身の成長にも繋がりそうだと考えて挑戦することにしました。後から聞いたことですが、参画していたプロジェクト先で勉強会を開催したりツールの導入を提案していたので、そういった動きが評価されてお声掛けいただいたそうです。メンターになってからは、経営陣メンバーとも連携を取りながら業務を行うようになったので、会社の中核に近い仕事ができていると実感しています。

▍現在の業務とGizumoの教育について

現在はどのような業務を行っていますか?

教育部でのメンター業務と、開発部でのPL(プロジェクトリーダー)業務を半々くらいで担当しています。もともとはメンターとして研修生にプログラミングを教えていたのですが、現在は教育部全体のマネジメントを中心に携わっています。研修生の進捗管理やスキル感のチェックなど、全体を管理するような業務がメインです。研修のキックオフやオリエンテーションで研修生と接することもあります。

PL業務では、クライアントとの打ち合わせに参加してご要望をヒアリングしたり、タスクの割り振りや進捗管理をすることが多いです。ディレクターと作業者の間に入って連携をとるパイプ役みたいなイメージです。現在は、Web系メディアサイトの大型リニューアルプロジェクトに携わっていて、新しく追加するページの制作や機能改修を行っています。これまでエンジニアとして業務を行ってきた経験があるので、開発メンバーが困っていたら技術面のサポートもしています。

また、他部署のサポートに入ることもあります。技術的な観点から広報業務をお手伝いしたり、採用面接も担当しています。

ご自身が入社時に受講した研修と、現在の研修を比べて変化を感じることはありますか?

”GizTech”という学習コンテンツを自社で開発して研修に取り入れているので、自身が研修を受けていたときと比べて、カリキュラムの内容はかなり充実しました。教えることに特化した専任のメンターがいるのも大きな変化だと思います。

学習コンテンツはメンターが作っているため、技術トレンドに合わせて内容をアップデートしています。例えば、もともとVue.jsというJavaScriptのフレームワークを研修で教えていたのですが、最近のプロジェクトではReact.jsというフレームワークが使われるほうが多いため、カリキュラムでもReact.jsを取り入れました。時代の変化とともに、文章を読むよりも動画を見て学習するほうが得意な研修生が増えているので、動画で学習できるコンテンツも増やしました。

週に1回教育部のミーティングを実施しているので、「カリキュラムにこんなことを追加したら良さそう」とか「このあたりで苦戦している研修生が多いよね」など、意見を出し合ってPDCAを回しながら改善を繰り返しています。エンジニアが実務で得たノウハウが教育部に集約されていると感じていて、「プロジェクトでこんなふうに技術を扱っていた」という意見を出し合ってベストプラクティスが選びやすかったり、実体験を混じえて解像度高く研修内容をブラッシュアップできています。

営業部のメンバーとも定期的なミーティングの場を設けていて、クライアントから求められる技術や流行をヒアリングしてカリキュラムに取り入れています。Gizumoはコミュニケーションを取りやすい社風なので、他部署とも連携を取りながらより良いものを作り上げていける点も強みだと感じています。

メンター業務の中で心がけていることはありますか?

コミュニケーションを積極的に取ることを心がけています。現在は管理側の業務が多いので、メンバーの負荷や進捗は常に気にかけておきたいと考えています。メンバーとなるべく近い場所で業務を行うことで、コミュニケーションが取りやすい環境を作れるよう意識しています。

研修生と接する際は、研修生のペースに合わせることを心がけています。研修生にとって自分の忙しさは関係ないので、たとえ自分の業務が忙しい時でも、じっくり理解しようとしている方にはじっくりと対応します。理解の仕方も人それぞれなので、「この方には論理的に説明したほうがいい」「この方には例えを用いて説明したほうがいい」など、研修生の傾向を把握してメンター同士で共有しています。

メンター業務の中でやりがいを感じる瞬間や、大変だと感じることはありますか?

自分が教えた研修生がエンジニアとしてプロジェクト先で活躍している話を耳にするとやりがいを感じます。「あの時教えてもらったことが今すごく役に立っています」と話してくれる方もいて、とても嬉しいです。研修に限らずいつまでも頼られる存在でいたいなと思っているので、困ったときに声をかけやすいと思ってもらえるような接し方を意識しています。

技術を教える側としての経験も長くなってきたため今は大変だと感じることはないですが、メンターになりたてのころは立ち振る舞いで悩むことがありました。IT技術はどんどんアップデートされていくので、経験があっても全てを完璧に理解しているわけではないんです。ただ質問されたときに分からない素振りを見せてしまうと研修生も不安になってしまうので、曖昧な回答を避けつつ、研修生に安心感を与える振る舞い方を見つけるのは難しいと感じていました。そのため、誤った情報を研修生に伝えてしまうことがないよう詳細に確認しながら教えることを徹底して、自分自身の知識もより強固なものにアップデートを続けてきました。

▍スキルアップとキャリアについて

現在山口さんが扱うことのできる技術スタックを教えてください。

これまでフロント領域の開発に関わることが多かったので、HTML、CSS、Sass、JavaScript、Vue.js、React.jsをメインで扱っています。受託開発のプロジェクトではWordPressを使うこともあるので、それに付随してPHPも扱えるようになりました。

プロジェクト先でデザインチームに所属してデザインツールを触っていた経験もあるため、Webデザインが絡んでくるご要望をいただいた際に柔軟に対応できるのも自身の強みだと思っています。デザイナーの考えやUI/UXの向上を考慮しながら業務を行っています。

”エンジニアリングスキル”と”デザインスキル”のどちらも持っている強みやメリットはありますか?

例えば、デザインツールを扱った経験があると画像にかかっているエフェクトやフォントなどを判断しやすいですし、コーディング経験があるとデザインに対してどんなCSSが当たっているのかが理解しやすいです。エンジニアとして仕事をしていても、デザイナーさんから「どっちの方がコーディングしやすいですか?」と相談をいただく機会が多々あります。エンジニアとして働きたい方も、デザイナーとして働きたい方も、どちらのスキルも持っておくことで柔軟な判断がしやすくなると思います。

更にスキルアップするために、現在取り組んでいることはありますか?

自分も動画を見て学習することが多いので、動画サイトで情報発信している人は常に探しています。あとは教育部のメンバーもそれぞれ得意領域が違うので、メンバーから情報をもらってインプットすることもあります。インプットした内容はそのままにしないよう意識していて、実際に手を動かしたりブログを作ったりと、インプットとアウトプットを繰り返してスキルアップに繋げています。

スキルアップへのモチベーションはどのように保っているのですか?

とにかくインプットを継続するようにしています。

実は入社したての頃はあまりインプットができなくて、エンジニアとして経験を積む中でやっと学習習慣が培われてきました。働くうちに「もっと効率化やマニュアル化したい」と感じることが増えてきたり、周りのエンジニアを見て「こんなふうに仕事ができるとかっこいいな」と思ったりして、実際に行動に移すようになりました。

少しずつでも学習することでできることが増えて視野も広がり、スキルアップへのモチベーションがさらに高まります。最初は躓くことがあっても焦らず学習を継続するとインプットの質も上がってくるので、モチベーションを高く保つことができると思っています。

今後のキャリアの展望を教えてください。

これまで以上にマネジメント・ディレクション系の業務に力を入れていきたいと考えています。マネジメント業務に関わる中で、自分がコードを書くよりもチームが円滑に動くための仕組みを作ることへの興味が強くなりました。

メンターになるまでは実装者としての道しか視野に入れていなかったので、自分でも不思議な感覚なんです。Gizumoに入社するまで人とコミュニケーションを取ることはあまり好きではなかったのですが、チーム開発やメンターを経験する中で言葉で伝え合い連携することの大切さを実感して、そういった環境を自分が整えていきたいと考えるようになりました。人からもらったフィードバックを素直に受け止めて行動していることも自身の成長に繋がっているのかもしれません。

山口さんが考える”良いエンジニア像”とは?

”目的を理解しようとする人”は”良いエンジニア”だと感じています。

与えられた仕事をこなすだけだとナレッジは溜まっていかないです。目的を理解することで問題を解決するための引き出しも増え、今後同じシーンに直面した時に「そういえばあの時はこうしたな」と対応しやすいです。また、目的や背景を理解した上で仕事をしていると、「この目的だったらこっちのやり方のほうが良さそう」といった提案ができ、クライアントと連携しながら本当に良いものを開発していけると思います。

Gizumoの研修でも「”なぜやるのか”という意図を明確にしましょう」と伝えることが多いです。なんとなく「JavaScriptを勉強します」ではなく「何でJavaScriptを勉強するのか」、「このページをリニューアルします」ではなく「何を改善したくてリニューアルするのか」というように、目的や背景を理解する習慣を身につけていただけたらと思います。

最後に、エンジニアを目指している方に一言お願いします!

まずはチャレンジすることが大切なので、少しでもエンジニアに興味がある方は是非飛び込んでみてほしいです。飛び込んでしまえば、その選択を良くするも悪くするも自分次第です。自分も最初は未経験で自信がなかったのですが、今ではエンジニアもメンター業務もやってみて良かったと感じています。とにかくやってみること、そしてやってみたことに対して誠実に努力することで、どんな選択も成功にできます。皆さんの挑戦を応援しています!

いつも優しく、研修生やチームメンバーを気にかけてくださる山口さん。
ご自身も未経験から挑戦された経験があるからこそのサポート力なのかもしれません。

Gizumoに入社して技術面だけでなく内面も成長した、というお話が印象的でした!

当社は未経験からの挑戦を大歓迎しています!ご興味のある方はぜひエントリーしてみてください!


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