人の推しを見る会 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The MUSICAL- 別れの戦記」編 | 株式会社ゲットイット
人の推しを生で見たい。皆様はそう思ったことはありますか?先日同僚達とのグループLINEにて、「推しが出ている舞台に行って感動しました。もし興味があれば一緒に行きませんか?」とお誘いがありました。...
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「デカい会場のライブを観に行きたい」
そう同僚に相談したのは2024年、清澄白河のおでん屋でした。おでんとホッピーをキメながら最近何聴いてんの?それはそうとフェスに行きたい、去年のフェスはよかった、と語っていた時にピンと閃めきました。でっかい会場のライブに行ったことがないと。豊洲PITと日比谷野音には行き、そしてフェスでは幕張メッセとか行ったけど単独公演でドームとか行ったことない。っていうか好きなバンドがそこまでの会場でやらないから行かない。
行きましょう!!って言った同僚が輝いて見えました。背後でドン!!って効果音もみえた。
彼が直近で行ったライブはYOASOBIとかVaundyとか超有名なアーティスト、しかも一番の推しがGLAYときた。GLAYはドームとかスタジアムでバンバンやってるらしい。すげー。
最終的にドリカムの話をしながらお会計しようとしたところ、ドリカムファンの店の大将が少年のような瞳をして満面の笑みで話しかけてきました。キラキラしてた。
ホッピー。
デカい会場に行きたい。そこから方針変更をして人の推しを観に行ったのは去年の11月の「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The MUSICAL- 別れの戦記」でした。
スタァライトで人の推しの輝く姿とそれを推す人々の素晴らしさを感じ、その1か月前の10月は「ZAZEN BOYS MATSURI SESSION AT BUDOKAN」に行って自分の推しを全力で味わったことで2024年はだいぶお腹いっぱいになっていました。12月はとらみたいな顔してた。
ちなみに「別れの戦記」のBlu-rayは2025年8月6日に発売予定、「MATSURI SESSION AT BUDOKAN」のBlu-rayは2025年3月12日に発売されているので両方買ってください。
この地以外で絶対に並ぶことのない2つ
そんなこんなで次に行きたい人の推しを探していたところ、GLAYが結成30周年で東京ドームで開催ということを聞きつけ、そこでデカい会場に行きたいという気持ちを思い出しました。
デカい会場に行きたい、、、ついでに人の推しを観に行きたい、、、つまりGLAYですね。ということで同僚に懇願してチケットを取ってもらい、「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 GRAND FINALE」に行ってきました。
そもそも皆様はGLAY(グレイ)をご存知でしょうか?WikiとGeminiによると1988年に北海道函館市で結成したロックバンドです。TERU(ボーカル)、TAKURO(ギター)、HISASHI(ギター)、JIRO(ベース)の4人組で活動しています。
初期はヴィジュアル系のバンドとして認識されていましたが、徐々にその枠にとらわれない音楽性を確立し、幅広い層から支持を得るようになりました。力強いロックサウンドと心に響くバラード、そして親しみやすいポップセンスを兼ね備え、幅広い世代に愛され続ける日本の代表的なバンドです。
私もGLAY世代なんですよ。逢いたくて逢いたいから恋しくてあなたを想うほど長すぎる夜に光りを探しては独りたたずんでいるって感じです。鐘の音が聞こえる。
今回の「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025」はGLAYのデビュー30周年を記念して開催される一連のイベントです。2024年からライブツアー、様々なグッズやベストアルバムの発売、そしてイベント最後の集大成として5/31、6/1東京ドーム2Daysと6/8京セラドーム大阪でライブが開催されるという訳です。それが今回の「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 GRAND FINALE」です。
我々は6/1の東京ドームでの公演に行きました。
後から調べたところ、来場者は2日合わせて10万人とのことです。1日50,000人。50,000人のうちの一人になってきました。ちなみに私の故郷の2023年2月1日時点の住民基本台帳人口は114,001人らしいです。故郷の人口の半分が居たということです。東京ドームどんだけデカくて人が入るんだよ。GLAYを誘致すれば一気に地域活性化しそうな勢い。
年齢層は老若男女問わずすべての年齢が揃ってた気がします。GLAYのライブで一つの街が生まれていましたね。街っていうか市。GLAYがあつまる市。通貨は円とGLAYのグッズになってそう。
やべえくらい人がいた
同僚は2日とも行きました。これは完全にGLAYが推しの子。
曰く、1日目のゲストはYUKIだったそうです。なるほど地元北海道出身の大物ミュージシャンが祝いにきてくれたのか。では2日目、今日のゲストは誰だろう。北海道出身のミュージシャン・・・。GLAYに並ぶビックタイトル、そして相当仲がいい人、、、
、、、、、さわおだな。今日のゲストは山中さわおで間違いない。
山中さわお。the pillowsのフロントマンとして活躍していた私の憧れのミュージシャンです。ライブツアー「LOSTMAN GO TO CITY 2024-25」のファイナル、1/31 KT Zepp Yokohama公演で解散してしまいました。ちなみに初めてのthe pillowsとの出会いはOVA「フリクリ」でした。全編の挿入歌からBGMまでほぼすべてthe pillowsの楽曲を使うとんでもないアニメなのでフリクリにはまる = 自動的にthe pillowsにはまる方程式が生まれます。
なぜ山中さわおがゲストで来ると踏んだのか、それは同じ北海道出身であるのもそうですが、the pillowsの20周年ツアーではGLAYと対バンしてるし、JIROはさわおとTHE PREDATORSというバンド結成してるし、the pillows30周年で作成された映画「王様になれ」ではTERUとJIROが出演して「スケアクロウ」歌ってるし、解散ライブでは花出してたし。
1/31 KT Zepp Yokohama
それらの情報を集約すると確実にゲストはさわおだろ。東京ドームでthe pillows再結成まではっきりと見えました。50,000人の前でFunny Bunny。私の夢が叶うのはGLAYのおかげです。風の強い日を選んで走ってきた。
ちなみに今年の1/31に初めてthe pillowsのライブに行きました。本当にかっこよくて。なんかMCが妙に湿っぽいのはきっとツアーファイナルだからかな、いつもこんな感じで締めるのかなって思って帰りました。
次の日、突然解散していました。これには激怒しましたね。何一つ情報がなかった。
「今回はカメラが目の前にあってちょっと見づらかったなぁ、次行くときはもっと見える位置で絶対に見たい!!!」と誓い、帰りの電車で「サード アイ」を聞きながら清澄白河のおでん屋の大将ばりに目をキラキラさせて次のライブのことを考えてました。数時間後に2度とその瞬間が訪れないことが決定したんですけどね!!!!東京ドームで再結成してGLAYとスケアクロウやれ!!!
話を戻しましょう。そうそうGLAYの話でしたね。東京ドームでのライブだったんですよ。開場は15時半、開演は17時だったので15時に後楽園周辺で待ち合わせをしました。私はですね、14時15分くらいに着き、近所の中華料理屋で飲みながらその時を待ち、結構気持ちよくなってしまいました。
店で合流し、飲んでたらおじさんが道を聞きに入店してきたので驚きました。店員さんに教えてあげてって言われたため、Googleマップで目的地に導くことに成功しました。しかし、なぜ店員さんは完全に初見の私たちにおじさんを託したのだろうか。GLAYが教えてくれるのだろうか。東京ドームの空は答えてくれませんでした。
お元気ですか?目的地にたどり着けましたか・・・?
そして16時に立ち上がり、東京ドームに向かいました。ドームに近づくにつれて人ごみで混雑し始め、見渡せば全員GLAYのTシャツを着てました。入場し、席に行く前に一人でトイレに行きました。男のトイレなんて混んでないでしょと思ったら4列くらいになって並んでいました。とんでもないところに来てしまったんだなと改めて実感しながら列に加わりました。
そして用が済んだので席に向かいました。現在地は4階、チケットには2階と書いてあったので降りていきました。それっぽい席を見たところ激しい違和感に襲われました。
3つの疑問がポンポン出てきたためスタッフに聞いたところ、「このチケットは4階になります」とやさしく教えてくれました。4階の2階ね!なるほどわからん!通るかそんなもんって心の中の大槻班長が意味もなくノーカンコールしてました。東京ドームって複雑。
たどり着いたところで同僚が今回のオフィシャルグッズの一つLEDリストバンドを貸してくれました。このツアーでしか使えない限定品とのことでした。すっごい。今回だけで買うのは申し訳ないということで同僚と一緒に1日目に行った人が貸してくれました。
そしてついに盛大な拍手とともにライブが始まりました。
オープニングムービーはとにかく派手でした。デカいスクリーンでメンバーを紹介してくる。イメージビデオ的な感じです。ソロキャンしてた人もいた。そこは北海道の森ですか?ソロキャン以外はみんな街でやんちゃしてる映像だった。そしてHISASHIはステージ横に車で乗り付け、TERUは天井から降りてきた。映像美と演出にびっくりしてたら曲が始まってました。ずっと口開いてたかもしれない。今考えたらソロキャンがとてつもなく騒立つ。天井からのTERUよりも森の中が忘れられない。ブッシュクラフトしたくなってきた。
曲が始まって少ししたときにLEDリストバンドの電源をつけました。前回のスタァライトでペンライトの扱いを学んだため、技術を見せてやろうと思いボタンを連打してましたが、押せども押せどもまったく色が変わりませんでした。色変わらんと心へし折れそうになってたら同僚が「それライブ中は自動で色変わります」と教えてくれました。自動って。なん、、、だと、、、ってリアルに言いそうになった。実際勝手に色変わるんすよ。どういう仕組みなのですか?ボタンによっては色を変えられたらしいのですが、もう自動制御にすべてを託して腕を振ってました。現代技術の進歩をGLAYのライブで感じました。
ステージのデカいスクリーンはメンバーだけを映すだけではなく、様々な映像の表現や歌詞が映し出され、TERUは常にドローンカメラに追跡されていた気がします。スクリーンに映るTERUの横に必ずドローンがいました。肩とかに乗ってきて助言とかしてくれそうな距離感でした。
とにかく全員年齢を感じさせない若々しさ、常に全盛期のようなTERUの力強い歌声が東京ドームに響いていました。GLAYの30年の歴史をノンストップで駆け抜けるような圧巻の内容でした。
アンコールでついにゲストが現れました。まさかのL’Arc~en~Cielのhyde。東京ドームが皆の大絶叫で揺れていました。この街はL’Arc~en~Cielのグッズも通貨として機能しそう。生まれて初めてhydeを見たのですが、50歳と思えぬほど若い。あとすげえ気さくな兄ちゃんでした。想像以上に兄ちゃん感がある。近所の飲み屋にいませんでしたか?あとGLAYを並べてhydeが祝辞をしているのが面白かったです。the pillowsではなかったか、、、
そんなこんなで初めてのGLAY、そして東京ドームのライブは幕を閉じました。全力でファンに感謝を伝える演出、それに5万人が答えようとする歓声と熱気で、会場が一体となって盛り上がっていました。ロックバンドのコンサートとは、単に音楽を受動的に聴く場ではない。演者と観客が互いのエネルギーを交換し、一体となって一つの作品を創り上げる、極めて濃密なコミュニケーションの空間なのだとGeminiが言ってました。こいついいこと言うじゃん。やるじゃん。
30周年で続けるバンド、35周年で幕を下ろすバンド、今年は偶然ではありますが、その2つのバンドを観ることになりました。しかしライブでの熱量は何も変わらず、いつまでも我々を魅了する存在であることは変わることはないと実感しました。
帰りに山中さわおのライブに行きたくなったのですが、直近で行ける範囲のチケットはほぼ売り切れで涙しました。
以上になります。よろしくお願いいたします。
寿司食べて帰りました。