株式会社ジェネリーでは、LAFARYをはじめとする弊社ブランドの商品企画立案やマネジメントに携わっていただける、新卒・中途社員を募集しています!
今回はインターン生として活躍後、新卒で弊社に入社し、現在はブランドマネージャーとしてLAFARY(弊社ブランド)全体の予算管理やマネジメントを行っている田沼さんにお話を伺いました。
理系女子大生だった彼女が、なぜ新卒でアパレル系スタートアップに入社したのか?そしてブランドマネージャーはどういった仕事なのか?田沼さんの実体験をお話しいただきました。
ーープロフィール
名前:田沼 晴夏(たぬま はるか)
年齢:24歳(2025年7月現在)
最終学歴:日本大学 理工学部 卒業
勤務年数:約3年(インターン生からの新卒採用)
担当部署・職種:ブランドマネジメント部・ブランドディレクター
MBTI:INTJ(建築家)
ーー弊社には大学3年生の7月にインターン生として入社したとのことですが、応募したきっかけを教えてください。
新しいことへのモチベーションがあるタイミングで、たまたまLAFARYのインスタでSNS運用担当のインターン生の募集を見たことがきっかけです。学生時代の間にいろいろな経験をしたいという気持ちが強く、飲食やアパレルのアルバイトの経験はあってもSNS運用はやったことがなかったので、新しいチャレンジという気持ちで応募しました。
ーー大学3年生の夏というと就活を意識し始めるタイミングかと思うのですが、当時の田沼さんは将来をどのように考えていましたか?
正直、当時はまだ就活について真剣に考えていなかったです。大学の専攻が情報系だったこともあり、周りに合わせて自分も就活するんだろうなという軽い気持ちで考えていました。
ジェネリーで長期インターンを始めたのも、将来を意識してというよりかは、自分の経験の1つとしてできることを増やしたいという考えでした。
ーー元々ファッションやデザインに関わる仕事に就きたかったのでしょうか?
幼稚園の頃から絵を描くことが好きで、デザイナーになることが夢でした。中学の頃は美術部に所属し、高校では漫画研究部と書道部を兼部していました。
ファッションに興味を持ち始めたのは、小学校高学年の頃です。アニメ「中二病でも恋がしたい!」の小鳥遊六花ちゃんというキャラクターが、黒髪ボブにゴスロリ風の服にニーハイという今でいう地雷系のようなファッションをしていて、憧れを持ちました。
実際に自分が個性的でかわいいファッションをするようになったのは、高校生になってからです。テレビで「ゆるめるモ!」のあのちゃんを見て衝撃を受け、姫カットにイメチェンしました。そこから「量産型」や「地雷系」の系統の服を着るようになりました。高校が私服の学校だったので、フリフリの服を着て地雷メイクをして通っていました。その当時はかわいいブランドのショップ店員にも憧れていました。
▼高校生の頃、地雷系のファッションを楽しむ田沼さん
しかし、能力的にも性格的にもデザイナーやショップ店員になるのは現実的ではないと思い、「好き」を仕事にするのは無理だと諦めてしまいました。
ーーなぜ大学は情報系の学部に進学したのですか?
他に将来やりたいことが思い浮かばず、元々得意だった理系の分野を生かして、社会に需要のある業種に就けたら将来が安定するだろうと考え、情報系の学部に進学することを選びました。父が理系の職業に就いていて、その影響を受けたことも理由です。
本当ははじめから4年制大学に進学したかったのですが、高校生活が楽しく、勉強が疎かになってしまい、短大に進学することになりました。その中で必死になって授業や課題に取り組んだことで、3年生から念願の4年制大学に編入することができました。
大学ではプログラミングはもちろん、物理や数学の授業も受けました。実験の授業が多く、レポートを毎週30~50枚書かなくてはいけなかったので大変でした。
短大の頃はプログラミングの考え方の基礎を学ぶことが面白く、勉強に対する意欲が高かったのですが、編入後は周りの学生のレベルが高かったことに加えて、発展的な専門知識に対してあまり興味が持てず、モチベーションが下がってしまいました。将来を考えたときにも、自分が仕事としてプログラミングをしている姿があまり想像できなかったです。
ーーインターンから新卒で採用された田沼さんですが、ジェネリーに就職をしたいと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
SNS運用として採用された当初は、まだあまり将来のことを考えていませんでした。大学3年生の秋に店舗スタッフとしてSHIBUYA109渋谷店に出勤するようになったことが転機になったと思います。当時はSNSと店舗の両方の経験があるスタッフは私しかいなかったので、インスタの店舗アカウントの運用責任者を任せてもらえることになりました。若い社員やインターン生でも責任のある仕事を任せてくれるこの環境で、自分もスキルアップしていきたいと思い、その頃から大学卒業後もジェネリーで働きたいという思いが強まっていきました。
▼インターン生時代、店舗スタッフとして接客をする田沼さん
就職活動を始めた当初は、東京ビッグサイトで開催していた就活イベントに何回か足を運ぶこともありました。しかし、ITの仕事にあまり魅力を感じられず、趣味でパソコンを触るのは好きでも、プログラミングを仕事にしたくはないのかもしれないと気付きました。そんな中で社長からジェネリーの新卒採用選考を受けてみないかという打診を受けました。ここなら元々自分がやりたかった「好き」を仕事にしながら成長できると思って選考に進み、無事に内定をいただくことができました。
ーーインターン生のころからLAFARYのブランド運営に大きく関わってきた田沼さんですが、その中でも印象に残っている出来事を教えてください。
1つ目は池袋のPOPUPストアの店舗副責任者を任されたことです。店を一から作るということで、売り出したい商品やお客様の導線を予測してレイアウトを考えました。備品やポップの準備・発注も行い、お客様に喜んでいただけるかわいい店舗を作ることができました。また、館とのやりとりやスタッフのマネジメントにも携わり、仕事に対する責任感を強く感じました。会期中も与えられた予算を達成できるのか、利益を残せるのかを意識しながら店頭に立ち、今のブランドマネージャーの仕事に通じるビジネスの感覚を掴めたように感じます。
▼店舗副責任者を任された池袋でのPOPUPの様子
2つめは好きなクリエイターさんとのコラボ商品の企画が実現したことです。元々ファンだったイラストレーターさんとのコラボ企画をやりたいと提案したところ、LAFARYの世界観やユーザーとの親和性が高いと評価され、採用していただきました。自社のブランドのユーザはもちろん、クリエイターさんのファンにも喜ばれる商品をと思い、どんな商品が期待されているかを分析し、コンセプト決定やアイテムの選定に携わりました。企画が実現したのが丁度インターンとして入社してから1年後のことで、他の大学生では絶対にできない成功体験をすることができ、自信につながりました。
▼田沼さんが立案したコラボ企画。発売時には店頭に立って接客しました。
今もコラボ・オリジナル問わず多数の商品開発を手掛けていますが、自分が携わった商品が店頭に並び、お客様に買っていただけていることが、凄いことだなと感じています。
ーー田沼さんが今担当しているブランドマネージャーの仕事は具体的にどういった仕事なのでしょうか。
ブランドマネージャーは弊社の1ブランド全体の指揮を執る仕事です。私は今、LAFARYというブランド全体の予算を任されていて、目標の売上数値に対して、どうやって達成していくかの全体管理を行っています。どのような商品を出していくのか、どのような企画やイベントを行っていくのか、他の社員の意見や提案を活かしつつ、事業全体の方向性やスケジュールを決定します。
自分の責任の範囲が大きい分、仕事の量も増えてしまうので、他の社員やアルバイト、インターン生に権限委譲をして作業の切り分けを行うことも大切です。その中で人材育成をしながらメンバーのマネジメントも行っています。今は自分が手を動かすというよりも、他のメンバーの仕事の管理をしたり、ミーティングに出席して意見を出したりすることが多いです。
マネジメント業務の中でも特に、元々大阪の店舗で勤務していた後輩に対しての教育は特に印象に残っています。現在進行形で指導しているのですが、上京してもらって社会人として一人前に仕事ができるようにするというミッションは、かなりのプレッシャーです。
▼後輩社員に指導する田沼さん。
ーー新卒入社してから1年目でそのような大きな仕事を任されることに驚きです…!大変な仕事だと思うのですが、どんなところにやりがいを感じますか。
マネジメントをするということ自体に面白さを感じています。LAFARYという1つの事業全体の予算を管理するということは、その分知っていなければいけないことの範囲が広いです。事業をやっていると良いこともあれば悪いこともありますが、毎日のように新しい情報が集まってくるので、毎日違う自分でいるような変化を感じられてとても楽しいです。
自分が入社する前の会社のことも、社長との距離が近くなるにつれて、話していただけることが増えるのも刺激になります。過去の会社の歴史を知ることで、将来何が起こるのかわくわくします!
ーー弊社に入社してから能力とセンスを発揮して会社の成長に貢献していただいた田沼さんですが、ご自身でも何か成長したと感じることろはありますか?
1つ目は仕事に対する責任感がついたところです。学生時代のアルバイトでは指示されたことだけをやればいいものだと思っていました。だから、インターンとして入社したその日に、フォロワーが7万人のSNSアカウントの運用を担当することになり、衝撃を受けました。仕事をする中で売上を意識するようになったり、裁量の大きいプロジェクトを任されるようになったりしたことで、自分がいないと仕事が回らないという状況に対して責任感が芽生えました。
2つ目は自分に自信がついたところです。昔はあまり自信がなく、他人の目を気にするような内気なタイプでした。すごく些細なことで悩んでしまったり、失敗したことを長く引きずってしまったり、今思うとメンタルが弱かったなと感じます。ジェネリーでの仕事を通して「できる」という成功体験を積み重ねて、考え方がポジティブになりました。仕事という自分が本気で打ち込めるものを見つけたことで、自分の存在価値を強く感じられるようになったんです。
ーー今後田沼さんはブランドマネージャーとして事業をどのように成長させていきたいですか?
今までLAFARYというブランドは、サンリオなどのキャラクターやBL作品とのコラボをすることで売上を立ててきました。正直世間のLAFARYに対する印象は「コラボ屋さん」だと思っていて、ブランドに対するファンはまだまだ少ないように感じます。
今後はオリジナルのアパレルや雑貨の商品をたくさん企画・開発し、LAFARYというブランド自体のファンを作っていきたいです。オリジナル商品の展開を増やし、クリエイティブの完成度を上げることで、新作をいつも楽しみにしてくれるような、ファンに愛されるブランドにしていけたらと思います。そしてブランドとしての価値や世界観を確立させて、世間から「イケてる」と思ってもらえるブランドにしたいです。
▼仕事中の田沼さん。素材や色味にこだわって商品デザインを考えています。
ーー田沼さんご自身の今後の目標は何かありますか?
自分のキャリアを維持しながら、家庭も大事にできるワーママになることです。家庭と仕事、どちらかを諦めることはしたくないですね。自分が両立できることで、弊社の後輩を含め、誰かのロールモデルとして女性に憧れられる存在になれたら嬉しいです。
仕事の面では、LAFARYをよりよいブランドに成長させていくことが目標です。今自分がやっている仕事は、事業全体のエラーの数を減らしていって、今あるものを最適化していくような感覚です。そういった点では、もともと勉強していたプログラミングに近いところもあるかもしれません。目の前にある課題を解決していくことが、自然と自分自身の成長に繋がっていくと感じています。
ーー今後ジェネリーとして、どのような人材を採用したいですか?
色々なことをやってみたいという好奇心がある人、色々な視点で物事を考えられる人です。色々な業務に前向きに取り組める人の方が、視野が広く、より良い意思決定ができると感じています。特定の業務にこだわらず、自分のスキルアップのために、様々な事にチャレンジできる人が向いていると思います。
能力的には特に知識や技術が問われるような難しい仕事ではないと思います。基本的な礼儀やマナーがしっかりしていて、ある程度の計算ができる人であれば、あとはやる気次第で自然とスキルは身につきます。強いて言うならコミュニケーション能力という点で、接客業の経験がある人に来ていただけると嬉しいです。
ーー田沼さんと同じブランドマネージャーという職種においては、どのような人に来て欲しいですか?
ブランドを作りたいという熱意がある人に応募してほしいです。現在、ジェネリーという会社の中でLAFARYと同じかそれ以上の規模のブランドを作っていこうというプロジェクトが進行しています。
LAFARYは量産型や地雷系のイメージが強いかもしれませんが「かわいい」が好きな人でなくても大丈夫です。自分の好きな世界観を表現したい、こだわりとセンスがある人であればどんな系統が好きでも大歓迎です!普段、服のデザインやコーディネート、イラストや動画など、世の中にあるクリエイティブで細かい部分が気になって、もっとこうしたいというアイデアを持てる人に向いている仕事だと思います。あとは、数字に対する冷静な分析力やリーダーシップも必要なポジションなので、理系の人や責任感が強い人にも応募していただきたいです。
ーー最後に、この記事を見ている人にメッセージをお願いします!
私も一度好きなことを仕事にするという夢を諦めそうになりましたが、本気で取り組めば実現できることだと思います。好きなことを仕事にした方が、絶対に毎日が楽しく感じますし、仕事へのパフォーマンスが上がると思います。そして、好きという感情そのものが仕事に対するモチベーションになるので、長く続けられると思います。ぜひ諦めずに自分の夢を形にして欲しいです。
ただいま弊社では田沼さんのように、ブランドマネージャーとして活躍したい新卒・中途社員を募集しております。詳しくはWantedly弊社ページの「募集」欄をご覧ください!