こんにちは!株式会社ギャプライズ HR推進室の長谷川です!
今回は、20新卒メンバーの坂口 安那(さかぐち あんな)のインタビューをお届けします。「新卒×ママ」としてギャプライズにジョインした経緯や現在の仕事、社内で立ち上げたプロジェクトについて語ってもらったほか、候補者の方に向けたメッセージもお伝えします!
■成長環境や働きやすさ、価値観がすごくマッチしていると感じ、入社を決意
――就職活動のときは、どのような軸で企業を選んでいましたか?また、ギャプライズに入社を決めた経緯を教えてください
私は大学3年生の9月から就職活動を始めたのですが、軸がまったく決まらなくて……。色々な方とお話するうちに、どんどん自分のことがわからなくなってしまったんです。なんとなく周囲の人に合わせて就職活動をしていたのですが、どこか自分の中で納得ができないまま就職活動をしていました。当初は全く「働き方」を考えておらず、それこそ土日に仕事がある大手不動産会社から早いタイミングで内定をいただいていたのですが、いざ生活を考えたとき、自分の中で家族との時間が取れなくなってしまうことに最後まで納得ができなかったんですよね(笑)。そこで、土日休みが基本で、「とにかく自己成長できる」「家族を大事にするという価値観を理解してくれる」職場環境が私には合っていると思うようになり、大学4年生の11月に就職活動を再開しました。
そのタイミングでギャプライズに出会い、成長環境や働きやすさ、価値観がすごくマッチしていると感じ、入社を決めました。Wantedlyにバリバリ働くママ社員の方のインタビュー記事が載っており、その情報も入社への想いにかなり影響しましたね。ちなみにそのママ社員の方は時短勤務なのですが、私は新卒ということもあり、自己成長のためには時間が必要という判断をして、フルタイムで勤務しています。
――新卒で入社してもう少しで1年が経ちますが、入社後のギャップはありましたか?
良いギャップはたくさんありましたね。例えば、昨年の緊急事態宣言時に娘を保育園に預けられなくなってしまったのですが、そんな私や他のママ社員のために特別休暇を付与していただけて、対応もかなり早かったんです。上司をはじめ、会社の方々がすごく理解してくださる環境だと実感していますし、「ここまでしてくれる会社で、本当によかった」と改めて思える瞬間が多いですね。
――新卒とママ、両立をする中での今の状況はどうですか?
フルタイムで働いているママ社員が私含めて3人で、まだ少ない状況ではありますが、3人とも「働きやすさ」を実感できていると思います。私の場合は、夫もフルリモートで働いているので、より育児との両立はしやすいですね。また、私の仕事やキャリアに対する考えも応援してくれているので、今のところ何も問題は感じていないです。上司も2児の父で良き理解者なので、娘の急な送り迎えなどにも柔軟に対応していただけているので、困っていることは本当にないんです(笑)。
――ちなみに、娘さんは何歳ですか?
現在は2歳ですね。入社当時はまだ1歳半でしたので、本当に付きっきりという感じでしたが、今はだいぶ1人で遊んでくれるようになりました。これ食べたい、寝たい、などの意思疎通もできるのであまり困らない状態になってきています。自宅に娘がいても働きやすくなってきていますね。
――1日の流れについて教えてください
私の場合は週3日でオフィスに出社していますが、だいたいこんな感じの1日ですね。
06:00 起床
06:30 朝食準備~朝食
08:00 出社~業務開始
12:00 昼食
13:00 資料作成~お客様とMTGなど
17:00 退社
17:30 自宅に到着して夕食準備~家事
18:30 娘の保育園お迎え
19:00 夕食
19:30 お風呂~娘の寝かしつけ
22:00 就寝
週2日のリモートワーク時も基本的に同じ流れですが、通勤時間が無い分、余裕を持って業務の準備や家事ができています。娘と遊ぶ時間を特別に設けていることはないのですが、仕事から帰ってきてから寝るまでの時間に、しっかり目を見て話すなど「会話の質」には少しこだわっています。自分の娘ではなく、1人の人として接することを意識していますね。
――「子供がいるからこそ頑張れる」ことはありますか?
ありますね。仕事では覚えることも多く、顧客や会社にまだまだ貢献できていないことが悔しいですが、仕事で辛いときは、育児がすごく楽しくて息抜きになります。逆に育児が大変なときは、仕事が息抜きになったりしますね(笑)。そういう意味で良いバランスが保てていると思います。また、リモートワーク中は、娘にはどんなときでも笑顔で対応するようにしています。働いている私を見て「働くって楽しいんだな」「ママかっこいいな」と思ってほしいですし、私自身が「かっこいいママ」でありたいです。
――「新卒×ママ」として会社にどんな影響をもたらしたいですか?
学生で子供を産んだときから決めていることがあります。このイレギュラーなキャリアを選択した以上、自らの経験を活かして、女性の新しい働き方を発信するパイオニア的存在になっていきたいと思っています。「キャリアを積んでから30代で出産」というルートだけではないことを、社内外問わず発信をしていきたいですね。
■スターバックスの考え方に倣い、「褒める文化」をこの組織にも。新卒1年目ながら、自らプロジェクトを立ち上げる
――現在の仕事内容を教えてください
弊社のツールを導入していただいた顧客のカスタマーサポートとコンサルティングを担当しています。業務としては、ABテストツールを使ったサイト改善のご提案をすることが多く、月に1、2回はレポーティングをして定例会も開いていますね。他にはWeb解析ツールのコンサルティングもおこなっています。
―― 新しいプロジェクトである「アンバサダーチーム」の立ち上げ経緯を教えてください
きっかけは、会社の中心メンバーによる経営理念のリニューアルプロジェクトにオブザーバーとして参加させていただいたことです。オブザーバーながらも、意見も出させていただき、そこで「組織改善」について興味を強く持ちました。自分が属しているこの大好きな組織をもっと良くしていきたいと思うようになっていたところ、会社で導入しているエンゲージメントサーベイのアンケート回答タイミングで導入していることを知り、プロジェクト立ち上げを決意しました。
社員の方それぞれのお互いの強みや弱み、精神状態を「見える化」できたらいいなと思っていたので、導入しているエンゲージメントサーベイを活用できないかと考えました。ただ、導入こそしているものの、アンケート回答結果をうまく活用できていない状態だったんです。全社員に回答してもらったアンケート結果はすごく貴重な情報ですし、活用しないことにより、サービスのコストパフォーマンスも悪くなってしまいます。また、アンケート回答結果を分析することで、チームメンバーの精神状態の把握や、組織に対して思うことをお互い知ることができ、結果的に組織全体に良い効果を生むであろうと思ったので、私から発信してエンゲージメントサーベイをもっと活用していくための「アンバサダーチーム」を立ち上げました。
―― 新卒メンバーでも自ら発信していけばプロジェクト化できる文化なのでしょうか?
そうですね。手を挙げれば、誰でも挑戦できる文化だと思っています。私を含めた20新卒メンバーが週に1回全社員宛に何かを発信するという企画もあるのですが、それに対しても活発にリアクションをいただけるような環境です。発信されたものを否定するのではなく、まずは理解してみようというメンバーが多いからこそ、こういった新しいプロジェクトを立ち上げることができたと思っています。
―― 現在、プロジェクトはどこまで進めているのでしょうか?
アンバサダーチームとして、各事業部から1人ずつメンバーをアサインさせていただきました。上司にもアドバイスいただいていたのですが、若いメンバーが参加した方が価値のあるプロジェクトになると思ったので若手社員の方が中心です。今はまだキックオフをおこなったばかりというフェーズになりますが、全社向けにもプロジェクト発足の周知をしたので、これから本格的に活動していきます。
―― このプロジェクトの先にどんな会社の姿を期待していますか?
最初のゴールとしては、今の組織の健康状態を知り、改善に向けて話し合うきっかけになるプロセスを確立し、ゆくゆくは日常的に「褒める文化」の定着をさせたいと考えています。
この考えに至っているのは、学生時代のスターバックスでのアルバイト経験からです。スターバックスでは、スタッフ同士で「褒める文化」があります。具体的には、GAB(グリーンエプロンブック)カードというものがあり、仲間の素敵な接客に気付いた時にカードに書いて本人に渡す、いろんな人に見てもらえるようにバックルームに張り出すという制度があります。それを4年間体感した私は、この考え方がスタンダードになっていました。社会人になってから、この考え方が組織にとって非常に重要だと改めて気付きましたね。
ギャプライズでは、誰かが発信したことに対して否定がないので、日常のふとしたタイミングで「褒める」というのは、もっとできると思っています。また、褒めるためには、お互いを深く知っている必要があるので、まずはお互いの「相互理解」や「認める」という行為を一人ひとりの当たり前にする必要があると感じました。まだまだ組織のことをわかりきってはいないですが、この「褒める文化」の定着に寄与していきたいと思っています。
■教育のために海外移住を。フルリモートになれば、このままギャプライズで・・・
―― 今後実現していきたいことは何ですか?
「5年後にシンガポールに移住して、現地で子育てをしながら働く」ことです。これは就職活動をしているときから考えていたことで、もちろん会社にも伝えていることです。ただ、今やフルリモートも普通になってきている時代なので、ギャプライズに所属したまま海外で働くというのも選択肢の1つになってくるかもしれません。そういった働き方も踏まえて、とにかく私自身が働き続けられたらいいなと思っています。新しい夢が見つかり、それを別の会社で叶える可能性もあるかもしれないですが、今のところはギャプライズに所属したままでシンガポール移住できたらすごく嬉しいと思っています。
―― 最後に、候補者の方にメッセージをお願いします
人にはそれぞれ個性があるということを理解できていて、その個性をどう活かすかを考えられるような人と一緒に働きたいですね。この認識を持っている方は、きっと仕事でもすごく素直で、わからないことはわからないと言える人だと思います。そうすれば、どんなサービスを扱っても、どんな仕事をしても、きっとギャプライズで楽しく結果を出していけると思います。