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梅雨入りしたばかりの沖縄の地に降り立った時、しとしとと雨が降っていました。でも雨はそこだけ。全日程すべてが晴れてくれました。今年もやってきた、沖縄。多くのアクティビティを行いましたが、その一つをご紹介します。本当に心が弾むような晴れやかな気持ちになった活動でした。
今回の旅は、またしても今後のグローバルな活動に繋がる、大きな足がかりになるだろうと直感があった。旅の目的は、各社訪問および現地の学生やスタートアップ企業を巡ること。中でも個人的にかなりうれしかったのが、とあるプロサッカーチームを訪れること。
今回のメインイベントともいえるサッカーチームへの訪問は、サッカーファンならだれもが知っているであろうあの元日本代表選手、高原さんのチーム。彼が率いるプロサッカーチームです。
グローバル事業を手掛け、IT事業に特化している僕たちが、なぜ、サッカーチームを訪問したか。ひとまず僕が高原さんの大ファンだから!というのはきっかけとしてもちろんあるが(笑)、Freewillのミッションが大きく関係しているからです。
4年前のTokyo Office設立当時から、真の意味での世界貢献を追求し、地道な種まきを続けてきました。一介の民間企業だから出来ること、出来ないことは様々です。けれどそこに官の力が入り、どちらか一方ではできなかった企画も可能にすることが出来てしまう。もちろん前提として、それをやるにしても、まず途方もない情熱がなくてはダメだし、実行する上でのノウハウがなくてはダメ。
そうした経緯からFreewillは政府機関でもあるSport for Tomorrowという団体に加盟するに至り、スポーツを通じて社会に、そして世界に貢献したいと考えて活動を行っている。基盤にあるのはICT事業ですが、スポーツやアート、エンターテイメントといった分野はボーダレスであり、日本人として世界中を巻き込むことが出来るからです。そしてITエンジニアたちの大きなキャリアパスにも繋がるなど、本当に革命が起きると信じているからです。
昨年2016年11月、タイのスリンにて地元の子供たち300名を巻き込むサッカーイベントを開催しましたが、本当に、本当にやる価値があることだったし、多くの感動を生む感慨深いイベントだったことは間違いありません。アジアは今、サッカー熱が高まっています。人々の夢と混ざりあい文字通り「熱風」となって全土に吹きわたっているのです。その中でもサッカーは、全世界で同じように、恵まれない環境で育った子供たちの夢でもあります。
世界中の多くの子どもたちがプロサッカー選手になることを夢見ていますが、十分な指導を受けられず、シューズやボールも十分にはありません。指導者であるコーチやレフリーも足りていません。チーム数すら限られて、リーグもまだまだこれからです。つまりスポーツでキャリアを築くことは、日本とは比べ物にならないほど険しい道になっているというのが実態で、世界で活躍するための教育も受けることができないという現実が、実はそこにはあります。
かつて、僕も留学中にサッカーで多くの困難を乗り越えることができました。多くの仲間を得ることができました。子供たちの可能性を僕らがICTとグローバルのノウハウでサポートし、とてつもない情熱をひっさげてプロ選手を育て、新しいスポーツ・ビジネスの仕組みを実現させたい。
様々な視点でこの問題に向き合えば、必ず彼らの夢に近づける何らかの筋道が見いだせると願って企画したこのイベント。スポーツを通して繋がった絆であれば、どんな国の人とも仲間になれる、この事実を証明するように子供たちはサッカーを指導する僕たちにしきりに感謝の言葉を伝えてくれた。弾ける笑顔を向けてくれた。参加した子供たちのその笑顔は一生忘れることができないだろう。
より本格的に事業として拡大したいと考え、今回のプロチーム訪問に至たりました。突然の訪問でも、温かく迎えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
かなり現実味が増し、いよいよ次のステージだなと感じている。彼らは単なるスポンサーだけではなく、長期的にともに何かを成し遂げられる「仲間」のような存在を求めていて、「人同士の繋がり」を大切にしている点に惹かれました。サッカーを軸としながらもサッカーに留まらず、それ以外のスポーツも視野にいれて地域のコミュニティ活性化に繋げたいという熱意をもって活動もしています。
僕もいろんな国でたくさんの経験をしてきましたが、その土地その土地でお世話になった人が必ずいて、そんな人々に恩返しをしたいという気持ちを原動力としてビジネスのフィールドを世界に広げた一人であるため、まさに共鳴・震動が巻き起こった気がしました。
ITを駆使して選手育成の環境を具現化させてはどうか、一緒に何かイベントを起こせないだろうか、そんな前向きな議論が交わされました。間違いなく、何か大きな一歩を踏み出すでしょう。
Freewillは設立4年のまだまだ小さな会社だが、100名到達まであとわずか。僕たちの想いが少しずつだが確実に形になってきていて本当にうれしい。追い求めているものが確かなもので、共感を呼ぶものであれば、賛同してくれる仲間は必ず集まる、今も昔もこれからもそう思う。
今回同行してくれた仲間(社員)たちが、このようにビジネスが拡大していく光景を見て、何かを感じてくれていたら本当に本当に嬉しく思います。物事は思っているよりシンプルで、生き方次第で人生はいくらでも豊かになることを信じたい。
スポーツとITとの掛け合わせが若者の未来を大きく変えていくことを確信した今、僕たちのやるべきことはより明確になったと思う。両社は国を選ばず境なく展開できる共通性を持ち、多くの人を動かすに違いないでしょう。
僕らが唱える合言葉。「僕らで世界を動かそう!」というスローガンはこんなふうに体現されて行くのだと思った。