採用初心者の人事担当が、『中途採用の定石』(今啓亮, 2023)をバイブルに、一冊丸ごと実践していく採用ストーリー。今回は、「4つの観点で自社の魅力を言語化しよう」その④です。
採用活動を成功させるには、会社に魅力を感じてもらうことが肝要。偏りなく自社の魅力を引き出せるよう、4つの観点から、FRDジャパンの魅力とは何なのか、考えていくワークの4つ目の観点は「働き方と制度の魅力」です。
どこで働いているの?
FRDジャパンは、社員数31名の会社ながら、実は働く拠点としては4箇所にわかれています。
本社機能と卵から稚魚までの養殖設備のある埼玉プラント、現時点では一番勤務人数が多く、稚魚から出荷までの養殖設備のある木更津プラント、現在目下建設中の富津プラントの建設現場、そして2025年1月から開設した田町にある東京事務所の4ヶ所です。
今後は富津プラントを中心として各事務所で働く人数構成も変わってはきますが、このような背景から、会議や日々のコミュニケーションはオンラインで成り立つ様にツールを使用しています。
メインで使用しているのはMicrosoftの Office365。場所が離れているとしづらいと言われるちょっとした質問や雑談にはチャット機能を使っています。チーム毎・プロジェクト毎に共有のノートやスペースを作り、必要な資料もオンラインで共有し共同編集ができるので、紙がないと進まない、という様なことは起こりにくくなっています。
養殖や建設中のプラントという、現場が中心となる仕事が多いので、出勤して働くのが基本スタイルではありますが、上記の様にオンラインで仕事をする環境は整っているので、状況に応じてリモートワークをすることも可能になっています。
この文章を書いている人事・広報担当の私は、1歳の子供がいるので、保育園の送り迎え・呼び出し・体調不良など、必要に応じてリモートワークにしたり、勤務時間を前後させたりしています。
また、エンジニアリング部メンバーの中には、自宅を別に構えて平日単身赴任をしているメンバーも数名いるので、金曜日には自宅へ移動してリモートワークすることもあります。もちろん家庭の都合だけではなく、自宅で勤務できる仕事の場合はリモートワークに切り替えることができます。
多様な働き方を実現する制度
これは最近私が切に思うことですが、結婚前は自分がやりたい仕事ができる場所の近くに住んで働くことができますが、結婚して夫婦どちらも働いていると、お互いが理想のキャリアを実現しながら働き続けるのってすごく難しい。。FRDジャパンにも、木更津に自宅を構え、パートナーは東京まで高速バスで通勤している人や、前述の通り平日だけ千葉に住んでいる人、そして東京在住で東京オフィスと在宅をメインに、必要に応じて出社する人と、様々な働き方をしている人がいます。
私たちが目指している、世界で一番おいしいサーモンを、世界一効率良く育てる。と言う大きな目標に到達するには、場所による制約や働く上でデメリットになることはできるだけ少なくして、共に未来を切り拓いてくれる仲間にジョインしてもらえる様にしたいと考えています。
そういった制度は、社員の中で多様な働き方をする人が出てくる中で整備されていく側面もあると思うので、働く人たちが成長しながら長く働ける環境づくりを諦めずに続けていきたいです。
現在募集している「人事広報」のポジションの方には、この辺りの制度設計も一緒に担っていっていただけることを期待しています。
そういう意味では、「制度が整っている」という魅力というよりは、「これから整えていくチャンスと可能性があること」が魅力という書き方になってしまいましたが、取り繕っても仕方ないことなので、ありのままに書かせていただきました。
次のお題は?
いかがだったでしょうか。FRDジャパンの魅力4つ。
とにかくこれからFRDジャパンに応募しようかな、事業内容はすごく魅力的だけど(自分で言う)どんなふうに働けるのかな、と思っている方に私たちの魅力が少しでも多く伝わっていたらうれしいです。
次回は、バイブルをざざっと読み進めまして、4章‐2「採用したい人」の解像度を高める調査をしようを実践します。募集要項だけでなく、どんな人に来て欲しいか、社員・役員にも意見を聞きながら解像度高めていきます!