こんにちは!社内広報チームの阿佐見です。
今回はフォルシアのシステム開発プロジェクトを進めていく上で要となる「品質管理」について、今年度から立ち上がった「品質管理チーム」のリーダーにお話を伺いました。
旅行プラットフォーム部ディレクション担当 梅澤睦夫さん
- 趣味:365日のお酒
- 執筆者の聞きたい事:
- Q.ずっと気になっていたのですが、その髪型のセット時間はどれぐらいかかりますか?
- A.髪型についてはよく聞かれるのですが、シャワーを浴びればドライ含め10分ほどでセットできます。色んな人に突っ込まれます(笑)
それでは早速お話を聞いていきましょう!
フォルシア歴は何年目ですか?
キャリア入社で2年目です。2021年の10月に入社しました。
前職ではどのようなお仕事をされていたのですか?
新卒でコンサルティングファームに就職し、業務改革コンサルやPMO(※1)コンサルタントとして従事していました。主には、国内メーカーの営業業務改革プロジェクトや、大手製造業の基幹システム刷新プロジェクトの全体PMO等に携わっていました。転職活動では大手ではなく、スタートアップやベンチャーなどの中小規模な企業を中心に見ていました。
フォルシアに入社したきっかけは、当時、PL(※2)職の募集があり、前職の業務と関連したプロジェクトマネジメントの知見が活かせる点に魅力を感じました。また、今までのような改善の提言や支援にとどまる立場ではなく、自社プロダクトのある会社で自分自身の手で業務やプロジェクトを動かしていくという経験を積みたいという想いで、フォルシアに転職を決めました。
- (※1) PMO ... プロジェクトマネジメントオフィス
- (※2) PL ...... プロジェクトリーダー
PLとしてフォルシアに入ってきて、今の業務内容を教えてください。
一般的にいう営業職とはまた違う、「ディレクション担当」として働いています。
「ディレクション担当」の中でも、プロダクトの開発/運用を担当するプロダクトマネジメントと、顧客プロジェクトの推進を担当するプロジェクトマネジメントに領域が分かれるのですが、私は後者の立場で主に大型の開発案件のプロジェクトマネジメント全般を実施しています。私が関わっている案件では、提案活動や契約管理業務は「ITコンサルティング担当(一般的な営業職に当たる職種)」が主で、プロジェクトマネジメント業務部分を「ディレクション担当」として私が担っています。
具体的に担当させていただいているのは、基幹システム刷新プロジェクトのPMOと、新規宿泊予約システム構築プロジェクトのPM(※3)です。また、社内の役割としては今年度立ち上がった「品質管理チーム」のリーダーを兼任させてもらっています。
- (※3) PM ...... プロジェクトマネージャー
「仕事」を知る ~今年度新設の「品質管理チーム」とは~
フォルシアの「品質管理チーム」とはどんなことをしているチームですか?
「品質管理チーム」自体は今年度に旅行プラットフォーム部の中で立ち上がったチームです。
協力会社の方を含め、現在は6名体制で、担当領域は旅行プラットフォーム部内の案件がメインです。
チームミッションとしては、「プロダクト/プロジェクトを支える要として機能して、品質向上に寄与する」ということを掲げています。QCD(Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期))というマネジメントの概念は一般的に広く知られており、3点とも重要な要素ではありますが、特にQualityは最重要事項と個人的には考えています。
品質を軽視すると、納期の延期やコストの増大を招き、最悪の結果としてはお客様からの信頼失墜にも直結します。プロダクト/プロジェクトに関わる人は全員が品質に対する意識を持つべきではありますが、品質管理チームとしてはそこに特化してより広く深くかかわっていくことで、品質レベルの向上を裏から支える役割を担えるよう日々活動しています。
具体的な活動としては、
- 開発案件のテストフェーズ支援
- 稼働後案件の運用フェーズ支援
- 共通化施策整備
の3点です。結成して半年ですが、常時5,6件程の案件が同時に走っています。
~上記①~③の活動内容・ポイント~
1. 開発案件のテストフェーズ支援
各案件のテスト分析・設計・準備にはじまり、テスト実施から不具合解消確認までの全般の管理、支援を担います。プロダクト/プロジェクトによりそもそものテスト内容やテスト観点が異なるため、毎回のインプットは大変ですね。過剰に品質に拘って、テストフェーズが全体のボトルネックにならないようにという点は意識しています。
2. 稼働後案件の運用フェーズ支援
既に運用フェーズに入っているプロダクト/プロジェクトのテスト実施支援が主です。直近ではテスト自動化ツールを導入し、旅行予約商品の検索から予約の一通りのシナリオを自動テストで回せるよう取り組んでいます。
3. 共通化施策整備
フォルシアとしてのテストの標準手法や品質管理基準の整備のようなものです。これらも日々の業務の合間に着手しているところです。
今年度新設された「品質管理チーム」、新チームの話が来た時の率直なお気持ちは...?
「なにをするんだろう?」が正直なところでしょうか(笑)
ただ昨今は開発案件が大型化し、取り扱うプロダクトも増えている中で、品質という観点でのテストの進め方などをしっかりとできるようにした方が良いのではないかと個人的に思う点はありました。
チームとしてはほぼ0からスタートで、活動方針や活動計画など、まずは骨組みから構築を進めていったという状態です。活動方針や活動内容を固めていく中では、フォルシアの品質管理のスタンスとして「なるべく人の手をかけずに品質を担保する手法を採る」、「顧客・案件の要求レベルにあわせて必要なものを適宜アドオンする」という点が私の入社以前よりあり、これは今も変わらないという理解がありました。
大手SIerのようにテスターを何人も抱えてきっちりした定義書を作成し打鍵を実施したり、定量的な基準に基づいて厳密に管理するということは、フォルシアの開発スタイルや会社規模を踏まえると目指す先として異なります。だからと言って全く人の手をかけずに個人のスキルのみに任せた管理というのも現実的ではないため、今までの品質管理のスタンスは維持しながら、今までは手が届かなかった痒い所に少しでも近付けるチーム作りが出来ればとは思っていました。
「人」を知る ~梅澤さんの働く上での想いや仕事の面白さとは~
チームビルディングも平行していく中で、リーダーとしてチーム力を上げていくために意識していることがあれば教えてください。
週一で定例ミーティングを行い、活動スケジュールや目標の共通認識の形成を意識しています。メンバーが関わっている各案件の状況は常に把握するようにしていて、不透明な点などは個別にメンバーと直接会話して「知る」努力をしています。また、メンバーから依頼されて仕様書等のドキュメントレビューを実施する機会もありますが、フォルシアの品質管理のスタンスも踏まえながらコメントすることで、チーム内でその意識を浸透出来るように努めています。
常にアンテナを張っているような状況で、ストレスなどはどのように対処されていますか?
ストレスはあまり感じず感情の波もそれほどないので、自分でもフラットな人間なのかなと思っています。瞬間的には焦ったりもしますが、冷静さを取り戻すのは早い方です。ただ、毎日の仕事終わりのお酒は安定剤となっているかもしれないですね(飲めないとなったら.........)。フォルシアではお酒好きな人たちが集うコミュニティもあるのでその場に参加したり、中途入社の年度が近い方や新卒入社の若手メンバーと仕事終わりに飲んだりしているのは良い気分転換になっている気がします。
飲んでいるのはルイボスティー。ルイボスティー専門店に行くほど、ルイボスティー好きな梅澤さん
梅澤さんのモチベーション、エンジンとなる源泉は何ですか?
「仕事終わりのお酒を美味しく飲むために」というのはエンジンになっていると言えるかなと思います(笑)
真面目な話でいうと、自分が立てたスケジュールや計画通りに案件内のタスク・課題の調整が上手く進んだときは達成感が得られて、次のタスク推進のモチベーションに繋がっているという点でしょうか。
梅澤さんの思うフォルシアのPMの面白さ・うまみはどんなところですか?
お客様それぞれに大なり小なりの課題がある中で、その課題をただ単純に言われた通り解決するのではなく、そこにプラスアルファの価値を上乗せしてアプローチ出来る土壌がある点にうまみがあると考えています。『土壌』というのは、現場側にある程度の裁量がありお客様に直接アプローチ出来るという点も挙げられますし、エンジニアの技術力やプロジェクトを支えている様々な社員の調整力やサポート等が一体となることで価値の上乗せの実現が可能な点も挙げられます。
前職のコンサルも同じく課題解決が軸にはありましたが、コンサルティング要素が強かったため直接的にはプロジェクトを動かしている感覚がなかったのですが、今は自社プロダクトをもって具体的且つダイレクトに、お客様の課題解決にアプローチ出来る面白さを実感しています。
今後PMとして、フォルシア社員として、挑戦していきたいことはどのようなことでしょうか?
今後はより多くのPM案件を経験していくことで、単純な自分自身の成長のみならず、会社としてのプロジェクトマネジメントの知見の蓄積に貢献し、社内に少しでも還元していけるといいなと考えています。プロジェクト推進上の社内/チームの課題は未だ多くあると実感しており、担当プロジェクトを通じてそれを一つ一つ良い方向に改善していくことで、最終的には担当プロジェクト外にも波及していくのが理想です。
品質管理チームを率いる身としては、チームが始動してまだ半年のため活動領域も特定の部分に留まっていることから、まずは旅行プラットフォーム部内のチームということを踏まえ、自社プロダクト「webコネクト」を中心としたプロダクト/プロジェクトの品質に広く携わっていくことで、目立ちはせずとも品質をしっかりと支え続ける存在になりたいですね。
最後に、この記事を読んでくれた人にメッセージをお願いします!
品質管理チームは業務内容的に裏方としての活動が多くなかなか日の目をみないので、この記事をきっかけにチームの活動や目的などを知っていただけたら嬉しいです。今後の活動にご期待ください!(お酒を飲む時は是非いつでもお声掛けください☆)
この記事を書いた人
阿佐見 早苗
今年の夏の必需品はネッククーラー。冷たすぎないのがよいです。倒れそうな暑さでも頭が少しスッキリする気がします。