現役早稲田生で、新規事業責任者。FinTを創業期から支えるインターン生が、新卒でFinTに入社する理由。 | 社員インタビュー
FinTは、創業からたくさんのインターン生に支えられてきました。大手やメガベンチャーなどへの就職という選択肢もあるなか、なかには新卒カードを切ってそのままFinTに入社することを決めたメンバーも...
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こんにちは! FinTの広報担当です。
FinTは2017年の創業から、たくさんのインターン生に支えられています。
インターンと言っても、お任せするのはデータ入力やコピーなど簡単なサポートの業務ではありません。意欲のある学生には社員とほぼ同じ業務が振り分けられ、等しく成長機会が与えられているのがFinTのインターンの特徴でもあります。
そんな環境ですから、学生時代からFinTのインターン生として活躍し、そのまま新卒入社をするメンバーもたくさんいます。今回はそのなかから、学生時代にSNS運用のディレクターを経験、高い業務解像度を活かしながら現在は社員としてバックオフィス(経理や総務など)を担当している堀に話を聞きました。
【こんな方におすすめです】
堀 拓望(ほり たくみ)
1999年生まれ、早稲田大学商学部卒。2019年7月にFinTへインターン入社。当初からディレクターとして活躍し、1年間休学。休学中にディレクターのチームリーダーとして数十以上のアカウントのディレクション・マネジメントを経験。TikTok運用やSNSの広告事業の立ち上げ責任者として活躍した後、バックオフィスとしてFinTに新卒入社。
——ほりくん(堀、以下同)は大学2年生だった2019年に入社していますよね。当時5人ほどしかいなかったベンチャー企業に入ろうと思った理由は何ですか?
FinTに入社する前、コールセンターでアルバイトをしていたんです。それも月に100時間くらい。電話対応を通して受注率などが可視化されたり、自分のちょっとした工夫でお客さんの対応が変わったりなど、自分がやったことが数値として結果になる工程自体が楽しかったんです。でもアルバイトだったので、任される内容には限界があって、「もっといろんなことを任されたい、裁量権のある仕事をやってみたい」と思ったのがインターン応募のきっかけでした。
当時、僕の友人がメンバー5,6人ほどの小さなベンチャー企業でインターンをしていて、学生ながら採用など会社の看板になるような大きい仕事をしていたんです。その姿をみて、自分も小さなベンチャー企業で裁量権を持って働きたいと思うようになりました。
——サークルには入っていなかったんですか?
いえ、テニスサークルに入ってました。高校時代から、「大学生になったらサークルに入って、バイトをして、華の大学生を楽しむぞ!」と思っていたので(笑)。
でもいざ入ってみると、そのサークルはゆるく楽しむ感じだったんです。みんなで一丸となって何かを達成したり、本気で練習するようなアツい集団ではなかった。大学の受験勉強を頑張ったぶん、入学した途端のゆるさが僕には「むなしい」と思ったんです。何も生み出していない感覚があったというか。
——頑張って結果を出すことの方が楽しかった、と。
そうですね。高校生の時から勉強すること自体は苦じゃなかったので、その延長線上で何かに取り組んで結果を出す、ということを続けたかったんだと思います。サークルに入ったからこそ気づけたことではあるのですが。
——アルバイトであれば、働いたぶんお金になりますもんね。
そうなんですけど、どちらかというより僕は何かを新しく学ぶことが好きみたいなんです。この前、会社のメンバー全員で受けたストレングスファインダーという、その人の強みを見つける診断テストで1番上に来たのも「学習欲」でした。新しいことを学んで、さらにはアウトプットするという一連のサイクルが好き。そういう意味で、僕のドライバーは「成長実感」なんです。
——「成長実感」にこだわるのは、何か理由があるんですか? たとえば将来、起業したいとか。
う〜ん、将来的には「起業できたら嬉しいな」とは思いますが、それは結果論であって原点ではないですね。
僕、高校受験の時に、父親から突然「最難関高校じゃないと進学させないぞ」って言われたんですよ(笑)。出身は栃木県なんですが、栃木で1番難しいとされている宇都宮高校じゃないと高校には行かせない、と。それを真に受けて、「さすがに中学生で浪人はマズイな」と思い、勉強を頑張ることにしたんです(笑)。
一念発起したら、勉強をやったぶんだけ成績が上がっていって……それがとても楽しかったんですよね。結果的には宇都宮高校に進学できたんですが、その成功体験は大きいと思います。できないことを調べたり、人に聞いたりしながら、ひとつずつできるようになっていくことの楽しさをそこで知ったというか。
——FinTでのインターンも、新しいことを「学ぶ」ためにはじめた、とも言えそうですね。
そうですね。どうせ何かを学ぶのであれば、将来に活かせて、自分も興味のある分野がいいなと思って。それで、「マーケティングができる・自分が実際に使っているサービスに関連する」という2軸でFinTにしました。
——FinTに入社してからは、まず何を担当されたのでしょうか?
Instagram運用のディレクターです。何を投稿するかの写真探しから、アカウントの数値分析まで。入社してすぐに、7,8案件くらいを担当しました。当時は「1人でこんなに大きい額を動かしているのか!」と驚きましたね。
——その後、入社してから半年のうちにチームディレクター、チーフディレクターへと昇格しましたよね。何が理由で抜擢されたのだと思いますか?
吸収するスピードのはやさですかね。当時、誰よりも会社にいましたし、SNSマーケティングのインプットは誰よりも早く、大量にしていたと思います。土日で案件が動かない日でも早く成長したくて、出社していたくらいだったので。
インターンをはじめて6ヶ月後に、COOの山下から「そろそろチームをまとめよう!」と言っていただけて、右も左もわからない中、ディレクターチーム全体をまとめるチーフになったのですが……最初は、本当に何もできず大変でした....!
——何が1番大変でしたか?
やっぱり短期間で事業が伸びているがゆえに、チームの人数が増えていくことでした。受注してくる仕事が大きくなったぶん、チームもどんどん増えていく。メンバーが20人くらいになってから徐々に各案件の詳細が見えなくなっているなかで、いろんな問題が起きてしまい、悪循環になっていきましたね。正直キャパオーバーだったと思います。そのタイミングで、中途で入ってきた経験のある社員の方にチーフディレクターを譲る形になりました。
——チーフを降りてから取り組んでいたことは?
事業部つきの企画業務、具体的には「チーフとしてやりたかったのにできなかったこと」です。例えば、業務の効率化。運用しているSNSアカウントでは毎月末にレポート資料を作成していたのですが、数値グラフにすべて関数を適用して、自動でレポートを出力できるように。チーフがアカウントの詳細まで見ずとも、レポートだけ見れば順調かそうでないかがわかるような仕組みを自分の過去感じた経験を元に作っていました。
——その後、新規事業としてTikTok運用チームの立ち上げを任されましたよね。やはり、チーフを途中で降りた挫折経験が大きかったのでしょうか?
というより、ディレクター時代に「自分でものを売る」という営業力に課題を感じていたからですね。創業当初に、ゆいさん(CEO・大槻)とやまぴさん(COO・山下)が自ら営業して事業をつくってきたのを間近で見ていたので、「かっこいいな」と思ったんです。新規事業の責任者となれば、自分で売り込みにいかないといけない。営業力を新しく「学ぶ」つもりで立ち上げにジョインしました。
——そこから今、バックオフィスに移っているのはどういった理由なのでしょうか?
新規事業の責任者として日々様々なお客様に対して提案を繰り返していましたが、その中で自分はFinTで成績トップの営業マンにはなれないと気づいてしまったことが大きいです。営業成績トップのりおさんや、ナショナルクライアントにバンバン提案して受注を決めてくる同期の熊谷にはなれないと感じました。自分がジョインした創業後すぐのフェーズは、人がいなかったからこそ、なんでもやることが正義でした。しかし、会社の規模が大きくなるにつれて、経験値や才能のある優秀な方々が入ってくるようになって、その方々と同じ水準で成果を求められるようになりました。そのような中でどうやったら自分の価値をつくれるかを考えていた時に、代表のゆいさんから自分のディレクター時代の強みである仕組み化や効率化、正確性などを評価してもらい、「バックオフィスをやらないか」と提案して頂きました。
——言われた時、正直にどう思いましたか?
これは完全な偏見だったんですけど、「地味な役職だなぁ」って(笑)。
でも、実際にCFO(最高財務責任者)や経営管理をされている社外の方、3名ほどのお話を聞く機会を作って頂いた結果、バックオフィスはただの単純作業ではなくて、クリエイティブな仕事だと知ったんです。数字という形で直接経営に携われて、なおかつFinTにはまだそれを担当している人がいない。これは自分の強みを活かしながら、社内で抜きんでられるチャンスだと思いました。
——今はバックオフィスで主にどんな業務を担当していますか?
言ってみれば経理です。各案件の収支を確認して、HRの従業員数データや、営業が持っている与件のデータを組み合わせたものを、レポートに起こして事業部と連携して改善していく。ビジネスモデルを把握した上で数字も見れたら、経営陣に改善余地などを提言できるんです。
——バックオフィスを担当してから、現場のディレクター経験が活かされていると感じますか?
めちゃくちゃ感じます。数字を見れば、事業部のどこに課題があるかがわかるので。その課題に対する大抵の打ち手・仮説の種類はディレクター経験で培ったものです。
だからこそ、ただ単純に数字をみて「コストを削減してください」とか「もっと案件をとってきてください」とかざっくりとしたオーダーをするのではなく、現場のフローを理解した血の通った具体的な助言ができるんです。経営陣だけではなく、事業部にも仮説を持って提案ができるんですよね。
——バックオフィスで大事にしていることはなんですか。
人間として、良心に従って管理することです。京セラの創業者である稲盛和夫さんが、「原理原則に則って物事の本質を追求し、人間として何が正しいかで判断する」といったことを言っていて。それを僕も肝に銘じています。
バックオフィスは、言ってしまえば「嘘をつける部署」でもあるんです。本当は赤字なのに、利益を操作して黒字に見せたり、架空の取引を捏造することができるなど。でも、そんなことをしていたら最悪、会社が経営判断を間違えてしまうんですよね。だから常に会社がベストだと選択肢を取れるように、誠実に向き合っていくことを、仕事をする上でも特に意識はしています。
——FinTに入ってから4年が経ちました。今の目標はありますか?
将来は、CFOを目指しています。今までの僕は特別「これがしたい」というようなこともなく、ただ目の前の「新しい領域」を学ぶ・体験するという意味でやってきました。でもこれからは、経営に携わったり、いつか起業をしたい。僕が今いるポジションは、それができると思っています。
これまでにディレクター、チーフディレクター、新規事業の立ち上げと、転々としてきましたが、ようやく自分の強みがわかってきたような気がします。いずれは公認会計士のような資格の取得も視野に、自分の強みをどんどん掛け算して価値を高めていきたいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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ブランド事業部 山口(インターンを経て新卒入社)
マーケティングパートナー事業 熊谷(インターンを経て新卒入社)
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