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小売DXの最前線へ。大手とベンチャーを経験したコンサルタントがフェズで見つけた「本質的価値提供」と「新しい挑戦」
現代の小売業界では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が急務です。この変革期において、フェズはメーカー様 と小売様の間で、データとテクノロジーを駆使し、業界全体の変革を推進する役割を担っています。私たちは、単なる戦略立案に留まらず、その実行から改善まで一貫して責任を持つ「ハイブリッド型人材」こそが、この変革を加速させる鍵だと考えています。
今回は、多様なキャリアを歩み、現在はフェズでリテールDXコンサルタントとして活躍する島田さんにインタビュー。彼が見るフェズの具体的な役割と、ここで得られるキャリアの価値を深掘りします。
― PROFILE ―
島田大喜(リテールパートナー本部 副本部長)
株式会社電通(当時)で消費財メーカー営業、グーグル合同会社で小売業界向けデータ活用支援を経験後、株式会社リヴァンプでマーケティング領域におけるフルスタックコンサルティングに従事。メーカー様と小売様との「橋渡し役」に可能性を感じフェズに入社。現在、新規の小売様連携先開拓、データ活用コンサル、販促DXツール開発を推進するリテールDXコンサルタント。
ーまずはご経歴と、フェズに入社された経緯を教えてください。
私のファーストキャリアは電通で、約8年間消費財メーカーの営業を担当しました。営業という立場ではありましたが、広告戦略のプランニング、メディアバイイング、クリエイティブ制作、イベント運営、商品開発リサーチまで、非常に幅広い業務を経験しました。同じクライアントを8年間担当したことで、特に終盤は営業というよりはプランナーとしての役割が多かったです。データを使った分析や統合プランニング、広告評価手法のアップデート などもこの時期に経験しました。
その後、ご縁がありGoogleへ転職し、小売業界を担当しました。YouTubeやGoogle広告の活用が主な業務でしたが、小売業界では当時から自社で持つファーストパーティデータの活用が大きなテーマでした。GCPの活用支援や、Googleサービスを広告だけでなくCRMや顧客接点にどう組み込むかなど、統合的な提案を行っていました。
このGoogle時代に、創業間もないフェズと出会い、創業メンバーとは当時からの知り合いです。
私はキャリアの中で、マーケティングの中でも、例えば広告だけなど、特定の領域だけのプランニングや実行、特定のSaaSプロダクト導入に縛られることに違和感を覚えていました。顧客にとって本当に最適なソリューションを提供したいという思いから、それが可能なコンサルティング業界へ進むことを決め、Googleでの2年間を経てリヴァンプへ転職しました。
リヴァンプでは、マーケティング支援チームのマネージャーとして、数多くの経験を得ることができました。
私が目指したのは、企業の商品やサービスの開発・立ち上げ~世の中に広げていくためのアクションをフルスタックで支援するモデルです。リサーチ、事業計画策定、業務オペレーションの見直し、システム改修、施策の実行まで、企画から実行支援までを一貫して行いました。マーケティング部門と向き合いながらも、単なる広告提案ではなく、顧客ニーズに基づき、それを実現するための計画策定からプロセス開発・改善まで全ファネルをコンサルするという仕事は、個人的に非常にやりがいを感じました。
リヴァンプで約3年経験を積み、個人事業主として独立もしました。複数のマーケティングコンサル案件を手掛ける中で、特にメーカー様やと小売様の案件に関わらせていただくことが多く、その中で常に感じていたのが「小売とメーカーはもっとうまく手を取り合えるはずだ」という思いでした。メーカーは商品が飽和し、小売は利益追求の中で新しいニーズ創出の余地が少ない。この両者の間に第三者が入り、「こうすれば互いの利害が一致する」などきちんと話せる環境を作れないか、と考えていました。広告、プラットフォーマー、コンサルというキャリアを経て、フェズがまさにその「橋渡し役」となれることにおもしろさを感じ、入社を決めました。
ー現在どのような業務を担当されていますか?
ベンチャーなので業務はかなり多岐にわたりますが、主に3つのミッションがあります。
まず、新しい小売様のデータを弊社の主力サービスであるUrumoというプロダクトにつなげてもらうことやコンサルティングご支援のための新規開拓、交渉、営業です。小売様とのつながりをつくること交渉は、フェズの事業成長の根幹を担う非常に重要な役割だと認識しています。
次に、その過程で関わらせていただく小売様へのデータ活用・施策実行支援(コンサルティング)です。小売様が保有されるID-POSなどの顧客データは非常に価値が高いものですが、「フェズだったら安心して渡していいよね」と思ってもらえるような、合理性を伴うサービス提供が不可欠です。具体的には、商品分析や顧客分析といった広範な分析支援、そしてそのデータに基づいた施策の企画・運用支援を通じて、小売様のマーケティング活動を深くサポートしています。ある小売様では、DMPの開発保守運用支援から、各部門へのデータ抽出ツールの提供、さらにそれをもとにした経営層へのアクションご提言まで行っています。また、販促・リテールメディアのメニュー設計や値付け、業務フロー改善といった業務に関するコンサルテーションも手がけています。
そして最近動きとして強化しているのが、業務委託支援だけではなく、仕組みでのご支援です。詳細は割愛しますが、人力での支援だけではさばける量に限界もありますし、本質的な内製支援ではありません。私たちが人を介さずとも小売様が自分たちで効率的に案件量を増やし、業務を回せる状態を目指しています。
ーフェズのリテールDXコンサルタントとしての役割は、他社の支援と何が違うと感じますか?
フェズのコンサルは、マーケティング・販促領域におけるITコンサルと戦略コンサルが混ざったようなものです。特定の領域に特化しつつも、戦略立案からIT実装まで一貫して支援できるのが強みです。
他社との違いでいくと、大手コンサルではフレームワークや売りたい商材が決まっていることが多いですが、フェズはそうではありません。
また、私たちはコンサルフィー自体を収益の主目的としているわけではありませんので、プロジェクトとしてお金をもらわないと進められないといった制約はなく、顧客にとって最適なものはなにかという観点で動くことが多いです
背景として、コンサルティングを「投資」と捉えている側面があります。だからこそ、「コンサルフィーをしっかりもらわないと動けない」という状況がなく、「まずはトライアルからでも関わらせていただき、ご評価いただければ長くお付き合いさせていただく」といった「善が先」のビジネスモデルが、顧客との深い信頼関係構築に繋がっていると考えております。
組織体制も特徴的です。良くも悪くも少人数なので、縦型というより横型の組織に近いかもしれません。コンサル企業ではフレームワークに慣れたり、機能分化の中でその責務を果たすということも多いですが、フェズでは小売×販促やデータ活用に関して、やりたいことがあるならやっていいですよという環境です。自己実現したい、自分の実力を発揮したいという人は、どんどん社内で言ってもらえれば推進される文化・環境があります。
ークライアントとの関わりが印象に残っているプロジェクトや、得られるスキルについて教えてください。
クライアントからは「他の代理店やコンサルとは違うね」とよく言われます。迎合せず、はっきりと最適な提案をするスタンスだからなのではないかと考えています。大手コンサルがいる中でも「フェズに相談したい」と言ってもらえたり、会社というより個人として評価してもらえることが多いのは、うちのチームの大きな特徴だと思います。
プロジェクトを通しては、多岐にわたるスキルが身につきます。まず、自分の過去の経験やスキルが個人の力として通用するかを試せる場所です。ID-POSや顧客データを扱うため、データフローやシステム構造の理解といったITスキル、そして業務ツールの改修・開発に関わるプロジェクトマネジメントスキルが身につきます。
また、小売業界に閉じた話にはなりますが、物が売れるロジックや仕組み、組織構造といった業界の深い知識は相当つきます。そして、私たちが普段接する相手は役員クラスが多いので、執行役員や会社の経営層との定例会を持つ中で、いわゆるCレベルへの交渉力も磨かれます。
ーフェズのチームや働き方のスタンスで、印象に残っているプロジェクトやエピソードがあれば教えてください。
自分の「やりたい」という意志がある人には、会社のサービスを自ら立ち上げていく環境があると思います。
具体的な話では、私が提案していた業務DX化のツール開発。私が入社してから一貫してやりたかったもので、サービス化に向けて着実に進行しています。
ーこの仕事に向いているのはどんな人だと思いますか?一緒に働きたいのはどんな人ですか?
向いているのは、まず意志が強い人。あとはコンサル業界にチャレンジしたいけれど、外資コンサルだと敷居が高く感じていたり経験に不安がある方。学歴やコンサル経験というより、事業会社での実務経験や自分のキャリアを変えていきたいというチャレンジ精神を重視してます。コンサルにチャレンジするのが敷居が高いと感じている人にはちょうどいい環境なのではないかと思います。
一緒に働きたいのは、「自分が負けたな」ですとか、「なるほど、その視点はなかった」と思わせてくれる人です。チームで仕事をする中で、人や会社の考えに沿うだけでなく、新しい意見や発想を出してくれる人を求めています。そうした刺激がないと、業務をただこなすだけになり、仕事の醍醐味が薄れてしまうと感じています。常に新しい発見がある状態こそが、個人としても組織としても仕事の活力となると考えています。
自分の意見を臆せずはっきり言えるということも重要だと考えています。若手だからとか、経験が少ないからといって萎縮する必要はありません。
マーケティング領域において、自分が思いつかないような新しい発想や出会いを常に求めていますし、それを探しながら日々働いています。フェズは、まさにそんな挑戦を歓迎する場所だと感じています。
戦略から実行まで深く関わり、常に新しい刺激を求める。島田さんが語るフェズは、まさにそんなハイブリッド型人材が輝けるフィールドです。このユニークな環境で、あなたの熱意とアイデアを形にしませんか。