こんにちは。ブランディング部の渡邊です。
今回は、今年新設されたCMS部の部長、西田にインタビューしました。
CMS部や新規プロダクトについてはもちろん、自身のキャリアや今後の展望など、気になることを聞きました!
ー フェンリルに入社されるまでの経歴を教えてください
プログラミングは中学生の時に始めました。大学では情報学を専攻し、3Dグラフィックスを研究しました。大学を卒業してからは、製造業向けに3次元CAD/CAMのパッケージソフトを開発するソフトハウスに入社し、プログラマーとして開発業務に従事しました。 高度な技術が求められる点は面白かったのですが、ユーザーとの距離が遠く、何のために作っているのか分からなくなってしまったんです。そこで転職を決意しました。
ー フェンリルに入社した理由を教えてください
ユーザーとコミュニケーションしながらプロダクトを育てたかったからです。
プライベートでテキストエディタのプラグインを開発し、オープンソースで配布していました。自分が開発したものに対してユーザーからの反響がダイレクトに届くので、ユーザーと対話してプロダクトを育てることに夢中になり、これを本業にしたいと思いました。
あとは、ずっと育ってきた関西で働きたかったので、フェンリルの本社が大阪にあったことも入社する決め手の一つでした。
ー フェンリルでは、これまでにどのような業務を経験されましたか?
2010年に入社して、Sleipnir for Windowsの開発を担当しました。
翌年からはSleipnir Mobile for Androidの新規開発や、Sleipnirシリーズ全体のプロダクトマネジメントも担当しました。その後、R&D部門のマネージャーとして実験的プロジェクトを立ち上げたり、コーポレートブランディング部門のマネージャーとして、フェンリルのウェブサイトを開発運用したりしました。
ー CMS部が開発中の「NILTO」について、ご説明をお願いします
NILTOはヘッドレスCMSというカテゴリーに属するSaaS/BaaS (Backend as a Service) プロダクトです。CMS上でコンテンツの入稿・管理ができ、それをウェブサイトやアプリ、その他デジタルデバイスなどへAPIを通じて配信することができます。従来のヘッドレスCMSよりも柔軟なコンテンツ設計ができ、それでいて効率的な運用も両立している点が強みです。
※CMSとは、ウェブサイトのコンテンツの制作をはじめ、編集や管理をするツールのことです。
ヘッドレスCMSは、これまでのCMSとは違い、フロントエンドをなくしてバックエンドのみを持ったシステムで、ユーザーが表示形式を自由に設計することができます。
ー すでに競合製品が数ある中で、新たにヘッドレスCMSを開発しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか
自社ウェブサイトの開発運用を担当していて、複雑なデザインを実現しようとするとCMSの運用が大変になり、CMSの運用を優先すると単調なデザインになるというジレンマを抱えていました。どちらも両立できる理想的なCMSがなかったため、自分たちで作ろうと思ったのがきっかけです。
ー NILTOの開発に、これまでの経験をどのように生かしていますか?
最速でUIを作ることです。これまでに手掛けたプロダクトでは、快適で目的を素早く果たせるUIをデザインしてきました。あらゆるユースケースを想定して、クリック数やマウスの移動距離を最小化するのはもちろん、次の操作を事前に認知させることや、経験による予測が生かせるかどうか、平均操作時間と最大操作時間のどちらを優先すべき場面か、といったことも考慮してデザインします。
ー CMS部の部長として、心掛けていることや取り組んでいることを教えてください
私はプロダクトマネージャーも兼ねていて、プロダクトの要求仕様を作成しています。
ワイヤーフレームやプロトタイプも作りますが、細部まで固めすぎずに、デザイナーとエンジニアに裁量の余地を残すようにしています。高いクオリティを実現しつつ、無駄な開発コストを削減するためには、スペシャリストの創意工夫が不可欠だからです。また、こういった経験がデザイナーやエンジニアの成長につながると考えています。
ー CMS部にはどんなメンバーがいますか?
CMS部にはエンジニアが7名、デザイナーが1名、サポートが1名と私、総勢10名が所属しています。それに加えてデザインセンターからデザイナーが数名参画しています。マーケティング部門とも連携しています。細部まで妥協せずに、良いものを作るという気持ちが強いチームです。
ー 今、プロダクトの開発以外で夢中になっていることはありますか?
プロテインバーにはまっています。昼食をさっと済ませることができますし、食後に眠くならないので重宝しています(笑)。昼と3時頃、1日に2本食べています。毎日食べても飽きないように、5種類くらいを箱で買いだめしていますよ。
ー 最後に、今後の展望を聞かせてください
まずはNILTOを成長軌道に乗せ、多くのファンの獲得と、事業の成功を両立させたいです。そしてサブプロダクトや関連サービスを立ち上げていき、事業を拡大させたいと考えています。ヘッドレスCMSをはじめとする一連のプロダクトのUXを徹底的に磨き上げてNILTOをソフトウェア・プロダクトのハイエンドブランドにしたいです!
ー CMS部はどんな人だったら活躍できそうですか?
新規事業は分からないことがたくさんある中で手探りで進めていくものです。誰がやるか決まっていない仕事もあります。自分の得意領域で完結せず、周辺領域にも積極的に関われる方、明確な指示で動くよりも自分で考えて動きたい方、変化の多い環境、不安定な状況を楽しめる方が合っていると思います。
ー フェンリルに興味をお持ちの方へ、メッセージをお願いします
フェンリルの既存事業とのシナジーもあり、私たちの事業はプロダクト正式リリースから急速な成長を見込んでいます。エキサイティングな事業成長期のタイミングの今なら、コアメンバーとしてご自身の成長やキャリア選択の機会にも恵まれると思います。CMS部やNILTOに興味をお持ちの方、ぜひご応募お待ちしてます!