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【社員インタビュー特別編】アプリケーション開発部で活躍するスタッフ座談会

こんにちは、アプリ部アシスタントの八木です。

連休が終わり気づけば10月も目前、日中は残暑厳しい日もまちまちですが、段々と過ごしやすい気候になってきましたね。

半期の節目をきっかけにしたり、秋の呼吸のしやすい空気に身体が軽くなって、環境や場所を変えて新しい仕事や趣味に挑戦するもいらっしゃるのではないでしょうか。

新しい世界に飛び込むなら、思い切って海外に飛び出すなんて選択肢もありますよね。フェンリルでも、外国から日本に移住して働くスタッフが多く在籍しています。

そこで今回は、アプリケーション共同開発部で活躍するプロジェクトリーダー、エンジニアなど5名のスタッフにインタビュー。日本でアプリ開発にチャレンジしようと思ったきっかけや働いてみて思うこと、日本での暮らしについて聞いてみました。

【大阪拠点】

まずは、大阪本社でリードエンジニアをしているオスカル、エンジニアの朴の2名から。

左)リードエンジニア:オスカル 出身国:メキシコ
右)エンジニア:朴 出身国:韓国

Q. フェンリルに入社したきっかけについて教えてください

オスカル

大学で 「Mechatronics」(ロボット)を専門に学んでおり、日本はその技術で世界的に一番高度な国なので留学を決めたことがきっかけです。そして企業でのインターンシップを経て日本で働く事にしました。たくさんの人が使ってくれるアプリを作りたいと思いフェンリルへ転職しました。

もともと海外で働いてみたかったので、日本に来る前はインド、カナダ、アメリカなどの様々な国にワーホリなどで行っていました。最終的には、母国から近い日本を選びました。企業を相手にビジネスできるところに魅力を感じフェンリルで働くことを決めました!

Q. 日本で働くうえで苦労することはありますか?

オスカル

一番難しいと感じるのは、やはり日本語です。会話はできても、資料を読む時に読めない漢字が結構あるので、理解するのに時間がかかります。

一番難しかったのはの日本人の名前を覚えることでした。韓国では人をフルネームを覚えるのですが、日本では姓のみを使うことが多いので、似ている名前が多くよく間違えてしまいました。

Q. フェンリルでの仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?

オスカル

自分の作ったアプリがたくさんの人に使われていると思う時です。社外の会話でもどんな仕事をしているか聞かれた時に、知名度のある大手企業のアプリを作っている事を答えると「すごい!」と驚いてもらえます。 

Q. 一緒に働く日本のエンジニアはどんな印象ですか?

オスカル

真面目だと思います。ただ、たまに心配が過ぎるなと思う事があり、ストレスを抱えているように見える時もあります。例えば開発期間が短い案件の時、間に合うかどうか心配になるのは仕方がないことですが、心配しても何も変わりませんし、そのせいで寝られなくなったりする方が次の日の体調に影響して集中力が下がります。心配し過ぎずに進んだ方がいいなと思います。

Q. 日本の好きなところはありますか?

温泉が多いところです。春や秋には山へ登り温泉へ入って帰ってくることを楽しんでいます。また、日本ではケーブルカーやロープーウェイを使って山登りを楽しむことができるのも魅力の一つです。

Q.母国のいいところやおすすめしたいことはありますか?

オスカル

メキシコ料理はすっごく美味しいです。また、人と人の関係も素敵だと思います。すぐに誰とでも仲良くなれるので、幸せに生きることができます。

韓国風アメリカンドックがおすすめです。チーズやポテト、唐辛子などいろんな種類があるのでぜひ食べてみてください。

Q. 今後の目標を教えてください

オスカル

日本語でのコミュニケーションができない外国企業向けのアプリを作成できるような環境を作ってみたいです。

Q. これから日本で働く海外の方にむけてアドバイスを!

日本語の勉強はもちろんですが、日本の文化も理解していると良いと思います。ドラえもんなど昔のアニメをテレビでネタにすることも多いので、知っていると一緒に笑えます。関西で働くなら関西弁とかも聞き取れるようにした方がいいかもです。

オスカル

その国の生活に即した生き方に変わるより、自分の生き方を大事にしたほうがいいと思います。そうする事で、ストレスなしで生きられると思います。

【東京拠点】

続いて、東京支社で勤務するプロジェクトリーダーの李、今年の新卒でエンジニアのビニシュ、ロゴジキンの3名にも聞いてみました。

左)プロジェクトリーダー:李 出身国:中国
中)エンジニア:ロゴジキン 出身国:ロシア
右)エンジニア:ビニシュ 出身国:ネパール

Q. 日本で働くことになったきっかけは何でしたか?

妻(当時は結婚前の彼女)が日本で働く事になったのがきっかけでした。当時私は30代になる頃で、北京でプログラマーとして働いていたので、それこそお別れするか日本で暮らすかのどちらかという岐路に及びましたが、最後のチャレンジと思い自分もこちらへ来る事にしました。

Q. 新卒入社のお二人は、どのような就職活動をしていましたか?

ロゴジキン

日本語学校を卒業した時30歳だったのですが、アプリ開発の業務に絞ると年齢でまず半数の会社が応募対象外となり、外国籍となるとさらにそこから半数に限られてしまい・・・3~40社は受けたと思います。海外では4、50歳になってから「仕事に飽きた!」と言って学校に通い直し、新しい職種に転職する人も多いので、日本の転職活動は難しいなと思います。

ビニシュ

最初はわからないことばかりで大変でした。履歴書の書き方、入室から挨拶の仕方や椅子の座り方など、ネパールにはない就職面接での細かなマナーや、丁寧語を覚えることが難しかったです。学校の先生からのサポートがあって、無事就職できました。

Q. フェンリルでの仕事のやりがいや環境について教えてください

プロジェクトリーダーの業務では多様な業界のお客様に会う機会があり、様々な業務経験を持つ方と意見交換などを行う事ができ大変勉強になります。社内では他拠点・他部門のメンバーの協力を頂きながら仕事を進めていますが、お話しやすい雰囲気なので、何でも気軽に相談ができて仕事の調整がしやすい環境だと思います。

ロゴジキン

iOSDCやtrySwiftのような規模の大きなイベントに参加できる機会があり、エンジニアとして成長できる環境だと思います。先輩スタッフの開催する新卒のための勉強会もとても勉強になります。

ビニシュ

スキルアップの為のサポート制度が充実している事がとても良いと思います。新卒のエンジニアには学びサポートという技術勉強の為の手当があるので、私は色々な参考書を買っています。新人でも自由に有給が取れたり、働きやすいです。業務では優しい先輩方に助けてもらいながら、わからないことがあれば教えてもらっています。

Q. 日本で働くうえで苦労したことはありますか?

一番苦労したのはやはり言葉の問題です。お客さんに送る簡単なメール一通作成するのに1時間もかかったりしました。アルファベットと違い、ひらがな・カタカナ・漢字と文字だけでも何段階も勉強が必要で・・・日本語ってコストがかかりますね(笑)自分は元々漢字は読めたので良い方だと思いますが、それでも大変でした。でも生きるために頑張りました。


Q. 日本人と働いてみて、どんな印象ですか?

入社後、プログラマー職のあとにサブPLとして働いていた頃、当時メインPLだった先輩スタッフは私の日本語におかしいところがあるとすぐ「ん?」と表情に出して指摘してくれる方でした。おかげですぐ間違いに気づいて勉強する事ができました。言葉を学んでいく為に、そういった指摘をしていただいた事はありがたかったなと思います。

Q. 日本の好きなところはありますか?

ロゴジキン

自然が好きなのでハイキングや登山や温泉によく旅行に行きます。日本の伝統的なお祭りも大好きなので、毎年盆踊りに参加してお神輿を担いでいます。以前住んでいたシベリアは広いので、海に見に行くのも何時間も車で走らなきゃいけないですが、日本では電車で数時間で行けるし、年を取ってからスポーツを始めることもできるし、趣味の選択肢が幅広くありますね。


ビニシュ

アニメが好きで、休日も家で見て過ごす事が多いです。日本に来る前からNARUTOなどのDVDを自分で買って見たりしていました。アニメは私が日本に興味を持った理由の一つでもあります。

Q. 母国のいいところやおすすめしたいことはありますか?

地元の鍋包肉(グオバオロー)が大好きです。酢豚に似ていますが、唐揚げのように揚げたお肉料理で、お店によってはケチャップがかけてあったりして、誰でも好きな味だと思います。

ビニシュ

ネパールは観光地として有名です。自然がキレイで旅行におすすめな場所がたくさんあります。特にポカラは湖、洞窟、お寺などがあって、ヒマラヤの景色もキレイで旅行にとてもいいと思います。

ロゴジキン

ロシア料理といえばピロシキかな〜。本当になんでも美味しいと思います。ロシアはとても広い国なので旅行に行くのは大変ですが、西の方だったらモスクワ、サンクトペテルブルグなど。中央ではバイカル湖、Stolbi自然保護区、プトラナ台地なども。東の方ならウラジオストク、カムチャッカ半島がおすすめです。


Q.これから海外で働く方にむけてアドバイスを!

私は生活の事情でこちらに来ましたが、暮らしていくうちに日本の住みやすく綺麗な街や食べ物が大好きになりました。休日も中国より多い印象で、仕事以外では3才の娘と過ごす時間も楽しんでいます。国の文化は「良い」「悪い」で判断するものではないので、「好き」か「嫌い」かを考えて決める事が大事だと思います。その為には海外に行く前に、その国の言葉や文化を勉強した方がいいと思います。

ロゴジキン

就職活動中だったら諦めないでってアドバイスです。うまく行かないことばかりで落ち込んだときは自分は趣味に没頭したり、それができない時は夜中にワイン一本あけたりして立ち直るために頑張っていました(笑)色々ぶつかる事がたくさんありますが、頑張れば必ず探せます。

ビニシュ

国はそれぞれ文化が違いますので、違いを積極的に受け入れる事が大事かなと思います。言葉だけの勉強ではなく、日本だったらお箸の使い方など、ネパールにはなかったものを自分から学ぶことで生活しやすくなると思います。

みなさんのぜひ新しいチャレンジを!

慣れない国、環境のなかでポジティブに仕事に取り組み、フェンリルにとってなくてはならない存在となっている彼ら。

日本語を覚えることやコミュニケーションなど、大変なことも多いと感じましたが、どのスタッフも業務に邁進しながら、家族と過ごす時間や趣味に向き合う楽しさを忘れず、プライベートでの過ごし方とご自身のアイデンティティを大事にしている印象を持ちました。

海外で働くという事情に限らず、見習うべき考え方をたくさん聞く事ができた座談会でした。

日本での就職、転職を考えている外国の方だけではなく、新しいチャレンジを考える方の後押しにもなれば幸いです!

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