Apple IntelligenceとXcodeの内側:スペシャルプレゼンテーション - WWDC26 - ビデオ - Apple Developer
Steve Jobs Theaterからお届けするセッションで、Apple IntelligenceとXcodeの最新の進化について学びましょう。Xcode...
https://developer.apple.com/jp/videos/play/wwdc2026/382/
2026年6月8日から12日にかけて「WWDC 2026」が開催されました。
フェンリルからは、デザインディレクターやエンジニアなど4名のメンバーが、米国カリフォルニア州にあるApple本社「Apple Park」での現地イベントに参加しました。
フェンリルでは、メンバーが世界トップレベルのデザインや技術に触れられるよう、渡航費や滞在費を全額負担する制度を設けています。
今回は、参加したメンバーに、当日の会場の様子や衝撃を受けたセッション、カリフォルニアでの思い出などを語ってもらいました。
(写真左から)
荒川
デザインディレクター。プロダクトのUX/UIデザインの統括からデザイナーチームのマネジメントまで幅広く担当。
岡本
共同開発案件に携わるリードエンジニア。国内の技術カンファレンスを通じて、採用面でのサポートにも注力。
鈴木
iOSアプリのエンジニア。共同開発事業で、クライアントとアプリを開発中。現在はプロジェクトの保守やエンハンス開発にも対応。
鈴木
私はフェンリルに入社した当初から海外カンファレンスに行きたいと思っていたので、その夢がかなってとてもうれしいです。たくさんのデベロッパーやAppleのエンジニアと交流したいと思っていました。
岡本
参加が決まった時は驚きました。英語が理解できるかどうか不安がありましたが、それ以上にどんな話が聞けるのかワクワクしていました。現地では最新の知見を吸収し、今後の開発に生かせるヒントを持ち帰ることを目標にしました。
荒川
私は2年連続の参加です。昨年の経験から当日の流れが把握できていたため、心に余裕を持って安心して参加できました。今年の私の目標は「新技術をスピーディーにプロダクトに取り入れること」です。発表された新技術をアイデアとして形にし、どうしたらクライアントにワクワクする提案ができるだろうか。そうした実践的な視点を大切にしながら各セッションを聴講しました。
荒川
今年も会場の熱量はすさまじく、トップレベルのクリエイターが目を輝かせながら新機能の発表に聞き入っている姿が印象的でした。
岡本
今回はティム・クックがAppleのCEOとして登場する最後のイベントということもあり、会場は終始ものすごい熱気に包まれていましたね。常に高いテンションで盛り上がる世界中の開発者たちと空間を共にし、その圧倒的な情熱を肌で感じました。
鈴木
そうですね。ティム・クックCEOの最後のあいさつをじかに聞くことができて、一人の開発者として胸が熱くなりました。ティムがあいさつした際に、多くの参加者がiPhoneを片手に長い間拍手をしていたことが印象深いです。
荒川
涙を流している参加者もいて、純粋な情熱に深く心を動かされました。
荒川
例年2日目に開催されている開発者のセッションが、今年は先着順でスティーブ・ジョブズ・シアターで聴講できました! 会場で「ここに初めて来た人ー!」と問われた時、ほとんどの参加者が手を挙げていました。
岡本
建築物としても世界的にすごく評価されている場所ですから、あの空間に入れるだけでも特別感がありますよね。
鈴木
シアター全体が建築というより、巨大なプロダクトだという印象を受けました。約80トンの屋根を支える柱は1本もなく、巨大なガラスパネルだけで屋根を支えているなんて。
荒川
不要なものを極限まで削ぎ落とし、本質的な機能と美しさを妥協なく追求するAppleのデザイン哲学が感じられました。有名なガラス張りのらせん型のエレベーターに乗りたかったのですが、当日は使用できなかったため、悔しくて写真だけたくさん撮りましたね。あの空間の余白や緊張感を直接感じられたのは最高でした!
鈴木
私は、スティーブ・ジョブズ・シアターで開催された開発者向けセッションが印象的でした。Xcodeで刷新されたIntelligence機能を使ってバッジを登録できるアプリ開発のデモや、App Intentsを使ってどのようにアプリからSiriに情報を渡せるかが紹介されました。開発者のひらめきがすぐにアプリに反映されるのがとても面白かったです。
荒川
私は「Xcodeのエージェントを使用したUIプロトタイプの作成」というセッションが特に心に刺さりました。デザインと開発をつなぐテクニカルディレクターを目指す身として、AIを単に効率化のためのツールにするのではなく、「デザインを深める壁打ち相手」とする提案に共感しました。
デザイナーが自らXcodeを手に取り、エンジニアと境界なく共創する。そんな新しいものづくりの未来に、今からワクワクしています。
岡本
私が注目していたのは「Platforms State of the Union」でした。固定の画面サイズではなく、動的なサイズやアスペクト比にアプリを適応させる設計手法が発表され、今後UX/UIを開発する上でとても重要なセッションだと感じました。
最も刺激を受けたのは、発表された新世代の「Siri AI」と、従来の「固定サイズ前提からの脱却」を突きつける動的な画面幅リサイズです。OSのあり方やUIの常識が覆る歴史的な転換期を肌で感じました。
鈴木
Siri AIが発表されて、私もとてもワクワクしています。App Intentsを使って各アプリの機能をSiriから呼び出せるようになります。開発者自身がAppleのAI機能を拡大できると感じました。
鈴木
私が驚いたのは、Waymoという自動運転の配車サービスの快適さです。初めて乗った時はドキドキしましたが、安全に利用できました!
荒川
昨年は車体が無地のWaymoをよく見かけましたが、今年はラッピングされた車体を何台も見かけました。
外観の目新しさだけでなく、Waymoのアプリや車載器のUX/UIにも、デザイナーとして衝撃を受けました。初めて触れる海外製のアプリであるにもかかわらず、言語の壁を一切意識することなくスムーズに操作できました。
大胆なビジュアルとインタラクションでありながら、迷わず目的地へ導いてくれる操作感で、「デザインは世界共通言語である」という本質を、最先端の地シリコンバレーで改めて実感しました。
岡本
私が驚いたのは物価の高さです。ハンバーガーセットが2,000円で、度肝を抜かれました。しかし、街全体にあるオープンな空気感や技術への熱量など、カリフォルニアでしか得られない経験ばかりでした。
鈴木
WWDCに参加してみて、日本国内だけでなく、より多くの方に使われるようなアプリを作りたいという気持ちが強くなりました。今後は技術的なスキル向上に加えて、自身の考えやプロダクトの価値をどのような言語でも発信・アウトプットできるように取り組みたいです。
荒川
私は日本という枠組みを超えて、世界に届くUIデザインを手掛けたいという思いが強まりました。Waymoのような最先端の技術が社会に溶け込んでいる様子を目の当たりにして、誰もが使える形にするデザインの重要性を痛感しました。
「デザインは世界共通言語」という本質を常に胸に置き、デザインと技術の力を掛け合わせることで、世界中の人をワクワクさせるものづくりに取り組みたいです。
岡本
世界中の開発者のパッションを肌で感じ、自分の「当たり前」の基準が変わりました。
エンジニアとして、SleipnirやDROMIなどの自社プロダクトや、自身の所属する共同開発事業の価値を最大化させるために深く考え抜く姿勢が強まりました。
現地で得た高い視座と熱量をフェンリルのメンバーと共有し、デザインと技術を追求する開発体制をさらに強化したいです。また、この貴重な経験を発信することで、採用のサポート活動にもつなげたいです。鈴木さんと荒川さんは、今回インプットしたことをどのように生かしますか?
鈴木
私は、今回得た熱量をチームに積極的にアウトプットし、日々の開発に生かしたいです。海外のカンファレンスに参加するのはハードルが高く、挑戦するのをためらうメンバーがいるかもしれません。だからこそ、現地でのリアルな感動や体験を伝えることで、チーム全体の視野を世界に広げるきっかけにしたいです。
荒川
現地で実感した「デザインは世界共通言語」という本質を日々の業務で実践するため、まずは私自身がデザイナーとエンジニアの共通言語を話せるようになり、共創できる環境を整えたいです。
デザイナーが動くプロトタイプを持ってエンジニアと対話するスタイルをチームに定着させ、職種の壁を越えて一丸となりたい。そのチームでものづくりに取り組み、世界中の誰もが直感的に使えるプロダクトを生み出したいです。
鈴木
英語でのコミュニケーションは緊張しますが、気後れせずに話しかけてみると意外になんとかなります。カンファレンスや現地での交流を楽しんでください!
荒川
私も、自分から積極的にコミュニケーションを取る姿勢の大切さを実感しました。WWDCの会場には世界中から開発者が集まりますが、それを象徴するように世界各国の料理が並んでいます。
多様な食文化に触れながら会話を弾ませられるのも、現地ならではの大きな魅力です。現地でしか味わえない刺激や素晴らしい体験を、ぜひ全身で楽しんできてください!
岡本
そのとおりです。英語の不安や物価高にひるまず、最後は「ノリと勢い」が一番大事です。完璧じゃなくても熱意があれば現地で仲間は作れます。物おじすることなく、世界中の熱量があふれる現場に飛び込み、最高の刺激を楽しんできてください!