2020年4月30日にZoomを利用した22卒向けの就活セミナーが開催されました。このコラムでは、22卒であるインターンの村松が、その様子や感想を伝えていきたいと思います!
今回のセミナーは当社EXPACTの赤澤、坂井、松本が主体となって開催されました。
開催された経緯
コロナウイルスの感染拡大によって就職活動(以後就活と表記)に関するイベントが自粛されたり、説明会や面接がオンライン化されたりしています。今回のセミナーは、例年と違う就活をすることになる22年卒の大学生に向けて開催されました。就活生はこのセミナーに参加することで、“就活の準備をしたいけれど何をしたらいいのかわからない”、“自分が本当につきたい仕事って何だろう”といった、就活生ならではの疑問を解決することができます。
ここからは就活セミナーの様子をお伝えしていきたいと思います!
コロナと22年卒の就活の関係性
まず初めに、コロナウイルスの影響によって22年卒の就職活動はどのように変化するのか予測されました。ここで言われていたのは“22年卒の就職活動は厳しいものになる”ということでした。コロナの影響を受けて、多くの業界(旅行・運輸業など)は業績が大幅に減少しています。そのために人件費にかけられる費用も削られ、採用人数が大幅に減るのではないかと予想されていました。
航空大手のANAホールディングスは、来年春に卒業する大学生などを対象にしたグループの採用活動を一時中断すると発表しています。このように、コロナウイルスの感染拡大に伴って就活難となる業種が多くあるのではないかと考えられています。
では、そんな厳しい状況の中、どういった業界・企業を志望するべきなのでしょうか。ここでもう一つ言われていたのが“自分自身の意思で選択を行い、この危機を乗り越えていくこと”です。志望業界、志望企業を選ぶうえで、「有名な企業だから」、「業績がよく、安定しているから」といった理由は学生の中でよく挙げられます。しかし、予測のつかない社会情勢の大きな変化で、有名な企業、業績の良い企業が、新卒採用を行う余裕がなくなるほど苦しい状況になり得るということが、新型コロナウイルスで明確にわかります。厳しい就活状況、その時々の業績や知名度といった変化しやすい要素ではなく、ブレない自分自身の意思に基づいて選択していくことが重要なのだと学びました。
1.就活はゴール?
就職は人生における最大の転機の一つとされています。就活をするにあたって心構えとして以下の3つが挙げられました。
他の人の意見に惑わされることなく、自分の意志に従って行動することが重要です。人生で一度きりしかないこの就活を有意義なものにするためにも自分の意思を強く持ちましょう。
このように自分に問いかけることで、無駄を捨てて、本当に大切なものに時間を使うことができます。
自分が本当にやってみたいことは、経験してみないと分かりません。失敗を恐れずにいろいろなことを経験し、それが本当に自分のやりたいことなのか自問自答し続けることで見つけることができます。
ここから、就活をするうえで自分が本当にやりたいことを見つけ、それができる企業に入ることが最良の道であると学びました。
2.ストーリーで自分を語ろう
就活においての“ストーリー”とは、「自分を相手に表現するもの」です。この、ストーリーを通じて自分の魅力をいかに相手に伝えることができるかが重要になってきます。
自分のストーリーを語るためのポイントとして以下の2点があげられました。
①ストーリー作り
自分のストーリーを語ることは簡単そうに思えるかもしれませんが、実際に話すとまとまりがないものになってしまいます。ここでは、自分の今までの人生を振り返りストーリーを語る準備をしていきます。
・これまでの人生をライフチャートで振り返る
今まで自分が生きてきた人生の浮き沈み(充実していた・楽しめたらプラス、つらかったり楽しめなかったりしたらマイナスなど)を自分なりにライフチャートで表してみましょう。そして、なぜその時期はプラスなのか、マイナスなのかを考えてどんなことに打ち込んでいたか、人間関係はどうだったかなど書きだしていきます。
そこから自分のキーワードとなるものや、苦手なこと、好きなことなどを見出すことができます。
・自分にインタビューしてみる
上記したライフチャートで書きだしたことの中で、自分にとって思い出に残っている経験や出来事について深堀していきます。この自分へのインタビューを行うことで自分でも知らなかった一面に出会えるかもしれません。
このストーリー作りは、就活における自己分析に繋がります。自己分析を通じて見えてくる、自分の長所・短所、大切にしている価値観、興味や関心を改めて知ることができます。
②ストーリーの表現方法について
自分の長所や価値観が見つかったとしても、その伝え方がよくなかったら相手に響かないかもしれません。①で見つけたストーリーを魅力的に表現するには、話す順番を工夫することが大切です。
自分のストーリーを話すときは、まず結論から話す必要があります。今から、何について話すのか、その結論を最初に伝えることで、相手はその前提に基づいて以降の内容を聞くことができます。そのため、自分のストーリーの全体を理解してもらいやすくなります。さらに、その結論に至った理由→その理由を裏付ける具体例→その結果という順番で話すことで、その結論が自分の経験や体験から得られたものであるということをより明確にアピールすることができます。
3.10年後の自分をイメージしよう
では自分のストーリーをもとに自分自身の意思を決めた後は、それをどの様に行動に落とし込めばよいのでしょうか。セミナー内では、10年後に自分がどうありたいかを考えることで、今自分がするべきことが明確になるとありました。ストーリー作りで導き出した自分の意思をもとに、理想の自分になるために今すべきことを見つけていきましょう。
セミナーでは赤澤、坂井、松本が学生時代から今に至るまで何をしていたか、どんな目標を持っていたかが紹介されました。3人に共通して言えることは、学生時代に思い描いていた姿と現在の職業は異なるということでした。また、仕事も初めについた仕事をやめ、転職する人もいました。赤澤さんは「仕事を経験していく中で自分の課題ややりたい仕事を見つけることが多い」といって言いました。
その時々で将来を見据えて行動をしたとしても、その行動が必ず目標に直結するものであるとは限りません。しかし、自分で考えて選んだ行動は何らかの形で目標達成のために活きてくるとのことでした。
下の図のように、その時々の自分の意思で行った選択は点となります。しかし、自分の意思は時によっては変わり、点と点がまっすぐにつながらないときもあります。しかし、その時その時自身の意思に従って選んだ点は、やがて面となり、その面はその人にしか描けない面となると、3名は実経験に基づき語られていました。
自身の意思が見つかってからは、変化を恐れずに今の自分が目指す未来の自分に向けた道を選択し続けることが重要なのだと学びました。
セミナーを受けた学生の声
セミナーを受けた学生にアンケートを行ったところ、以下のような感想がありました。
・このセミナーに参加してよかったです!
・第一歩を踏み出すためにとてもいい時間となりました
・みなさんの今までの歩みなどから学ぶことがとても多かったです。まず第1歩を踏み出せる為にとても良い時間となりました。ありがとうございました。
コロナ禍にあり、例年と違う就活をすることになる22年卒の大学生にとっても、今回のセミナーが不安な中第一歩を踏み出せるきっかけになったとの声を数多くいただきました。
実際にセミナーを受けてみて
私、村松も22年卒としてこのセミナーに参加しました。自分で就活について不安に思っているときにコロナの感染拡大があり、さらに先行きが不安になっているときにこのセミナーが開催されることを知り、すぐに参加申し込みをしました。
実際に参加してみて、今自分が知りたいことを詳しく知ることができ、セミナーに参加できてよかったと思いました。「自己分析」「自己PR」などは就活で必須になってくることではあるけれど、何から手を付けていいかわからず、なかなか始めることができていませんでした。セミナーを受けて、自分の生きてきた歴史をライフチャートにしてみることなど、自分で始められることがあることを知り、早速やってみようと思えました。
また、このセミナーで最も心に響いたのが「仕事は企業の知名度や業績で決めるべきではなく、自分がやりたいことができるかできめる」ということです。企業を調べていく中で、有名な企業に入ればいい思いができるのではないかと思ってしまいがちだけれど、ブレない自分自身の意思という軸をもって判断をしていくことが、就活を成功する鍵なのだと学びました。
コロナで不安なことが多いけれど、このセミナーで学んだことを活かして就活を頑張っていきたいと思います!
最後に
弊社では、今回のオンライン就活セミナーといった今を生きる現役学生のニーズに合わせた、採用支援の企画や運営を考えてくれる学生インターンを募集しています。
主体的に挑戦できる環境で、より実践的に成長したいチャレンジ精神のある学生の方は、ぜひ一度お話しましょう!