こんにちは!エスタイル採用広報です。
2024年に新卒でエスタイルに入社し、現在は生成AIエンジニアとして活躍している、とりっぴーのリアルな1日に密着しました。
ユーザーの声に耳を傾け、最新技術で「できること」を広げていく生成AIエンジニア。
とりっぴーがどのような1日を送っているのか、この記事を通して、エスタイルで働く生成AIエンジニアの仕事の魅力とやりがいに迫ります。
-とりっぴーのプロフィール-
大学院では、機械学習を用いた都市景観評価について研究。
卒業後2024年にエスタイル入社し、入社後、大手企業の生成AI活用プロジェクトに従事し、現在は生成AIを用いたチャットボットシステムの開発を担当。
8:50|出社
エスタイルのエンジニアの始業時間は9時です。
中には、早めに出社して勉強をしたり朝ごはんを食べたりするメンバーも。
Q:おはようございます。今日は1日密着させていただきます。よろしくお願いします!早速ですが、今日は主にどういった1日になりそうですか?
おはようございます。こちらこそよろしくお願いします。
今日は一日クライアントとの打ち合わせがないので、作業に没頭する日になりそうです。
来週月曜日にクライアントとの打ち合わせがあり、それまでに検証しないといけない事があるので、今日と明日を使ってそのタスクを終わらせます。
Q:出社して最初にやることは何ですか?
出社後のルーティンとしては、まずカレンダーをチェックし、スケジュールの把握や今日実施するタスクを整理します。ここで打ち合わせの有無や時間を確認した上で、、作業やタスクは何から取り掛かればいいか、そして今日1日のゴールを決めることを意識しています。
その後、メールやSlack、お客様との連絡に使用しているTeamsに来ている連絡をチェックしたり、プロジェクトメンバーで行っている毎朝の打ち合わせ(通称:朝会)での共有事項などを、事前に整理する時間に充てています。
9:30|朝会で進捗共有
とりっぴーの所属するチームでは、毎朝1時間、朝会を実施しているそうです。
Q:朝会ではどんな話をしていますか?
チーム内でのプロジェクトが数十個も動いているため、各プロジェクトの進捗状況やそこに付随したタスクの共有をしています。メンバーが詰まっているところがあればをチームで内容を共有して議論を行い、解決の方向性を決めてタスクに取り組めるようにしています。
どのプロジェクトにも共通して使える機能を作る意識をチーム全体で持っており、効率を上げるためにチーム全体で作るようにしていることが僕たちの特色だと感じています。
僕たちのチームの朝会では、毎日司会をローテーションで変えています。そのため、司会を担当するメンバーごとに個性が出て、打ち合わせ自体もラフな雰囲気なため、気軽に自分の意見を話せている印象です。
Q:打ち合わせをする際に意識していることはありますか?
大きくハキハキとした声で話すことや、短く限られた時間で要点を簡潔に共有できるよう意識しています。
打ち合わせ自体は30分と短い時間のものも多く、その中で自分が担当しているプロジェクトの話ができるのはさらに短い時間と限られています。そのため、期限の近いプロジェクトや、特に詰まっていること、共有しておきたいことなどを優先的に話すようにしています。
Q:クライアントとの打ち合わせはありますか?
クライアントとの打ち合わせは週1回実施する場合が多いですが、担当するプロジェクト内容によっては週2回実施する場合もあります。僕が所属しているチームには、複数のプロジェクトを担当しているメンバーも多く、そういったメンバーは週2〜3回ほどクライアントと打ち合わせをしている印象です。
10:30|午前の作業タイム
執務室はフリーデスクとなっているので、日によって座る席を変えてみたり、別のチームのメンバーの隣に座り、最近の業務について情報交換をしたりすることで、気分を変えることができます。
Q:午前中はどんな作業に集中していますか?
開発、レビュー対応、問い合わせ対応などの作業を行なっていることが多いです。例えば今日の作業内容は、これまで開発してきたシステムについての検証結果を1週間後の打ち合わせで報告する予定があるため、その報告に向けて検証作業を進めていきます。
この検証結果や報告内容が、クライアントにとって喜ばしいものであれば、実際にサービスに組み込むことができるので腕の見せどころですね(笑)
Q:集中力を保つ工夫などはありますか?
僕自身、ガッと集中して取り組むのは得意なタイプなので、お昼休みまでの短時間は途切れることなく集中して作業に取り組めます。
強いて言えば、あえてデッドラインを早めに設定するようにしていますね。そうすることで「ここまではお昼までにやるしかない」と覚悟が決まるので集中できます。
もしどうしても集中できない時は天井を見上げて少し休憩し、またPCの画面に戻って作業をするといった流れを意識的につくるようにしています。これはスタンフォード大学の教授が言っていたのをネットで見つけて実践しています。
12:00|ランチタイム
エスタイルの本社には、コレクティブラウンジ(通称:ラウンジ)があります。お昼になるとラウンジには自然とメンバーが集まり、部署やチームの垣根を超えた交流も。
Q:普段はどこでお昼ご飯を食べることが多いですか?また、どんな話をしていますか?
ランチは外食することもあれば、ラウンジで食べることもあります。普段の業務であまり関われないメンバーとのランチでは、業務の話だけでなく、プライベートや趣味の話題で盛り上がることが多い印象です。
また最近のAIの動向について熱く語る日もしばしばあります。これはエスタイルならではかもしれませんが、好奇心旺盛なメンバーが多いのでランチの場でも刺激をもらうことがありますね。
13:00|社内横断プロジェクトのタスクに取り組む
足りない機能の補完構築や部署やチームの垣根を超えた交流を目的とし、社内横断プロジェクトという取り組みが存在します。(例:社内活性化PJ、広報PJ、情シスPJなど)
Q:どういったプロジェクトに参画していますか?
社内の生成AIを活用するためのプロジェクト(通称:生成AI社内活用PJ)に参加しています。このプロジェクトでは、社内生成AIツール「GenU」の開発を行い、現在は運用および定期的なアップデートを行っています。
生成AIに関する技術や知見、有用なトピックをスライドにまとめて全社へ月に1回共有もしています。
Q:このプロジェクトに参加した理由は?
プロジェクトに参加した理由は、生成AIに興味があったのですが、まだ入社した時点では生成AIについてあまり知らなかったためです。
実務でどのように活用されているかを知ることができる機会になるなと感じ、また、開発の経験についても積めそうだなと思いました。
Q:社内横断プロジェクトへの参画のやりがいや、学びになっていることはありますか?
現在は業務で生成AIを扱っているので、生成AIの知見や、最新の動向を常に追っていく必要があると感じています。そのような中で社内横断プロジェクトの活動を通して知識を深めたり、他のメンバーの取り組みから学んだりすることで、自分の理解が広がっていくのを実感できることがやりがいになっています。今後もこのプロジェクトに参加を続け、生成AIに触れて自分の成長に繋げたいと感じています。
14:00|オンボーディング1on1で新卒のサポート
新入社員が早期に組織に馴染み、自立して働けるよう、入社後1〜2ヶ月間、週に1度または隔週で1on1を実施する「オンボーディング1on1」が行われています。
※写真は1on1が終了した後に撮影されたものとなり、実際の1on1には同席しておりません。
Q:1on1で心がけていることは何ですか?
心がけていることとしては、相手の立場になって考えることですかね。自分も入社当初はわからないことだらけで、色んな先輩に助けてもらった記憶があります。その中で1on1の先輩は特に頼りやすかったり、精神的な支えになってもらえたのが嬉しかったので、自分も後輩に対して、どうしたら悩みが取り除けるか相手の立場になって考えるようにしています。
具体的には、相手が答えやすいように、なるべく丸投げしないような質問をするようにしています。抽象的な質問を細分化したり、質問する中で具体例を出してあげることで相手が答えやすいように意識をしています。人によって悩み方も違えば、解決法も違うからこそ、自分ができるサポートはしてあげたいと思っています。
Q:1on1ではどんな内容を話していますか?
趣味や体調面といった話しやすい話題を挟みながら、最近の仕事とプライベートについて話します。また研修の中で悩んでいたり、詰まっているところはないか等も話したり、その延長から、興味のある技術や、どんなキャリアを進んでいきたいか等も本人の考えに寄り添いながら、「こういうキャリアや考えもあるよ」というアドバイスをすることもあります。
Q.エスタイルはどんな働き方をする人にあっていると思いますか?
自分から「主体的」に行動できる人だと思います。複数人でやってるプロジェクトが多く、スピードも求められるので、自分から積極的に、かつ密にコミュニケーションを取れることが重要だと感じています。
また、エスタイルではAIという最先端かつ進化が早い技術を扱っているので、自分でキャッチアップできるという意味での「主体性」も大切ですね。
15:00|午後の作業タイム
作業をするのは執務室、ラウンジどちらも利用することができます。ラウンジにはカウンターがあり、あえて座らずに立ったまま作業するメンバーも。
Q:午後はどうやって気持ちを切り替えていますか?
午後のタスクに入る前に改めてタスク整理をするようにしています。ドキュメントにタスクリストを作成して今日どこまで進めるか、何時までにこのタスクを終わらせるか等の具体的な目標時間を設定しています。
タスクを整理して、頭をスッキリさせてから作業に入ることで、最後まで一気に集中できています。
Q:仕事を進める上で、特に大切にしていることはありますか?
優先度を明確にすることと、マルチタスクをしないことを大切にしています。
例えば、次の打ち合わせまでに検証結果を出さないといけないタスクがある場合には、まずそれを優先して取り組むようにします。お客様向けのタスクが最優先だと思っているので、社内向けタスクとの優先度を明確にして取り組むようにしています。
Q:今後、エンジニアとして挑戦したいことや、スキルアップのために考えていることはありますか?
挑戦したいこととしては、まだまだ知識が足りないと感じているので、知識をもっと身につけたいと思っています。
同じプロジェクトチームで仕事をさせていただいている副部長のオムにいのように、技術、業界の知識だけでなく、マネジメントの知識も身につけ、自分の知識を元にチームの方向性を決めていけるような人になりたいと思っています。
今は先輩から提案された内容を進めていく側なので、将来的にはリーダーシップを発揮し、チームのために提案できるような存在になりたいと思っています。
Q:エンジニアという仕事柄、常に新しい技術を学ぶ必要があると思いますが、どのように学習していますか?
先輩のエンジニアメンバーを参考に、自分も意識的に行っていることとして、X(旧Twitter)で、AIの分野で有名な人たちの投稿を毎日見るようにして最新の情報をキャッチアップしています。通勤時間に投稿を見て情報を入手し、家に帰ってから気になる技術に触れてみたりしています。
また、最新の技術が出た際はYoutubeなどの配信者が記事にまとめて紹介しているので、その記事を参考にしながら自分でも実際に試すようにしています。
他にも、ChatGPTを活用して最新の技術を調べてもらうことで、効率的に最新の技術や知識を学ぶようにしています。
17:50|まもなく退勤時間。1日を振り返って日報を記入
Q:日報には何を書いていますか?今日はどんなことを書くのでしょうか?
今日行ったタスクや明日の予定を具体的に書いています。
今日は「資料作成」、「検証」、「オンボーディング1on1」を行ったのでそのことを書きます。
今日、実は自分の作った処理でエラーが起きて予期しないタスクが発生したのですが、無事に解決できました。そういった具体的な出来事も日報に記載し、日報でも上司やチームメンバーに自分の現状を把握してもらいやすくするように意識をしています。
18:00|退社、おつかれさまでした!
Q:退社後はどんなふうに過ごしていますか?
外食して帰ることが多いですね。あえてプライベートの予定を入れることで、「予定までに終わらせよう」と集中できています。
他にも、仕事のオンオフを切り替える方法として平日週2日ほど仕事終わりにジムに行って筋トレをすることで気分転換をしています。
Q.最後に、これからエンジニアを目指す人へ一言お願いします
エンジニアを目指すとなると技術を身につけることに目が行きがちですが、その技術が何のためにあるのか、誰のためにあるのか、という視点を持ち、あくまで「お客様のために開発をする」という視点を忘れずにいることが大切だと感じています。
挑戦をして成功と失敗の積み重ねが自信と実力に繋がるので、主体的に挑戦の機会を作って恐れずに飛びこんでいくことが大切だと思います。
最後に
今回、とりっぴーへの密着を通して感じたのは、技術への飽くなき探求心と、それを支え合うメンバーの存在です。
一人ひとりの挑戦が、チーム全体の成長につながる。そんなエスタイルの文化が、日々の開発の中に息づいていました。
これからも、お互いをリスペクトしながら前進し続けるチームが、生成AI領域をさらに切り拓いていく姿が楽しみです。