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【People】人々にもっと創造的な時間を。AI技術で「人間らしく」暮らせる社会をめざして

こんにちは!エスタイルで広報支援をしているフリーランスPR・山口です。

今回は、データサイエンティストの「フィル」さんにインタビューを行いました!エスタイルのメンバーは個性・バックグラウンドはバラバラだけれど、いい感じに調和が取れているとフィルさん。エスタイルで過ごす日々は、一体どんなものなのでしょうか?お話をうかがいました。

【プロフィール】フィル

北海道出身。横浜国立大学 機械工学卒業後、新卒でカメラレンズメーカー技術職に従事。その後、エスタイルに入社。現在は、化粧品会社の需要予測プロジェクト等に携わる。趣味はカメラ、音楽、ボードゲーム、旅行

人とは違う面白いことをしたい

小さな頃から「ものづくり」に興味があり、大学・大学院ともに機械工学部に進学しました。大学院では、人があまりやらないような面白いことを学びたいと思って、同級生らの多くが自動車や生産機械といったジャンルに進む中で、私は少しニッチな3Dプリンターの研究室に所属しました。研究室では、”髪の毛に乗るうさぎ”と題して、樹脂でわずか0.1mmのサイズのうさぎを作るなど、かなりマニアックな制作もしましたね。

   「髪の毛に乗るうさぎ」

卒業後はカメラレンズを扱う企業に入社し、光学設計者としてカメラレンズの設計に携わりました。もともとカメラが好きだったこともあり、光の屈折や反射などを考慮しながらするものづくりに興味を抱きました。じつはレンズって、1つの部署あたりで年間わずか4本程度しか設計されないんです。しかも、レンズを設計するメンバーが固定化されることも多く、技術の伝承に長い時間がかかる職種でした。”実務経験10年でやっと1人前になれる”なんて表現されることもあります。

入社して数年経ったあたりから、徐々にこの長年の経験や勘が重視される風潮に違和感を感じ始めました。仲良くしていた先輩が転職したことなどもあいまって、私も進路を考えはじめました。

個性豊かなメンバー、「コウキシン」が共通点

転職先の職種として「データ」を扱う仕事を選んだのは、元来数字を見るのが好きだった性格に寄るところが大きいです。私は何かモノ一つ買う時も、商品のリストアップをしたり、機能や性質を比較検討したりしています。それで興味の矛先を辿った先に、データを扱う専門職である「データサイエンティスト」がありました。

エスタイルに入社を決めたのは、『コウキシン』というキーワードと自分の性格に重なり合う部分があったためです。エスタイルの採用面接で、代表のみやさんが真っ先に興味を持ってくれたのは、私が「アロマテラピー資格」を持っているということでした。業務に直接関わるスキルや実績ではない、私の「コウキシン」に着目してくれたように感じ、非常に人間らしくていい会社だなと思いました。

エスタイルのメンバーも、個性豊かな人たちばかりですよ。例えば、毎日同じお弁当を食べている人とか。競技プログラミング大会に熱中している人もいます。異業界から転職してきた人も多いので、みんな本当にバラバラな個性を持っていると思います。ただ、根っこの部分で何か通ずるものがあっていま一緒の空間にいるので、それぞれの違いは刺激になりつつも、いい形で互いの価値観が融合されていると感じます。

最近、コーヒー豆を自宅で焙煎するのがマイブームなんです。出社日にはそれを持って行って、お昼休みにみんなに振舞っています。「今日のコーヒーおいしいね」とか「このあいだの豆の方が好きだったかも」とか、そんな他愛もない話をメンバーとする時間が、とても心地よくて好きです。

主体的に学べる環境。自分次第でどこまでも成長できる

働き方は前職と比べて、かなり変わりましたね。入社当時は、クライアントさんとの打ち合わせがリモートで行われていることすら新鮮でした。また以前は、パソコンの仕様上、会社でしか業務が出来ませんでした。特殊なソフトが導入されており、社外への持ち込みが禁止されていたためです。致し方ないことですが、もっとスキルアップしたいと思っても、なかなかベテランの方との差が埋められずに歯がゆい思いもしました。現在は会社にいないと業務が出来ないわけではないため、プライベートの時間も有効に使いながら、自分の興味あるジャンルの知識をとことん深められています。

エスタイルには『コウキシン50』や『ESTYLE U』といった学習をサポートする仕組みがあります。一般的な受け身の座学研修ではなく、インプットするのと同時にアウトプットも求められるため、主体的な学びができています。前職と環境の違いはあるものの意外とすんなり馴染めたし、むしろ今の環境の方が自分の肌には合っていると感じます。

※『コウキシン50』・・・外部研修費・資格受験費用の補助制度

『ESTYLE U』・・・データサイエンスに関する講義10科目が受けられる研修カリキュラム

知識や情報は共有財産。みんなで高め合う組織へ。

大切にしているのは、個人で勉強していることで業務に役立ちそうなものは、積極的にメンバーへも共有していくことです。『ゲーム理論』と呼ばれる考え方に紐づいているのですが、ビジネスや人間社会における人物をプレイヤーとみなし、互いが与える影響力を考慮しながら意思決定を行う理論です。

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【ゲーム理論に関する考察】

例えば、隣り合う国々がお互いに対抗しようと軍備の増強を続けている。

それぞれの国の選択肢は二つ。第一は、相手を信用して軍拡をやめること。第二は、相手を信用せずに軍拡を続けることである。もし両国が、共に相手を信用して軍拡をやめれば、両国とも軍事費を節約でき、かつ地域の平和も保たれる。これは双方にとってベストの解(協力解)である。

もしどちらか一国が軍拡をやめ、もう一国が軍拡を続けたとすれば、軍拡をやめた国は軍事費を節約できるが、相手国との間に軍事力で大差がつく。ここで相手が戦争を仕掛けてきたら、軍拡をやめた国には悲惨な結果が待っている。もし両国が共に軍拡を続けたとすれば、両国とも増加する一方の軍事費の負担に苦しむだけでなく、二国間の緊張が続く。

※引用元:「ゲーム理論で楽しく学べる「戦争と平和(プレジデントオンライン)

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誰か1人の人間に知識や権力が偏る状態ではなく、みんなで信頼し合って共有する方が、結果として組織全体の底上げに繋がります。そんなことを意識しながら、得た知見は自分の中だけに留めずにメンバーみんなへ共有するように意識しています。

脳も時間も有効に使いたい。データで働き方を最適化

自分のMission(野望)として、人間がもっと創造活動に打ち込めるように仕事をシステム化したいというのがあります。元来人間は、もっと創造性のある生き物だと思っています。たとえば、獲物を獲るために様々な工夫をしたり、楽しさを求めて感情豊かに歌って踊ったり。昔はもっと自分の意志で、物事をクリエイトすることが多かったんじゃないかと思います。

現代はテクノロジーの進化と共に、人間の暮らしはより便利になりました。しかし、機械にとって代わられる作業も多い中で、人間が持つ創造性が乏しくなるどころか、人間がシステムやサービスに合わせにいく側面すらあるようにも感じてます。ここ最近は、人間はいつまでキーボードやマウスを使っているのだろうと思ってますね。

構想レベルではありますが、人間が本来の創造性を取り戻し、脳と時間のリソースを有効活用できるサービスを検討しています。いま考えているのは、AIを活用した業務効率化のためのサービスです。現在の自分の状態・やる気等を全てデータで分析し、いま一番にやるべきタスクをAIが教えてくれるといったものです。またその時の状態に合わせて、仕事をチョイスする機能もつけられたら面白いと思います。それによって、人間がもっと働きやすくなったり、相対的に見て仕事の効率が向上したりすればいいと思います。そうすれば、余白にできた時間で、本来あるべき創造性を生かした活動に打ち込めるのではないかと思っています。

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