今年はメンバー全員でスローガンを決定
こんにちは、
プロパートナーズ事業部で一部広報も兼務をしている島崎です。
新年度が明けて少し経ちますが、今年度のエッセンス社のスローガンについてこの場を借りて発信させていただきます。
単年度のスローガン制定は、毎年代表の米田さんから発せられていましたが、今年は4月6日に行った社員総会の最後のセッションにて、全員のアイデア持ち寄りと対話によって決定いたしました。
話し合いの結果生まれたスローガンは、ずばり…
です。
込められた想いについて、私なりの想いも盛り込みつつ
3つほど以下に触れさせていただきます。
1.「副業元年」だからこそ、大切にしたい“フクギョウ”のあり方
2018年は副業元年と言われ、企業での副業解禁が次々となされ、副業をはじめたい方向けのメディア記事やセミナーも盛んになってきている印象を受けます。
そんな今だからこそ、エッセンスでは副業に対して不労取得やアルバイトなどの「収入の追加のための副業」ではなく、キャリアの形成やこれまで培ったスキルを活かした社外での価値発揮(プロボノ等も含む)を行い、結果として本業に貢献・還元するという流れを拡大・加速させたいと考えています。
もちろん、どんな副業を行うかは個人の自由ではありますが、より長期化する「労働寿命」を見据え、自身のスキル・マインド開発に繋がるような「副業文化」をつくりたいと思うのです。
また、どんな企業も副業解禁すべきとは考えませんし、誰しもが副業すべきとも考えません。
その企業のビジョンを実現するためにはその企業なりのワークスタイルがあると思いますし、同様に個人においても「1社専業」が良い方も「パラレルワーク」が良い方もおられると思うからです。
2.企業の幸せと個人の幸せを考える
エッセンスではビジョンの中で「企業と個人の新しい関係性を実現する」、企業には「雇用から活用へ」、個人には「自立した生き方を」と謳っています。
企業と個人のそれぞれに寄り添い、中長期的な幸福・成長を考えた“出会い・プロジェクトの創出”を行うことこそが、エッセンスという企業の存在価値であると考えます。
展開する3つの事業に照らして言えば、
-外部プロ人材と企業のマッチング事業である、プロパートナーズ事業においては、マッチングしたプロジェクトにおいてプロ人材の方の活躍を通して、プロと企業双方を幸福にしていく
-他社留学サービスである、ナナサン事業においては、本業と留学先企業でのプロジェクトを通して研修対象者、送り手企業、受け手企業それぞれを幸福にしていく
-人材紹介サービスであるエッセンスリクルーティング事業においては、個人のキャリア人生のゴールから逆算したキャリアビジョンを、将来的なプロ活動(兼業人材)、副業活動も選択肢に入れて提案し、他社以上の付加情報を添えた企業へのご提案、マッチングを行っていく
という、贅沢な想いを込められればと思っています。
3.人材101年時代を目指す
「人生100年時代」がバズワードになっていますが、どちらかというと人の意志というよりは健康寿命が延びることによる「100年も生きてしまう」「必要とされ続ける人にならなければならない」という危機感・ネガティブ感が強いように感じています。
そんな中エッセンスとしては、先にも触れた企業と個人の幸せを考え、労働寿命を伸ばしたくなるような充実したワークライフを提供できる企業を目指したいと思っています。
新しい「顧問文化」と「研修文化」の創出に関わってきた自負
今から3年前である2015年、業界の一部では「顧問元年」という言葉が交わされていました。「最後の人材マーケット」とも呼ばれる顧問活用が徐々に認識されはじめ、フリーランスや定年後のシニア人材の働き手・活用企業が拡大し始めたのです。
しかし、当時はフリーランスといってもクリエイターやエンジニアが中心。シニアの顧問活動も企業側は人脈の紹介を希望する「営業顧問」のニーズが多い状況でした。
そこから、新しい顧問文化をつくるため、新規事業創出や営業組織構築、ファイナンスなど外部人材の活用範囲を広げる啓蒙・営業活動を行ってきました。最近では「文系フリーランス」や「ビジネス系フリーランス」という言葉もメディアで取り上げられるなど、時代の変化を感じています。
昨年には、週1日の他社留学サービス「ナナサン事業」を立ち上げ、これまで多種多様な大企業×ベンチャー留学プロジェクトを進めて参りました。一般的な座学やOJTとは異なる学びや価値観に触れられる新たな研修として経産省などの国の機関やメディアからも注目を頂いています。
現代の「福堂」をつくる
ここからは完全に個人的な思いですが、尊敬する吉田松陰先生が実践したことに「獄を福堂に」というエピソードがあります。
大罪を犯し牢獄に入れられた松陰先生は、牢獄内で囚人それぞれを先生とする勉強会を提案し、最初は見向きもされなかったところから、遂には門番も一緒に聞き耳を立てるほど盛り上がる場にしていきました。
そこで松陰先生が気が付いたのは「どんな境遇においても、自分の得意を活かし刺激しあうことで、いくらでも環境や心持ちは変えられる」ということでした。
AI技術の台頭や人口減少、時代はますます変化のスピードを増していますが、現代における福堂を産み出していくことが、私たちの役割ではないかと信じています。