「らしさ」を魅力に。ブランディング視点で想いに寄り添う伴走支援のカタチ。【前篇】 | 株式会社エンビジョン|envision Inc.
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こんにちは、広報担当の真田です。
今回は、エンビジョンで活躍するマルチクリエイター・加藤 元太朗さんにインタビューを行いました。
デザインコンセプトの提案やブランドの「らしさ」の再定義、ガイドラインの制作など、幅広い領域で社内外のさまざまな制作物を手がけてきた加藤さん。
一貫した世界観を構築することを得意とし、単なる制作にとどまらない視点でプロジェクトをリードしています。
今回は、これまでのキャリア、現在の取り組み、そしてこれから挑戦してみたいことまで、たっぷりとお話を伺いました。
ぜひ最後までお楽しみください。
はじめに|加藤 元太朗のご紹介
現在の仕事、これまでの仕事について
エンビジョンらしさとは?
日々の刺激と挑戦の姿勢
今後の展望と求める仲間像
◼︎ 加藤 元太朗
TV・CM等の映像美術業界において空間や造形デザインの経験を積み、2019年デザイナーとして入社。
遊び心を大切に、ポジティブな想いを込めてクリエイティブしている。人生の満足度が高くてこそ良いクリエイティブが生まれると考え、新しいギアを手に入れて家族でキャンプに出かけたり、大好きな映画を観ることが至福の時間。
━━普段、どのようなお仕事をメインに担当されていますか?
社内外を問わず、幅広いクリエイティブ制作に携わっています。
社内向けには、名刺や会社案内、Webサイトのデザインをはじめ、リモート会議用の背景画像など、大小さまざまなツールを手がけています。
一方で社外向けの案件では、コーポレートサイトのリニューアルや、病院向け広報誌の制作など、業種やジャンルを問わず多彩なプロジェクトに関わってきました。
なかでも特に印象深かったのが、木又工務店のリブランディング案件です。アートディレクターとしてデザインのみならず撮影ディレクションまで担当し、ヒアリングを重ねながら「大工という職業の魅力や、そこに宿るかっこよさをどうデザインで表現するか」を自問し続けました。最初のアイデア出しからビジュアルの完成まで、一貫して世界観をつくり上げていく過程が、とても大きな学びと自信につながったプロジェクトです。
◾️木又工務店リブランディングについての対談記事はこちら
━━前職では映像美術をされていたそうですね。具体的には?
前職では、CMやテレビ番組の映像美術を担当していました。背景セットの図面を引いたり、自分の手で小道具をつくっていました。
その経験は今の仕事でも大きな強みになっています。特に撮影が絡む案件では、現場での段取りや準備の仕方、進行の空気感など、前職で自然と身についたスキルがそのまま役に立っています。撮影スタッフとの連携もスムーズに取れるのは、映像美術の現場を経験してきたおかげだと思います。
映像美術で培った「裏側の準備力」が、クリエイティブのクオリティを支えていると実感しますね。
━━エンビジョンに入社したきっかけや決め手を教えてください。
さまざまな分野のクリエイティブに携われる環境だと感じたこと、そして面接で出会ったメンバーの人柄や、オープンで風通しの良い社内の雰囲気に惹かれたことが、入社を決めた大きな理由です。
異業種からの転職だったため、入社前は正直不安もありました。実際に入ってみると、誰とでも気さくに話ができ、困ったときにはすぐ相談できる空気がありました。
また、入社後すぐに前職で培った知見を活かす機会もありました。
クライアント案件で使用するため、社内スタジオに建て込みのセットを制作したのですが、図面を引き、素材を選び、現場で組み上げる一連のプロセスは、映像美術時代の経験が大きく役立ちました。
こうした「これまでのキャリアを活かしながら、新しい挑戦ができる環境」があることこそ、エンビジョンで働く大きな魅力だと感じています。
━━エンビジョンのらしさや、独自のカルチャーだと感じていることは?
何か新しいことに挑戦しようとしたとき、周りが後押ししてくれる環境があるのは、エンビジョンならではだと思います。
「これをやってみたい」「あんなことを試したい」という声に対して、前向きに応援してくれるカルチャーがあるのは、本当にありがたいです。単に許容してくれるだけでなく、声があがると、一緒に考えてくれたり、同じく挑戦したいと思う仲間が手を挙げてくれたりする。その過程がモチベーションにつながります。
また、チーム内では先輩・後輩関係なく気軽に相談し合える雰囲気があり、業務を調整しながら互いの強みを活かして進めることができます。周りが一緒に支え合ってくれるカルチャーが、エンビジョンらしさをつくっていると感じます。
━━エンビジョンのメンバーは、どんな雰囲気の人が多いですか?オフィスの様子も教えてください。
真面目さの中に遊び心を忘れず、クリエイティブに向き合う人が多いです。それぞれが得意分野を持ち、互いの強みを活かし、弱みを補いながらチャレンジしている姿が日常的に見られます。
オフィスは、集中すべき時には静かで、アイデアを出し合う時にはわいわい盛り上がる、そんなメリハリのある空間です。心地よい緊張感と自由な発想が共存する、働きやすい雰囲気が魅力です。
━━普段、どんなことからインスピレーションを受けていますか?
時間があればよく映画を観ています。ビジュアルを考えるときや雰囲気を伝えるとき、映画で感じた世界観や色彩、構図が頭のどこかでヒントになっている気がします。日本映画・洋画・韓国映画など、できるだけジャンルを限定せず幅広く観るようにしています。
特に好きなのはウェス・アンダーソン監督の作品です。絵づくりが独特で、ストーリーはもちろんですが、1カット1カットのビジュアルだけでも見ていて楽しい。独自の色彩や構図に触れると「こんなふうにも表現できるんだ」と、クリエイティブな刺激を受けますね。
━━コンペや公募にも積極的に挑戦されていますが、どんな姿勢で取り組んでいますか?
もちろん「受賞すること」を目標にしていますが、普段の業務よりも制約が少ない分、より自由に発想を広げられる場だと捉えています。いわば腕試しのような気持ちで、自分の表現力をどこまで出せるか挑戦しています。
コンペに取り組むことで「新しいアイデアが増える」というより、思考の引き出しが増えていく感覚があります。その経験が、本業での課題解決や発想の柔軟さに活きていると感じます。これからも経験のない分野のコンペにも挑戦していきたいですし、受賞が実際の仕事につながるような機会にも、ぜひチャレンジしていきたいですね。
◾️過去に受賞したコンペに関する記事はこちら
━━今後挑戦してみたい分野や表現、プロジェクトがあれば教えてください。
3D表現への挑戦を視野に入れています。立体的なビジュアルやモーションを取り入れ、より表現の幅を広げていきたいと考えています。
また、スポーツ関係のプロジェクトにも関わってみたいです。スポーツチームの広告やイベントの広報活動に携わり、ロゴ制作からグッズデザインまで一貫して手がけることで、ブランド全体の世界観をつくり上げてみたいです。
━━「こんな仲間と働きたい」という想いがあれば、ぜひ一言!
エンビジョンのメンバーは、それぞれ得意がまったく違います。その違いを持ち寄ることで、新しいアイデアや化学反応が生まれます。
自分の強みを存分に発揮したいと思っている方と、ぜひ一緒にものづくりをしてみたいですね。お互いの得意をかけ合わせて、これまでにない表現を生み出せたら、とてもワクワクしますね!
いかがでしたでしょうか。
現在、エンビジョンではクリエイターの採用に力を入れています。
ブランド×社会課題に挑戦したい方、社会にWowを届けたいと考えているクリエイターの皆さん、ぜひカジュアル面談であなたの想いや関心をお聞かせください。
皆さまとお話しできる日を、心より楽しみにしています!