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【社員インタビュー】新卒でメキシコのベンチャーに入社後、3年でオフィスマネージャーになった原 文都の原動力に迫る!

メキシコを中心とする中南米で事業を展開するEncounter Japanの新拠点は日本。その日本オフィスのマネージャーに抜擢され、メキシコから日本へ帰国した原文都(はら あやと)さん。今回はそんな原さんのこれまでやこれからについてインタビューしました。


■原文都 プロフィール

1998年生まれ、埼玉県東松山市出身。アメリカ在住の兄に憧れ、明治大学を休学してカリフォルニア・サンディエゴに留学。ブラジル人留学生たちと仲良くなったことをきっかけに、ラテンアメリカに興味を持つ。スペイン語ゼロの渡墨から、日系企業への営業や政府機関のプロジェクトマネジメントを数多く担当し、現在は日本オフィス立ち上げに奔走中。

-どんな学生時代を過ごしましたか?

高校は地元の私立高校に通い、3年間サッカーをやりつつ、特進クラスに所属していたので文武両道をできるように頑張っていました。僕の4つ上の兄が、19歳の時からニューヨークに住んでおり、その影響もあり自分も漠然と海外に憧れを持っていたことから、明治大学国際日本学部に入学しました。

1、2年生の時は、受験勉強の反動からか、勉強はほとんどしなかったですね...。僕がいた学部の半数以上は、学校のプログラムを通して留学に行くのですが、自分はTOEFLの成績がダントツで悪く、3年生になったタイミングで、このままではまずいなと思い、半年間休学をしてアメリカのサンディエゴに留学することを決めました。



-就活はどのように取り組みましたか?

特に海外での就職を目指していた訳でもなく、漠然とあんまり軸を持たずに就職活動をしていたせいもあるのか、40社ほど受けて、どこからも内定はもらえませんでした。自分は就活に向いていないんだなと思うようにして、とりあえず兄のようにアメリカに渡ってみようかなと考え、地元のラーメン屋でバイトに明け暮れて、お金を貯めていました。ある程度お金が貯まったタイミングで、「自分は就活に負けてアメリカに逃げにいくのか?本当にこれでいいのか?」と自問自答した結果、再度エージェントを使って就活をすることにしました。

1ヶ月間真剣に向き合った結果、1社から内定をもらえましたが、「やはり日本でこのまま普通に働くのは違うな」と感じました。留学時の経験や兄の影響から新卒から海外で働く選択肢もあるのかもしれないと思い、ネットサーフィンをしていたら、偶然、代表の西側の記事を見つけ、就活時には感じたことのない、びびっとする感覚を覚えました。幾多の困難に直面しても決して諦めることなく進み続ける姿勢が、人間としてすごくかっこいいと感じました。それまで就活をしていた時は、どれだけ自分をよく見せて、うまく話せるかということばかり気にしていましたが、気づいたらそんことはどうでもよくなっていて、「とにかくこの会社に入りたい。」という思いをそのまま文章にして送ったら、返信がもらえて、たまたま西側が日本に帰国しているタイミングだったこともあり、直接会って話をすることになりました。話を聞くと改めて事業内容なども興味深く、もうその半月後にはメキシコに渡航していました。

-すごい偶然ですね!メキシコではどんな仕事をしてきましたか?

主にBtoBの事業を担当しており、メキシコに進出している日系企業に対して、クリエイティブ関連のソリューションを提供しています。具体的にはメキシコに拠点を持つ日系企業のオフィスのショールームのデザインを作成したり、パンフレットやウェブサイトの制作などですね。その他にも政府機関であるJETROやJNTO(日本政府観光局)の案件なども幅広く担当してきました。



-その中でも一番印象に残ってるプロジェクトはなんですか?

JETROから弊社が委託を受けて行った、東北の水産品と日本酒の輸出拡大事業です。メキシコでの試食・商談会の実施と、日本にメキシコ人のインフルエンサーを招請してプロモーションを行うという事業でした。それ以前は、企画を考えるにも上司の確認や添削がありましたが、このプロジェクトでは関係者との打ち合わせも含めて全て自分で進行して、社外の僕よりも経験や知識がよっぽど豊富な方に対して提案を行ったりもしました。自分自身で一から考えてプロジェクトを遂行する能力は、このプロジェクトを通じて身に付けることができたと思っています。

- そのプロジェクトを行ったのは入社からどれぐらい経った時のことですか?

2年目に入ってすぐでしたね。年齢や社歴に関係なく、やる気があれば大きな仕事を任せてもらえる環境だと思います。今回も3年目に入って間もない段階で、日本オフィスの立ち上げを任せてもらっています。

-大抜擢ですね!

ワクワク感と怖さどちらもあります(笑)入社したばかりの時も、仕事をはじめて2日目ぐらいに、カタログ制作の案件を任せてもらって「ちょっとこれやってみて」と言われて...(笑)最初の打合せでなにもできず絶望しましたが、不安ながらも必死にやったことを覚えています。良い意味で無理な挑戦をさせてもらえる環境で仕事をしてきたと思います。



-メキシコで働く苦労や楽しさについて教えてください

言語に関しては常に苦労しています。メキシコに来た時はスペイン語に関する知識はゼロだったので今も必死で勉強しています。

あと、メキシコにおいて僕たち日本人は外国人な訳で、自分の感覚で物事を進めては上手くいかないということも日々実感します。社内のメキシコ人デザイナーと仕事をする時に締め切りに間に合わないという理由で、その日の終業時間過ぎたあとに、少し修正のお願いをしたことがあったのですが、「プライベートの予定があるので、できない」とはっきり断られたことがありました。仕事に対する考え方や取り組み方の違いに関しては苦労することも多いです。

-反対に楽しいことややりがいはなんでしょうか?

メキシコ人は一般的にすごくオープンな性格だと思います。明るい性格の人が多いので、基本的に彼らと一緒だと楽しく、パワーをもらえます。また、メキシコにおいて日本人は少数派だから、ユニークになれますし、日本人に対してもリスペクトを感じます。

あとは、メキシコにいるからこそ、日本では僕の年齢、経験、知識ではご一緒できないような人と出会えたり、一緒に仕事をさせてもらえる。そういったご縁や経験を通じて、自分自身も成長してこれたのではないかと感じます。メキシコに新卒で来て、泥臭い環境で日々我武者羅に働いているということが珍しく、色んな人に面白がってもらえるので、それはメキシコで働くメリットの一つなのではないかと思っています。


-Encounter Japanはどんな会社ですか?

一言で表すと「下剋上」ですかね。みんな僕から見たら優秀な人ばかりだと思いますが、天才はいない。すごい野望を持って、努力の塊のような人たちが集まった会社だと思います。何かしたい、将来こうなりたいという、しっかりとした想いを持った人たちが集まって、そういう人たちが、多国籍のメンバーとぶつかりながら、励まし合いながら、理解し合ってやってる成長意欲の高い会社だと思います。社内で厳しいことを言われることもありますが、それは自分のことを思って言ってくれているわけで。僕自身もいろいろ予測できない出来事が起こるメキシコで、そんなメンバーと一緒に踏ん張っている中で、人間的にも大きくなってると感じます。僕自身もそうでしたが、今後なにかを成し遂げたい、成長したいという思いのある人や、今までの自分を変えたい!という覚悟がある人にとっては、とても良い環境だと思います。

-今後挑戦したいことを教えてください。

「ラテンアメリカの文脈で日本国内での笑顔を増やしたい」と思っています。

中南米はビジネスを展開する上で、経済的にもポテンシャルのある市場であるということに加えて、少し抽象的ですが中南米の人々の生き方や考え方も日本に少しずつ取り入れていけないかと考えています。

僕自身も留学してるときに、ブラジル人と仲良くなって、ラテンの底抜けな明るさに触れることで、自然と考え方が前向きになりました。それまでの自分は閉鎖的で、振り返ると自分のことを周りにオープンにすることが怖かったんだと思います。でも、留学を通じて僕自身が中南米の文化によって前向きになれたり、考え方が変わったと感じていて、周りの友人からも明るくなったねと言われました。そんなラテンマインドによって笑顔になる人たちを少しでも増やせる方法はないかなと考えています。海外で生活すると改めて日本の素晴らしさにも気づける。だからこそ、中南米と日本を繋ぐ事業で、日本を盛り上げていくというのが今の僕の目標です。

-最後にメキシコに来る前の自分に何かを伝えられるとしたら、何を伝えますか?

就活が全然上手くいかず、大学を卒業した後もバイトばかりをして、親が出勤した後に自分が起きるというような生活をする中で自分の価値を疑う時期もありました。そんな中でも、「自分は絶対なにかできるんだ」ということを、信じて諦めなかった自分に対しては「グッジョブ」と言ってあげたいです。あと、うまくいかない僕に対して何も言うことなくそっと見守ってくれた親にも感謝してます。メキシコに来る時も最初は英語にも自信がないし、スペイン語もできないし、仕事もしたことないしと、すごく不安だったのですが、一歩踏み出した自分の決断は間違えてなかったと思います。いつも心のどこかで逃げたら負けだと思っているんですよね。粘り強く、真摯に、全力で。目的意識を持って努力していれば、絶対できるようになるって信じてやってきたし、これからもやっていくんだよ!ということをその時の自分と今後の自分にも伝えたいです。


そんな原さんが率いる、Encounter Japanの日本オフィスでは、現在一緒に挑戦する仲間を募集しています。少しでも気になった方は是非一度お話してみませんか?

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