EMC Healthcare株式会社では、介護施設向け見守り統合システム「OwlCare(オウルケア)」を開発・提供しています。
今回は、カスタマーサクセスとして OwlCareの導入支援や既存顧客のフォローを担当している 山内さん にお話を伺いました。
前編では、山内さんが広告業界からヘルスケア業界に転身し、介護現場に寄り添いながら課題解決に挑む姿をご紹介しました。 ⇒⇒⇒ 前編はこちら
後編では、OwlCareの導入現場で感じた“リアルな手応え”と、この仕事ならではのやりがい・想いについて深掘りしていきます。
目次
「OwlCareに変えて良かった!」役に立てている実感が持てる瞬間
── やりがいを感じるのはどんなときですか?
── 一番記憶に残っているエピソードを教えてください。
── OwlCareが現場の働き方を変えていく
発展途上のスタートアップカルチャーだからこそ。
── スタートアップならでは、と感じる場面はありますか?
── 最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします
「OwlCareに変えて良かった!」役に立てている実感が持てる瞬間
── やりがいを感じるのはどんなときですか?
OwlCareの導入には大きく2つのパターンがあります。
ひとつは新しく開設される施設への導入、もうひとつはすでに入居者の方が生活している既存施設への導入です。
特に後者の場合は、実際に使っていただく介護スタッフや入居者の皆さんともお話しながら進めていくので、より、自分の仕事の意義を実感で来ています。
単にシステムを入れるだけではなく、現場の方々が安心して使えるように整えること。
OwlCareの価値を“現場の言葉”で伝え、使う人の立場に立って支えることが、私たちの大切な役割です。
── 一番記憶に残っているエピソードを教えてください。
はじめて導入をリードしたときのことはすごく記憶に残っています。1施設90床の大きい施設への導入で、すごく緊張しました・・。
導入がうまくいけば、夜間対応の負担軽減や業務効率化に大きく貢献できると分かっていたので、期待と同時に強いプレッシャーも感じたんだと思います。
OwlCareの動作チェックを行うとき、入居者の方が生活しているお部屋にお邪魔して、「すいません、ナースコールの業者です、お邪魔しますー」って入っていくんですよね。事前にスタッフさんとも会話して、入居者さんの特性や注意する点など伺いながら進めていきます。
入居されているおじいちゃん、おばあちゃんとはちょっとした雑談もするんです。お部屋に飾られている写真をみて見て「素敵ですね」って声かけたら「新婚旅行の時の写真なのよ 」と懐かしそうに話してくださる。
介護スタッフさんがケアしている様子を直接見たり、入居さんの人柄が知れるちょっとしたやり取りを重ねるにつれて、「これから自分のサービスが使われるんだ」という実感がわくんです。
ユーザーの顔が良く見えるからこそ、「この人たちの役に立ちたい」という想いも強くなり、一方で「導入したものがちゃんと期待通りに動かせるか」というプレッシャーも感じました。
導入した後も、チャットやリモート会議などで各施設とやり取りをしています。導入後こそフォローが大事なんですよね。なので出来るだけスピーディーに打ち返すようにしています。
そういった対応や相談のしやすさを褒めていただいて、「以前に使っていたシステムに比べて、何かあったときの打ち返しが早くてありがたい。OwlCareに変えて良かった」というお言葉もいただきました。
自分の想いが伝わったようで嬉しかったですね。 日常的なやり取りからお客様との関係がより密になっていく実感も持てています。
── OwlCareが現場の働き方を変えていく
OwlCareの事例インタビューにもご協力いただいた施設では、「夜間の巡回業務を3回から1回に削減、夜間人件費を約25%(※1か月で)削減できた」という具体的な効果を出していただけたことも非常に嬉しくなりましたね。
こうした変化を聞くたびに、「自分たちのサービスが確かに現場の助けになっている」と実感します。
日々改良を重ねて進化させながら提供しているサービスだからこそ苦労もありますが、どんな人たちのためにどんな役に立てているのかという実感もいろんな場面で得られやすい。
「いい仕事できているな」って思いやすいです。
発展途上のスタートアップカルチャーだからこそ。
── スタートアップならでは、と感じる場面はありますか?
OwlCareは導入を開始してからまだ浅く、今も日々進化の途中にあります。
現場からのフィードバックをもとに開発チームが改善を重ね、さらに使いやすく、安全なシステムへと日々アップデートを続けています。
チームの距離も近く、意見を出し合いながらスピーディーに改善していけるのはスタートアップならではの魅力だと思っています。
「もっとこうしたら現場が楽になるかも」「こういう機能があったら便利だよね」といった提案がすぐに形になるスピード感は、この規模、このフェーズの会社ならではだと思います。
一方で、自立して動く力も求められます。
決まったマニュアルや前例があるわけではないので、「誰かがやってくれる」のを待つのではなく、自分から課題を見つけ、提案し、実行していく姿勢が必要です。
そんな環境だからこそ、「自分の一歩がサービスを進化させている」「現場の笑顔を増やしている」と実感できると思います。
── 最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします
「ユーザーに近い立場で仕事をしたい」
「プロダクトをユーザーと共創していく仕事がしたい」
「ビジネスとしても世の中に必要とされるものを作っていきたい」という方にはやりがいを感じていただける仕事だと思います。
また、OwlCareはまだまだプロダクトの立ち上げフェーズでもあります。
前例のない課題に取り組むことや、標準化、改善が必要なシーンもあるため、トライアンドエラーを重ねながら前進しているところです。自分自身で考え、提案をしていくシーンが多く、スタートアップの環境ならではの面白さがあります。
こうした環境に少しでも「面白そう!」と感じていただけた方、ご応募お待ちしています!