プロフィール
関根 彰彦(せきね あきひこ ):東京大学大学院卒業後、IT業界でSEを3年経験したのち、組織・人事領域への興味をきっかけにマーサージャパンに転職し、コンサルタントとしてのキャリアをスタート。人事制度設計や人材ポートフォリオの策定、人事戦略策定など7年間様々な業務に携わる。2023年9月より現職にマネージャーとしてジョイン。
My Motto「目の前の組織・人へ良い変化を与える」
非合理な選択が、自分の「希少性」を高める武器になる
──キャリアチェンジを考えたきっかけについて教えてください。
前職は本当に素晴らしい会社で今も大好きなのですが、マネージャーより一つ上の役職が視野に入ってきた頃、ふと立ち止まったんです。そこで大きく2つの理由から、転職を考えるようになりました。
ひとつは、今後売上責任を果たすため得意領域の案件を中心に引き受けるようになり、新たな領域へのチャレンジがしづらくなってしまうのではないかと感じたこと。
もうひとつは、会社の強みでもあるグローバル共通のナレッジやツールに頼らず、まったく異なる環境で自分の力を試してみたくなったんです。
──より広い視野や、新しい挑戦の機会を求めたということですね。
はい。プライベートでHR領域の現場に触れる機会を通じて、多くの企業が抱えている組織や人事に関するリアルな課題を目の当たりにしたことも転機になりました。仕事を通じて、見えていた世界は一部にすぎなかったんだなと徐々に感じ始めたんです。
──そんな中で、エッグフォワードを選ばれた理由は?
コンサルタントとして、経験の幅・スキルの幅を広げたいと考えていた時期に出会ったのがエッグフォワードでした。
外資系の大手ファーム、グローバルで数万人規模の会社から、社員100名弱のベンチャーへ。正直、周囲からは「その判断、合理的じゃないよね」と言われました(笑)。
でも、合理的な選択って、他の大多数の方も選ぶ可能性が高いと思っていて。
自分らしさや希少性を際立たせたいなら、時には非合理な選択こそが自分ならではの意味を持つと考えたんです。だからあえて、未知の環境に飛び込むことを選びました。
あとは、面接でお会いした方が魅力的だった、というのも決め手の1つでした。
お会いした社員の熱量、思考力の高さ、経験や知見の豊富さに惹かれ、入社を決めました。
──長く勤めた職場を離れ、新天地で新たにスタートすることに、不安や迷いはなかったですか?
正直不安はありました。コンサルティングの経験は1社のみだったので、パフォームできるかという心配は、入社してからもしばらくありました。
ただ、実際に飛び込んでみた今、前職では得られない経験を確実に詰めている実感があります。
画一的なソリューションがないからこそ、強く自分個人のコンサルタントとしての力量が求められてくる、そこが売上にも直結するし、クライアントが会社ではなくて私個人を買ってくれてるというやりがい、成長機会・実感を得ることができています。 加えて、自身の可能性も広がっている実感があります。
可能性が広がることで、 その中で自分により合ったものを選択しやすくなったり、自分自身のキャリアの方向性が明確になってくる部分もあって、その点でもキャリアチェンジを決意して良かったと思っています。
──チャレンジしたからこそ、客観的なご自身の強みや得意にも気づけたということですね。
はい、その通りです。これまでに培ってきた人事制度設計の経験もそうですが、メンバー育成が得意かもしれないという新たな気づきもありました。
環境が変わってもパフォーマンスを出すことができる、ブレない自分の強みへの気づきがあったのも、今回のチャレンジがあったからだと考えています。
ゼロから提案をつくる、脳に汗をかくプロセスの先に
──今はどんな業務を担当されていますか?
事業部としての売上目標を追いながら、プロジェクトマネージャーとしてデリバリーの品質を担保する役割を担っています。
現在は大手企業向けの伴走支援を中心に、3つほどプロジェクトを担当しています。
──業務の中で、エッグフォワードらしさを感じることはありますか?
入社してすぐのタイミングから1年半ほど、大手物流会社さまの組織風土改革のプロジェクトを伴走支援させていただいています。ここ最近は制度面にも踏み込み、様々な人事施策を複合的に組み合わせながら、組織全体、一つひとつの現場や組織、さらに一人ひとりの社員の意識・行動を変えていこうとしています。また、コンサルのロジカルなアプローチと、エモーショナルな部分を組み合わせながらやっている点もあいまって、非常にエッグフォワードらしいプロジェクトだなと感じています。
プロジェクトを推進する中で、対峙するのは社長や経営層の方々ばかりです。
彼らの信頼を勝ち得るために、一人のコンサルタントとして何ができるか。専門性が求められるのはもちろんのこと、私という人間の地の力が試されている感覚が常にあります。
──決まった型がないからこそ、思考の深さが問われそうですね。
まさにそうです。ある意味“非効率”とも思えるほど時間をかけて、じっくり聞き込み、提案を練り上げる。でもそのプロセスを経るからこそ、お客様の課題に深く入り込める。
最近では「組織が変わり始めている」というクライアントの声を直接いただいたり、社員の方々の表情や働き方の変化を目の当たりにしたりすることも。
そういった瞬間は、本当にこの仕事をやっていてよかったと思います。
本気で向き合うカルチャーが、自分の可能性を押し広げてくれる
──今後チャレンジしたいことはどんなことですか?
コンサルタントとして、目の前の人や組織にポジティブな変化を起こすこと。これはずっと変わらない僕の軸です。
クライアントに対しても、社内のメンバーに対しても、同じように本気で向き合いたい。あとは、メンバー育成に力を入れていきたいです。
メンバー自身が実現したいWillをサポートしていくということも、マネージャーの仕事だと思っています。追求していくことで、エッグフォワードという会社に仲間が増えていって、会社自身も大きくなっていく、そこに寄与していきたいと考えています。
「人が本来持つ可能性を実現し合う世界を創る。」というエッグフォワードのミッションを、社内のメンバーに対しても体現していきたい、いちプレイヤーとして社員に機会を提供していくだけでなく、エッグフォワードを選んでくれたメンバーの上長として、成長支援や、キャリアの実現につながるような機会を提供していくということは、両立して行きたいですね。
成長支援に寄与する要素として、エッグフォワードには成長のために忖度なくフィードバックし合う文化があります。
毎週1on1をするのは当たり前で、ときには週に何度も真剣に語り合うことも。
入社して間もない頃は、その密なコミュニケーションに良い意味でカルチャーショックを受けました。
──それだけ本気で“人の可能性”に向き合っている組織なんですね。
そうなんです。クライアントにも、社内の仲間にも。
みんなが「可能性を最大化する」というエッグフォワードの思想を、本気で体現している。
そして僕自身も、ここに来てから視野が広がり、自分の可能性がどんどん拡張されている感覚があります。
──最後に、未来の仲間にメッセージをお願いします。
「合理じゃない選択の先に、どんな景色が待っているのか」
それを一緒に見に行きたいという方がいれば、ぜひ飛び込んできてほしいです。