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1回目、2回目は検討しなかった育休を初めて取得する理由とは?スタートアップCEOに聞く、変わりゆく世の中で価値観をアップデートしていく方法

EDOCODE採用広報担当のツヅキです。

先日国会で「男性版産休」制度が新設されたことが話題になりましたが、一方でまだまだ取得率は低い男性の育休制度。直近公開されているデータでは、男性の育休取得率は7.48%(2019年度)なのだそうです。

一方、EDOCODEにおける男性陣の育休取得率は、だいぶ高い模様です(直近100%)。今回弊社CEOの田村が3回目の出産(お子さんの誕生)に合わせて初の育休を取得すると聞いて、なぜ今回初めて取得することになったのか(なぜ1,2回目は取らなかったのか)、また男性の育休取得に対する経営者として、そして田村個人としての考えをインタビューしました。

ちなみに、聞き手のツヅキ(女性)はフリーランスとして業務委託でEDOCODEを支援させていただいており、いろんな会社を経験しています。また、子育てに関わったことがないということもあり、男性が育休をとる必要性も実はあんまりピンときておらず・・そういった視点からのインタビューとなっておりますことをご留意ください。

信頼するメンバーがいるから、育休が取れる

ツヅキ:
早速ですが、田村さん、育休を取られるんですか?

田村:
そうですね、EDOCODEの経営陣とも話して、そうすることになりました。時期的にPM6人中3人の育休が重なってしまうので、期間や役割分担は調整が必要で、そこはまだ不安もあるんですが、なるべくちゃんと取りたいと思っています。仕事は後でもやれることもあるし、他のメンバーに任せることができるけれど、出産はそうじゃないので。

ツヅキ:
そうなんですね。田村さんは以前にも育休を取るタイミングがあったと思うんですが、今回初めての取得だと聞きました。そこは何か理由があるんですか?

田村:
やっぱり、会社の状況や信頼できるメンバーがいるというところが大きいですね。以前はここまでチームがしっかりできていなかったので、なかなか取ろうとは思えなかったです。

ツヅキ:
最近、世の中的に男性の育休取得がトピックに上がることも多いですが、そういうのも関係しているんでしょうか?

田村:
無意識に影響している可能性はありますが、あまり関係ないと思っています。今話題になっているのって会社員としての話が多いですよね。会社員として働いている場合、自分が戻るときのポジションや待遇が不安で取れない人が多いのだと思いますが、経営者としては「会社が大丈夫かな?」ということが一番の懸念だと思います。でも、そういう意味では、自分がいないと会社が立ち行かないと思うのは一人よがりですよね。

僕は、根本的には仕事が好きで、若い頃は自分がいないと回らないという気持ちが強いタイプでしたが、そこが変わったのが一番の理由かなと思います。

ツヅキ:
なるほど。では、仕事が好きな田村さんが、それでも育休を取りたいと思う理由はなんでしょうか?

田村:
前回の出産の時、仕事をして家に帰って手伝ったりするのが、相当しんどかったんですよね。家事が増えるし、夜も寝られないし、赤ちゃんのお世話って本当に一人でできることではないんですよ。うちは最初が双子だったこともあり、大人が二人いても目を離せないから、トイレに行く時間が取れないこともあって。一人でみる時間が長いと、精神的にも本当に大変だと思います。だから、男性が育休を取るという選択肢は自然なことだと思いますよ。

↑EDOCODEのZoom飲み会は、子連れでの参加ウェルカムです。

価値観をアップデートするには、プライドは不要

ツヅキ:
「男性が育休を取るのは自然」というのはちょっとびっくりしました。それって子育てをしたからそういう価値観になったんだと思いますか?それとも昔からですか?

田村:
確かに、本当に若い頃はそう思ってなかったかもしれないですね。以前も話しましたが、僕は昔ながらの家庭に育ち、男性と女性は違うと思っていたタイプです。でも、同期が半分女性で、男女に関わらず優秀な人がいたりする中で、ゆっくりと自然に男女に関わらずひとりのビジネスパーソンなんだという認識に変わってきました。その過程で、「男性が育休を取るのも自然なこと」と思うようになったんだと思います。

ツヅキ:
私は田村さんと同世代ですが、やっぱり昔ながらの家庭に育ったので、まだ違和感があるところがあるかも・・。私が若い頃は「子供を産むことはキャリアを諦めること」だという雰囲気もまだありましたし、今日改めてその価値観を引きずっているかもしれないと思いました。

以前も思ったんですが、田村さんはそういう価値観をアップデートしていくのが上手な気がします。何か心掛けることがあったりしますか?

田村:
プライドがないんだと思います(笑)。こうじゃないといけない、というのがないんです。ゴールに対してのこだわりはあるけど、逆に方法や働き方にはこだわりがないというか・・。よりいい方法が見つかったら、それを採用する。だから、一年前と言っていることが違うこともあると思います。

例えば僕は、昔はツヅキさんのようなフリーランスの方に協力してもらうことも反対でした。チームメンバーは全員正社員で構成される方が良いと思っていたので。でも実際協力してもらって、今はそういうこだわりはなくなりました。今でも誰と働くかは重要だと思っていますし、そこは変わらないですが。

ツヅキ:
EDOCODEのバリューにも「間違いがあるという前提に立とう」という項目がありますが、それにも通じる話ですね。そういえば私は最近、「女性だから」とジェンダーを固定して話してしまうことをやんわり指摘されることがあり、気をつけないといけないなあとも思いました。

田村:
そういうことありますね。でもなんでもアウトというのも違うかなとは思います。僕は、体は女性だけど心は男性という人に「重いもの持ちますよ」と声をかけたことに対して、後から嫌だったと教えてもらったことがあって。でも僕は、例えその人の体が男性だったとしても、自分の方が力がありそうだと思ったら同じことを言っていたと思います。だから、自分が「女性だから声をかけた」とか、そういう意図でなかった発言に対して嫌と言われたとしても、もちろんその人には言わないようにしますが、行動全てを変えることはないかなと思います。

育休という良い制度を、しっかり活用してほしい

ツヅキ:
今日は本当は、仕事が好きな田村さんだから、育休を取ることに葛藤があるんじゃないかと思ってインタビューをお願いしたんです。でもなかったですね(笑)

田村:
そうだったんですね(笑)。今回タイミングとして約20人のメンバーのうち3人休むことになってしまうので、そこは何か考えないと、とは思っていますけどね。育休中に会社から連絡や相談があったときに、どれくらい対応するかというバランスも、実際どうなるかまだわからないなというのもありますし。

でも一方で、本当に子育ては大変なんです。僕は前回育休を取らなかったけど、体力的にギリギリで、奥さんも相当無理があった。子どもに病気があって保育器に入っている期間があったんですが、保育器がある病院まで母乳を届け続けていたら、睡眠不足で事故に遭ってしまったこともありました。幸い軽い事故でしたが、警察が来ている間も眠くて、頼むから寝せてくれと思ったのを覚えています。だからやっぱり誰もが、ゆっくりちゃんと子どもの世話や育児をできる時間はあったほうがいいと、心から思います。

もちろん育休があろうとなかろうと、ビジネスチャンスを逃したり、スキルアップの時間が確保できなくなるという側面はあります。でもそこは、人生の中である一定割り切る必要があることだと思います。

ツヅキ:
以前記事で読んだのですが、実は育休を取りたい男性は多いのだそうですよ。

田村:
そうなんですね。でも取得率が低いのはなんでなんでしょう?

ツヅキ:
やっぱり戻ってからの待遇に不安があったり、あとは心理的なものでしょうか。例えば私がすごく若い頃に在籍していた会社では「うちのチームには子どもを産む女性はいりません」みたいなことを言う方もいました。だから、経営者が育休を取るのはいいメッセージになるんじゃないかなと思います。

田村:
うわ、すごいですね(笑)。でも先ほど言ったように経営者と会社員のリスクって違うので、経営者が育休を取るのは、メッセージにはなるかもしれないけど、それだけではダメですよね。社員であっても同じように育休が取れる環境や仕組みがないと意味がないと思いますし、それをやらずに「おれがやれたんだから、みんなもできるよ」というのは無責任ですよね。もちろん難しい課題ですし、解決策が簡単に思いつくようなものでもありませんが、普通に考えたら、経験者が戻ってきたら嬉しいはずなので、EDOCODEではそうなるようにしたいです。

世の中的に見ても、男性の育休が普及するのは絶対にいいことだと思います。というか、そうでなかったら女性が大変すぎるので。

もちろん子どもが産まれると、今までの生活と違うことが起きるのは確実で、覚悟は必要です。例えば僕はもともとサーフィンやスノーボードに毎週行くような生活をしていましたが、趣味に使っていた時間は、子育てをする時間に変わりました。そして僕の趣味で唯一辞められなかったのが仕事だと思ってます。

子供ができると、生活が結構変わる人が多いと思います。僕のように趣味がなくなったり、変わる人もいると思います。ただ、それ以上に子供と一緒に過ごせる時間はかけがえのない幸せな時間だと思います。せっかくある育休制度はしっかり活用して、「子育て」に貴重な時間を使いたいし、みんなにもそうして欲しいと思います。

ちなみに僕の今の趣味は、家族でキャンプに行くことです。(笑)

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