2025年7月26日(土)・27日(日)に開催された「環境広場さっぽろ2025」に出展してきました!
今年の開催テーマは「ゼロカーボン × 夏祭り!未来を創るエコアクションフェス」。
このイベントは、毎年札幌ドームで開催される北海道最大級の環境イベントで、子どもから大人まで幅広い世代が楽しみながら「地球の未来」について学べる場となっています。行政・企業・学校・NPOなどが多数出展し、ブース体験や展示、ステージイベントなどを通じて、持続可能な社会の実現に向けた「エコアクション」を推進しています。
2025年は「夏祭り」の雰囲気を取り入れながら、ゼロカーボン社会の実現をめざしたさまざまな体験型コンテンツが充実。家族連れでにぎわい、会場全体がとても活気に満ちていました!
楽しく学べる環境イベントが多数展開される中、私たちは AI技術による環境学習を体験できるiPadブースを出展しました!
子どもたちが選ぶ“未来”をAIが描く
私たちのブースでは、iPadアプリを使って子どもたちに「もし自分が環境問題を救うなら…」というストーリーのもと、以下のような選択肢を選んでもらいました。
どの環境問題を解決する?
(地球温暖化、森林伐採など)
誰が解決する?
(ヒーロー、妖精、ロボット、博士)
どこで解決する?
(雲の上、秘密基地、海底都市など)
何を使って解決する?
(スコップ、バリア、掃除機など)
どんな行動をする?
(木を植える、エネルギーを作る、魔法を掛けているなど)
全体のカラーは?
(緑色、金色、虹色など)
これらの選択肢に応じて、Stability AI を活用し、その場で1枚の未来のイメージ画像を生成!
「自分が選んだ選択でこんなイラストがつくられるの?」と、驚きや喜びの声がたくさん聞かれました。
生成画像は思い出に!ダウンロード機能も大好評
生成された画像は、その場でダウンロード可能です!
「家族にも見せたい!」、「あとでみてみたい!」という声も多く、デジタルな思い出として子どもたちに持ち帰ってもらえました。
生成画像はスライドショーにも!
生成された画像は、ただ表示されるだけではありません。
スライドショー機能を使って、生成したイラストを連続的に表示できる演出も追加!
ブースの画面では、来場者が作った作品が順番に流れるように表示され、
見ている人たちから「すごい!これ自分が作ったやつ!」といったリアクションがたくさんありました。
子供達が食い入るように見ていて、作成して良かったと思いました。
最後はお楽しみルーレット!
体験が終わったあとは、ルーレットを回してうまい棒が当たるチャンス!
ルーレットの出た目に応じて、カードを渡し、うまい棒プールの受付にいるスタッフに引き換えに好きな味のうまい棒をもらえるというお楽しみタイムで、大いに盛り上がりました。
カードもメンバー全員で協力して手作りしました!
開発は9人のチームで3ヶ月間
このアプリは、約3ヶ月間、9人のチームで準備しました。
各メンバーがアイデアを持ち寄り、UIや体験内容を提案してもらいました。
定期的に会議を行い、意見を出し合いながらデザインや動きをブラッシュアップ!
実装・テスト・シュミレーションを重ね、当日もスムーズに動作し、多くの子どもたちに楽しんでもらえました!
このプロジェクトを通じて、「環境問題を楽しく・自分ごととして学ぶきっかけ」を子どもたちに届けることができたと感じています。
最後に
今回の出展を通して、「環境問題を自分の選択で考え、未来を想像する」という貴重な体験を、たくさんの子どもたちに届けることができました。
生成AIという最先端の技術を通じて、自分の意志が形になる喜びや、想像することの面白さに出会う
テクノロジーが学びの可能性を広げる手応えを、私たち自身も強く感じた2日間でした。
私は今回、このプロジェクトのリーダーとして、企画・設計・運営まで全体を見ながら、チームのみんなと共に試行錯誤を重ねてきました。
意見のぶつかり合いもありながら、「どうすれば子どもたちにもっと伝わるか」「体験が記憶に残るにはどうしたらいいか」を真剣に考え続けてきた日々でした。
だからこそ、当日子どもたちの笑顔や、「すごい!」「またやりたい!」という声を聞けたときの達成感は、何ものにも代えがたいものでした。
この経験は、きっとチームにとっても、私自身にとっても、大きな財産になったと思います。
これからも、より良い設計や開発ができるように挑戦を続けていきたいと思います。