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アンドプランツ(AND PLANTS)は、創業から4年の間、多くのお客様に観葉植物をお届けしてまいりました。おかげさまで売上は3年連続で前年比200%を超え、成長を続けています。この成長を支える大きな力になっているのが、サービス開始から1年半という早い段階で加わってくれた観葉植物のスペシャリスト・桃子さんです。
今回は、植物への深い愛情を原動力に、アンドプランツの観葉植物部門を支えるプランツマネージャーの桃子さんにインタビューお話を伺いました。
プロフィール
佐藤 桃子
ハウスメーカーで造園・観葉植物などに携わったのち、観葉植物専門店の店長としてトータルでプロデュースを手掛ける。2022年より株式会社Domuzに所属。著書に『INTERIOR GREEN 観葉植物と日常』(ブティック社)。他、監修本多数。
自然と林業の父から受け継いだ緑への愛
ー桃子さんの植物への愛はどこから来ているのですか?
父が国有林の管理をする林業の仕事をしていて、小さい頃から山に連れて行ってもらったり、木工イベントに参加したりしていました。自然豊かな田舎で育ったこともあり、自然や木に関わる仕事がしたいという気持ちがずっとありました。
大学時代にはハウスメーカーでアルバイトをした経験から、「家と庭をセットで作り、家族が緑を見ながら明るい家庭を築く」というビジョンに魅力を感じ、新卒でハウスメーカーに入社しました。4年半のシステム部門での経験を経て、念願の造園部門へ異動しました。
そこで、造園の監督や観葉植物、切り花のアレンジメントなど、様々な経験をしましたが、特に観葉植物の魅力に惹かれて、専門店への転職を決めました。
植物は「夢を与えるアイテム」
ー観葉植物の専門店での勤務から、株式会社Domuzに入社するまでの経緯を教えてください
その観葉植物専門店では、店長として9年間、ブランディングからSEO対策、接客、法人顧客開拓まで幅広く担当しました。しかし、店舗売上の限界を感じると共に、インターネット販売にチャレンジしたいという気持ちが強くなり、新たな挑戦を模索していました。
インターネットで植物を全国のお客さんに届けたいという思いがあった中で、Instagramでアンドプランツのアカウントを見つけたことが転機になりました。
最初はおしゃれなインテリアアカウントだと思っていたのですが、よく見てみると、本気でネットで植物を売ることを考えて、ちゃんと動線を作り込んでいることがわかったんです。『私のやりたい未来がここにある』と思いました。
他のオンラインショップとの決定的な違いもありましたね。
多くのサイトは単に商品を置いているだけですが、アンドプランツは育て方の情報や素敵な暮らしの提案、ジャーナルページなど、植物を起点にした暮らしの変化や楽しさを伝えていました。植物は夢を与えるアイテムだと思っているので、その部分がしっかり表現されていました。
ITとスタートアップの文化に惹かれて
ーITスタートアップ企業で働くということについてはどのように思いましたか?
新卒時代にシステム部門で育ったので、ロジカルで無駄を省いて効率よくデータ化するような環境が好きなんです。前職では新しいツールの導入にも苦労していたので、ITに強い環境で働きたかったという思いがありました。
今実際に、エンジニアが社内にいる強みも実感しています。植物栽培ハウスの温度管理はIoTで効率化されています。ハウスの気温を定点測定してログを取り、一定のラインを下回るとアラートが出る仕組みがあります。夜中に暖房器が壊れても気づけるんです。大雨対策にもテクノロジーが活用されています。
小回りの利く組織構造にも魅力を感じていました。スタートアップだと社長と直接コミュニケーションを取って仕事を進められる。自分が独立して好きに仕事を動かせる環境で働きたかったので、すごく合っていると思いました。
スタッフの成長を支える――表情を見て、適切なサポートを
ー今どのような業務をしていますか?
主に二つあります。一つは、植物拠点の責任者としてスタッフのマネジメントやオペレーション管理、植物の生産、改善提案を行うこと。もう一つは、バイヤーとして現地に赴き、生産状況の確認や交渉、新しい植物の発掘をすることです。アンドプランツから発信される植物関連情報のファクトチェックやYouTube撮影への出演なども担当しています。
スタッフマネジメントでは、一人ひとりの表情に気を配ることを大切にしています。スタートアップでは仕事のスピードが早く、一人ひとりがキャパ以上の仕事を任されることがあります。不安そうな表情をしていないか注意して見て、つまずいているところがあれば声をかけ、一緒にアドバイスしています。
▼YouTubeやライブ配信でも活躍中!
誠実さと「やりきる」文化に支えられたチーム
ーDomuzにはどんなメンバーが多いと思いますか?
みんな誠実な人が多いと思います。小手先で仕事をしたり、嘘をついたりする人がいない。急ぎでも精度を落とさず、必要なら他のミーティングをずらしてでも注力する。一つひとつの仕事に誠実なんです。
また、会社全体の特徴として「やりきる」文化が挙げられます。特に、花の事業を成長させた事業責任者の小松さんの姿勢に感銘を受けています。複雑な業務フローを一つひとつ分解して仕組み化し、スタッフに落とし込んで回していく。トライアンドエラーを繰り返しながら改善していった結果、花の売上が伸びていく過程を間近で見ていて、これこそスタートアップらしい『やりきる』姿勢だと思いました。
頼れるチームへの信頼が自身の成長に
ー桃子さん自身がDomuzで成長したなと思っていることは何ですか?
人に頼れるようになったことですね。以前は自分でやらなければ結果が出ない環境にいましたが、今は違います。自分の苦手なことを得意なスタッフに振ったり、アイデアを投げて形にしてもらったりするようになりました。すると楽になって、チーム力も上がったんです。
プロフェッショナルがたくさんいるので、自分の苦手な分野も信頼して任せれば、思っている以上のものを返してくれる。それがすごくやりやすいです。
ー今後の目標について教えてください
今後の目標は、日本で一番の植物ブランドになることです。そのためにもっと植物の知識を深め、他の生産者との連携を積極的に行い、初心者でも安心して植物を購入できるサイトを作っていきたいです。植物を育てる不安を取り除き、もっと身近に楽しめるものとして広めていきたいです。
ー最後に読者の方に一言どうぞ
裁量を持って自主的に仕事をすることによって、どんどん自分自身が成長していきたいなっていう風に思ってる人に向いていると思います。植物は暮らしに夢や希望を与えてくれる存在です。そんな植物をもっと多くの人に届けるために、一緒に成長していける仲間が増えることを楽しみにしています。