D&IのCOOが語る、新卒について。研修やこれからの新卒に求めるもの
こんにちは! 株式会社D&I・採用担当です。
2回目の投稿となる今回は、COOの小林さんから新卒採用にかける思いや内定後から始まる育成体制について聞いてみました!
D&Iの研修制度やD&Iでは「どんな人物が求められているのか」など、気になる方はぜひご覧ください!
ーコロナ禍でも6名入社、新卒採用にかける思いとは
採用担当:小林さん、本日はよろしくお願いいたします!
まずはこれを読むみなさんに向けて、簡単な自己紹介をお願いします。
小林:株式会社D&IのCOO、小林鉄郎(こばやし てつろう)です。
石川県出身で、障害者雇用の仕事には14年間携わってきました。
新卒で入社した人材ベンチャー企業で杉本さんと出会い、障害者雇用の新規事業の立ち上げに携わりました。それをきっかけに障害者雇用事業に可能性を感じ、杉本さんとともにD&Iを創業しました。現在はCOOとして全事業の統括を行っています。
採用担当:ありがとうございます!
本題に入る前に、D&Iのような規模のベンチャー企業は即戦力の中途社員を採用することが多いと思うのですが、創業まもなくから新卒採用を続けてきたのはなぜでしょう?
小林:「会社として大事にしたい文化」を浸透させ、継承していくためですね。
新卒はまだ社会に染まっていませんから、素直に会社の文化を吸収してくれると思うんです。
そして各々が吸収したものを、“時代に沿ったあらゆる方法”で発信していく。
これができるのは、これからの未来を生きていく新卒ならではだと思っています。
この繰り返しを行うことで、設立時から大事にしてきたものを、あらゆる形で継承していってほしいと考えています。
採用担当:なるほど、ありがとうございます!私も選考で学生さんと接する中で、ダイバーシティやSDGsなどの考えに対しては、学生さんの方が自然に親しんでいるように感じています。
さて21卒では6名の新入社員が入って来くれました!
例年、新卒の採用人数は2~3名だったD&Iでしたが、倍の6名の採用に至った経緯をお聞きしたいと思います。
小林:結論から言うと、未来への投資をするチャンスだと思ったからです。
当初は21卒採用も例年通りの3名を予定していました。
2020年の4月頭からコロナの影響で、新卒採用の人数を減らす企業や、そもそも新卒採用を中止するといった企業が増えていった現状を知りました。
もちろん、コロナの影響はD&Iも受けており、HRソリューション事業の休業を余儀なくされたりもしましたが、これは「ピンチをチャンスに変える機会だ!」とも思いました。
他社が選考を縮小している間に、良い学生と出会い、良い人材を採用していくチャンスだと。
そこで3名という「数」を一旦忘れ、相対評価はせず学生一人ひとりとじっくり向き合った結果、優秀な6名と巡り合うことができたのです。
採用担当:なるほど。逆張り作戦が成功したということですね!
ー入社1ヶ月は「秘伝書」を使って役員直伝の研修
採用担当:その6名全員を4月から1ヵ月間小林さんが直々に教育されましたが、いかがでしたか?
小林:新卒を直接管轄するのは数年ぶりでしたが、改めて「直接伝えることの大切さ」を教えてもらいましたね。
D&Iには、「D&Iスピリット( https://d-and-i.jp/about/philosophy/ )」という行動指針・姿勢があり、研修でも一番重きをおいて伝えてきました。
今では6人が普段の会話の中で、「超、やりきります!」「超、Give&感謝!」といったように、スピリットを自然と口にするようになっているんです。
入社間もない社員が、日頃から「D&Iスピリット」を意識し、文化としてきちんと浸透している様子を見ることができたとき、「1ヵ月間の研修をやってよかった」と、しみじみ感じました。
採用担当:それは嬉しいですね!
具体的にどういった内容の研修をされていたのでしょうか?
小林:簡単に言うと「マインドとスキルを直接伝える」ことです。
「顧客視点」で、「やり切る」姿勢を身につけること。そして何事も自ら考え、動ける人材になること。
そういったことが学べるように座学と実践を組み合わせた研修にしようと考え、この研修をきっかけに私自身がもっているスキルや考え方を「秘伝書」としてまとめました。
この秘伝書を使用し、座学では私自身の体験も踏まえ、会社としての方針、仕事をする上で大事にしてきたことを伝えました。
そして座学だけではわからない商談のテクニックや、PDCAを回しながら仕事を行うことなどは、実際に商談に同席したり目標達成へのプロセスを組み実行する体験をしてもうことで、実践的に身につけてもらいました。
その結果、自分の目標を自分で考えるところから始まり、達成するためのアクションやタイムスケジュールなど、逆算して考えることが習慣化してもらえるようになったと思っています。
採用担当:それが経営者から直々に教えてもらえるなんて…聞いているだけでとても羨ましくなる内容ですね!
ー役職や経験に関係なく全社で教えあう大切さ
採用担当: 例年のD&Iでは、新入社員は4月に入社してから、OJTで先輩社員から学びつつ営業のロープレを重ねていきました。
今回の21卒生からは内定者インターンのプログラムが組まれ、4月に小林さんと一緒に動き、5月から全員が本配属して顧客がもてるくらいまで成長しました。
振り返ってみて、新しい教育体制はいかがでしたか。
小林:新卒にとってだけではなく、社員たちにとっても良い機会になったと思います。
内定式後から入社まで行っていた内定者インターンでは、2チームに分かれ、それぞれ先輩社員がつくなか、実務をこなしながら売り上げを競っていました。
その時は教育に関わる社員も限られていましたが、4月以降は営業担当が全員出席する朝のミーティングで「1分間スピーチ」をし、他業種の理解や自分の成果について話す場ができたので、役職や職種に関わらずスピーチへの補足やフィードバックをする機会が増え、社員全員で新卒の成長を感じながら、教育していけるようになったと思っています。
6人も、最初こそこちらから提供することの方が多かったですが、今となっては自分たちで考えながら行動や発信をしてくれるようになりました。
そうして新卒を中心に会社に大きな渦ができていると感じています。
この渦に巻き込まれることで、既存の社員たちも改めて感じることや学ぶことがあったと思います。
自ら巻き込まれにいってくれた社員にもとても感謝しています。
ーD&Iが新卒に求めるものとは?
採用担当:ありがとうございます。
それでは最後に、小林さんがD&Iの新卒に求めるものとはなんでしょうか?
小林: 「D&Iスピリット」の精神を秘めている学生ですね。
D&Iスピリットでは「当事者として人として」という大前提の姿勢がありますが、周囲の事を自分事として捉えられる人は素晴らしいと思います。
社会の課題や顧客の困りごとも自分事のようにとらえ「自分の頭で考えて、責任をもって行動ができる人」であれば、即戦力の考え方にもつながってくると思いますし、成長のスピードも速いと思います。
我々にできることは「仕掛けづくり」でしかないんです。
それを利用して自己の成長を考えられる人と一緒に働きたいと思っています。
ー22卒も積極採用中!ぜひ一度お会いしましょう!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
D&Iはこれからも新卒採用・そして教育をどんどん強化していきたいと思っています!
次回からは2021年4月に入社した新卒の皆さんを一人ひとり紹介していきます。
どんなメンバーが加わってくれたのか、皆さんお楽しみに!
以上、D&Iの谷内でした!