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デイブレイクに新たなメンバーが加わって3ヶ月。安定した環境を離れ、変化とスピードが求められるベンチャーの世界に飛び込んできた若手営業・金内樹。そして、メンターとしてその成長を側で支えてきた先輩・小檜山翔太。樹がデイブレイクを選んだ理由や実際に働いて感じたギャップ、そして、ここで成し遂げたいこととは。先輩小檜山からは、入社当初の印象や、後輩に寄せる期待を話してもらいました。
ビジネスマンとしての成長と社会課題の解決。デイブレイクを選んだ理由
ーーーーどうしてデイブレイクを選んでくれたのか教えてください
樹:ここに入れてよかった、という感謝の気持ちが前提としてあります。そのうえで、理由は大きく二つ。一つは、ビジネスマンとしてもっと力をつけたいと思ったこと。もう一つは、自分の行動や実績を、社会課題の解決に役立てたいと考えたことです。
前職は、既存のお客様を中心としたビジネスモデルで、居心地もよく、成長できる環境でした。一方で、せっかく地元・秋田から上京したこの機会を、十分に活かしきれているのだろうかという葛藤もありました。新規のお客様を開拓したり、これから成長していくフェーズの会社で、自分に負荷をかける環境に身を置きたい。そう考えていたときに出会ったのが、デイブレイクです。「メーカーでありながらベンチャー」という点に最初は惹かれましたが、話を聞く中で、冷凍技術を通じてさまざまな社会課題にアプローチしていることを知り、「自分の仕事を社会課題の解決に役立てたい」という、将来的に目指してきた軸と重なったと感じました。
想像以上だった「一人ひとりの力」と、ベンチャーのスピード
ーーーー入社してみて、想像と違ったところはありましたか
樹:驚いたのは、一人ひとりが担っている役割と責任の大きさです。小檜山さんもテックの仕事を担いながら営業としても活躍されていますが、誰か一人が欠けるだけで大きな影響が出るのではないかと思うほど、全員が当事者意識を持って動いている。その姿に刺激を受けると同時に、自分自身も与えられた仕事だけをこなしているだけでは通用しないと感じました。もう一つ驚いたのは、ベンチャーならではのスピード感です。新規事業が週単位で前に進み、メディア出演などの話が次々と決まっていく。営業の現場でも「こんな取引が決まりました」「こんな開拓ができました」という報告が立て続けに共有され、次の動きにつながっていく動きの速さには、圧倒されました。
経営層との距離の近さが、挑戦しやすさを生む
ーーーーメンバーの印象や、組織の雰囲気はどう感じましたか
樹:みなさん能力は高いけれど、輪を乱すような人はいない。とても居心地がいいです。特に魅力に感じるのは経営層との距離の近さ。木下社長が、新人の僕にも自然に声をかけてくれて、そうした日常のコミュニケーションが、会社全体のいい雰囲気を作っていると思います。slackでも、誰かの行動や成果をみんなで称賛する文化があります。先日も先輩の三谷さんが僕の活動を共有してくれて、それに対して経営陣やメンバーが反応をくれました。行動をちゃんと見てくれていることはモチベーションになりますし、会社の規模が大きくなっても続いてほしい文化です。
「採らなかったら、説得してでも採ってた」先輩が語る期待
ーーーー小檜山さんは、入社前、樹にどんな期待をしていましたか
小檜山:業界は違えど、大きな組織で営業として成果を出してきただけあって、25歳とは思えない落ち着きがあり、「入社したらすぐに戦力になってくれるだろうな」という期待は持っていました。
それに加えて印象深かったのは、樹が「この会社で何をしたいのか」というビジョンを、きちんと言葉にしてくれたこと。ベンチャーで働く上では、それがとても重要だと考えています。私自身、デイブレイクの社会的価値と経済的価値の両立という考え方に魅力を感じ、「一緒に成し遂げたい」と思って入社しました。樹もまた同じ想いを持ち、会社が目指す方向と本人の志が一致していると感じています。もし採用されなかったら、会社を説得してでも採用したかった。それくらい、一緒に働きたいと思える存在でした。
「教えすぎない」メンターと、「自立していく」新人
ーーーー実際に一緒に働いてみて、樹の活躍・成長ぶりはどうでしたか
小檜山:最初は「こんなに優秀なやつに、教えることなんてあるのかな」と思いましたが、樹が入ってきたことで、「ちゃんと背中を見せなきゃいけない」と自分自身も背筋が伸びました。前職も含め、これまで誰かを教える経験がなかったので、この3ヶ月はいい学びの時間になったと思います。営業歴で言えば、樹のほうが先輩でもある。負けたくないというライバル意識もありましたね。
技術職から営業にアサインされた立場ですが、「経験がないから結果を出せない」という言い訳はしたくなかった。経験を活かせば、やり方次第で成果を出せることを行動で示すことで、その姿を見て樹も自分の武器を見つけてほしい。自分なりの営業スタイルを築いてほしいと思っています。
今だから言えますが、メンターとしては、あえて少し放置気味なスタンスだったかもしれません。必要以上にティーチングせず、自主性を見るような関わり方です。その中で、樹は自分から周囲と積極的にコミュニケーションを取り、仕事を吸収していった。1ヶ月も経つ頃には、自立できるレベルに達していて、さすがだと感じました。期待していた以上の逸材だと思います。
樹:自分なりのスタイルを作っていきたいという気持ちは、入社前から持っていました。ただ、デイブレイクに入って皆さんの働き方を目にしていると、より一層、自分で動かなければ成り立たない、自主性を身につけることが欠かせないと感じます。小檜山さんの「背中で引っ張る」スタイルには、ものすごく刺激を受けています。
小檜山:一つだけ謝りたいのは、樹が「ストレスが鼻に出る」って言ってたんだけど、ちょうど1ヶ月くらいで本当に鼻が赤くなってて「これは俺のせいだな」って思った(笑)
樹:いや、それは小檜山さんのストレスとかでは全然なくて(笑)。新しい環境に慣れるまでの緊張から来るものです。入社して1ヶ月くらいまでは、何がどこにあるのかも分からないし、会社の慣習も分からない。皆さんと打ち解けるのにももっと時間がかかるだろうと思っていましたが、1ヶ月が経つ頃には、自然に会話ができるようになりました。その変化を感じられたことは、素直に嬉しかったです。
会社が前向きな雰囲気に。やる気に満ちた存在は、チームにとっての希望
ーーーー樹が入社してから、会社の雰囲気に変化はありましたか
小檜山:離職するメンバーもいる中で、若くて新しい風が入ってきたことは、会社を活性化して、いい雰囲気を作ってくれたと感じます。場を和ませる空気を持っていることも樹の強みで、チームにとっての希望です。やる気に満ちた存在が加わり、周囲の意識も自然に前向きになったと思います。
「デイブレイクはこれから伸びていく会社」という期待や「これをやりたい」という想いを持って入社しても、会社の状況次第ではその想いがすぐには叶わず、その結果、離れていく人がいるのも避けられない現実です。だからこそ、会社のビジョンと個人の目標がしっかり重なる人材が加わってくれたことは、会社が前進していくための大きな推進力になると感じています。
樹:少人数で組織として最大限の力を発揮しようとしているタイミングで声をかけてもらえたことは、僕にとってありがたかった。不安よりも、採用してくれたことへの感謝の気持ちの方が大きいです。
「会社のために」が当たり前の文化
ーーーーデイブレイクの好きなところは?
小檜山:ただ機械を売って終わりではなく、販売した後もお客様のことを本気で考えているところです。あとは、「やりたい」と思ったことを自分の手で形にできる環境。整備すべき部分を整え、新しい仕組みをつくっていくことに、やりがいを感じています。規模が大きな組織では、どうしても自分の意思が形になるまでに時間がかかる。同じ厨房機器業界でも、ベンチャーであるデイブレイクなら、挑戦できる余地が大きいと感じます。実際に、低温冷凍ストッカーの開発や、延長保証サービスの導入など、自分が関わった取り組みが形になったことは大きな経験でした。
樹:「会社のために」という意識が、自然と根付いているところが、僕はとても好きです。知識や営業手法を出し惜しみすることなく共有する文化があって、「自分の経験や知見が、少しでも会社の役に立てば」という思いで、みんなが積極的に発信しています。会社の規模が大きくなるほど、こうした文化は続けるのが難しくなっていくのかもしれませんが、大切に残していきたいです。
―― 日頃なかなか言えない、小檜山先輩へのメッセージをお願いします
樹:技術の仕事をやりながら営業も本気で取り組まれている。その忙しい中でご指導いただき、本当にありがとうございます。営業歴は決して長くないはずなのに、数字に対する意識がとにかく強い。むしろ、一番営業マンらしい存在だなと感じています。目標達成に向けて逆算し、行動に落とし込んでいる姿は本当に尊敬しています。これからも学ばせていただきながら、デイブレイクをさらに強い会社にしていくために、一緒に頑張らせてください。
小檜山:座右の銘というほど大げさではないけれど、「主張する前に義務を果たす」という考えは大事にしています。まずは与えられた役割、やるべきことをやり切る。そのうえで、やりたいことを形にしていく。数字はわかりやすい目標ですから、達成しなければ次に進めません。経験が浅い営業を任されたことも自分にとって良い機会です。営業と技術の両方ができる人材は多くないですし、技術の知識を活かした自分なりの営業スタイルを築いていきたいと思います。また、人数が少ないからこそ、一つの役割にとどまるのではなく誰かが困っていれば手を差し伸べたい。距離が近いからこそそれができるし、その経験が自分の糧にもなります。
それぞれの「次の目標」へ。個人の挑戦が、会社の力になる
ーーーーこれから頑張りたいことは?
樹:まずは与えられた役割を確実に達成し、成果を残したいと思います。また、今後は地方エリアを担当させてもらう機会も出てくるので、地域に貢献できる仕事ができたら嬉しいです。上京した頃からずっと、地域に関わる仕事がしたいと考えてきました。その地に根付いた企業の力になれることは、自分のやりたいことと重なります。地方には、急速冷凍の技術を十分に活用できていない企業も多いので、積極的に提案し、現場が抱える課題を一つひとつ解決していくことが目標です。
小檜山:いつまでにアートロックフリーザーを売りますか!?
樹:1月には!
ーーーーそれに対して、小檜山先輩からメッセージをお願いします
小檜山:みんなのもとで学んできて、一人で完結できる力はしっかり身についていると思う。もともと営業力は心配していないから、あとは身についた知識に自分なりの色を乗せていくだけ。より上のポジションに最短で行くために何をすべきかを逆算して、行動に落とし込んでほしい。その姿勢が、結果的に他のメンバーの刺激になり、会社全体の活性化につながると思います。いつの間にか表情がキリッと変わって、「あれ、今日の樹はちょっと違うぞ」と感じる瞬間を見るのが楽しみです。もしストレスで鼻が赤くなるサインが出てきたら、ちゃんとフォローします。期待してるよ。