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【社員インタビュー】生活者の意識を変え、行動を変え、カーボンニュートラルな未来をともにつくる

吉岡詩織

becoz 事業責任者

plofile: 在学中に社会のあり方やセクター間の構造を知り、包括的に社会問題を解決したいという想いから社会学を専攻。社会保障や福祉、年金などの分野を学ぶ。新卒で大手の資産運用会社に入社。機関投資家向けの提案、年金基金の商品企画などを担当する。その後、成長国のファンドへの投資による資産運用と成長国支援を同時に行うことを掲げるベンチャー企業へ転職。そこではファンドのモニタリングや融資先の開拓を担当。データフラクトとは半年の業務委託の期間を経て、正社員として参画。


パブリックセクターからではなく、

ビジネスセクターからのほうが

社会を変えていく可能性がある。

データフラクトとの出会いはスカウトをいただいたことから。「脱炭素領域の新規事業を立ち上げようとしている」「ぜひ一緒にやらないか」と代表の久米村さんに声をかけていただきました。学生時代に社会学を専攻していたこともあり、社会問題に向き合う仕事に関われることはとても魅力的でした。社会問題の中には、当然環境問題も含まれています。これまでのキャリアでは、干ばつや洪水、ハリケーンといった災害で事業が難航しているプロジェクトに融資をするかどうかを考えるといった立場で関わることがあり、日本で想定されているよりも、世界での気候変動の影響って大きいのかもしれないという気づきがありました。そんな中でいただいたデータフラクトのスカウト。世界的にも重要で、人類が必ず取り組まなければいけない「脱炭素」という課題解決のプロジェクトに、主体的に参画できるというのは非常に心が動きました。このタイミングしかないかもしれない。もともと就職活動のときに、官僚や地方自治体などのパブリックセクターに行くことも考えたのですが、それよりもビジネスを通じた方が社会的インパクトを大きくして、社会を変えていけると思っていたこともあり、参画を決断しました。GAFAをはじめとする多くのテック企業が世界を一変させてきたように、ビジネスセクターには大きな可能性がある。だからその場に身を置きたかったんです。

これまでのキャリアがずっと金融に関わっていたので、まったく環境が違うテックスタートアップで働くことにはもちろん不安もありました。でもデータフラクトは一人ひとりが自立したプロフェッショナルで、相手をリスペクトする姿勢を皆さんが持っていたので、とても働きやすく、自分ができないことに関しては勉強し、そのレベルについていこうと必死にもがきました。半年間でとても成長したように思います。



データサイエンスの力でCO2排出量を可視化し、

カーボンニュートラルな未来への歩みを進める

「SAISON CARD Digital for becoz」誕生。

2021年9月に一本のメールがデータフラクトに届きました。スウェーデンのインパクトテック企業・ドコノミー社との、データ活用で「自身の気候変動への影響を可視化」し「一人ひとりがカーボンニュートラルに向けた行動変容を起こせる」サービスを展開していくという協業の取り組みを知った株式会社クレディセゾンの代表からの連絡でした。クレディセゾン様はこの脱炭素の問題に非常に高い意識を持っていて、すでに業務に関する紙消費量の削減のほか、赤城自然園の運営を通じ、地域社会とともに、環境保全活動を推進している企業でした。

一方で、クレジットカード事業を展開していながら、個人の顧客を巻き込んだ取り組みについて課題に感じていたと、担当者から伺いました。私たちが提供しているサービスである「becoz(ビコーズ)」は、データサイエンスの力で環境価値を可視化し、定量化することで、誰もが日々の暮らしの中に、1.5℃目標に沿った選択を取り入れることができるようにするプラットフォーム。そのbecozと連携することで、消費行動を通じて、人々の環境意識を変えていけないかとクレディセゾン様は考えていたのです。私たちにとって生活者に直接アプローチする機会は願ってもいないこと。さあ、やろう、とプロジェクトは進んでいくのですが、そこから実現までの道のりは険しいものでした。

そもそもこのプロジェクトはどのように収支をとっていくのか。想いだけで実現することができるのか。といった厳しい声をいただきました。その結果、一度は不採択にもなったのです。しかし私たちは諦めませんでした。現在の経済価値を中心とした判断基準だけでなく、環境価値を新たな判断基準として持つ人や企業が増えれば、未来はカーボンニュートラルに近づいていくんだ、そのためになんとしてもこのプロジェクトは実現しないといけない、と両社が本気になってビジネスモデルを模索し、実現に向けて試行錯誤を重ねました。そうして誕生したのが、CO2排出量を可視化できる日本唯一のカード「SAISON CARD Digital for becoz」です。プラスチックカードなしのカードレスであり、利用明細情報からCO2排出量を算出することができるのです。一つひとつの歩みが世界を変えていくきっかけになる。私たちの挑戦はまだはじまったばかりですが、社会に問題意識を提起し、アクションのきっかけになるといいな、と思っています。




日本を「カーボンニュートラル先進国」にできるか否かは、

私たちのこのアクションにかかっている。

そういう使命感を持って、プロジェクトに臨んでいる。

2022年6月4,5日の2日間に渡って、恵比寿ガーデンプレイスにて「Carbon Neutral Alternatives〜脱炭素の未来をつくる、あたらしい選択肢〜」と題したイベントを開催しました。多くの方や企業や団体がこの想いに賛同してくださり、ブースを出展してくださりました。そしてトークセッションにも多くの方が足を運んでくださり、話に耳を傾けて、環境に対するアクションについて考えていただきました。自分が動かしてきたプロジェクトが、いまこんなにも多くの人を巻き込むことができた。まだまだこれからではありますが、そのときの光景を忘れることはないでしょう。胸の奥から熱いものがこみ上げてきました。

脱炭素の課題は、地球規模で取り組まなければ決して解決できない問題です。そのために様々なアクションが行われている一つの事業開発責任者として私がいる。その責任は非常に大きく、リーダーシップを発揮してもっと多くの人たちを巻き込んでいかなければならないと思っています。カーボンニュートラルを目指す理由はそれぞれですが、ゴールはみんなが同じ。だからこそどう旗を振るかが重要です。これからの私たちが生きる未来に向かって価値ある仕事を実現していきます。


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