人手不足が叫ばれる中、当社は続々と新メンバーが入社しており、研修期間を経てコンシェルジュドライバーデビューを果しています。そして2019年春に入社したうちの2人が、偶然にも約20年前の同僚だったのだとか!?今回は、20年の時を経て、2人が当社で出会った理由を紐解いていきます。
【プロフィール】
髙倉 繁(たかくら しげる)
20代半ばから10年間ハワイに在住し、小売り・造園・通訳などを経験。帰国後は、添乗員・英会話教室の運営・ホテル接客・懇親会の通訳など、英語を使う仕事に就く。2019年3月に大稲自動車へ入社。
20代からサーフィンが趣味で、今もなお良い波を追い続けている。
加藤 剛史(かとう きよふみ)
キャリアのスタートは、イタリアから生地を仕入れている日本のアパレルメーカー。海外とより直に接する仕事がしたい、サービス業を深掘りしたいと考え、添乗員に転身。その後、保険営業を15年務め、インテリアショップの販売・店舗運営を経て、2019年4月に大稲自動車入社。
私生活では、1児の父である。
【大稲自動車・福岡ハイヤーサービスについて】
創業1950年、歴史ある企業でありながら、タクシー業界にイノベーションを起こし続けている。10年以上前から先駆けてプレママタクシー・こどもタクシーを開始。2016年には国内外VIP向けのツアーサービス、行政・地元企業との共同プロジェクトを手掛ける福岡ハイヤーサービスを設立。2018年8月には、国内大手も未だ実現していない米国リムジン会社との資本提携を実現。大稲自動車から福岡ハイヤーサービスへのキャリアアップ以外にも、海外勤務というキャリアルートも確立中。
20年越しの再会!共通点は・・・
――まずは、大稲自動車に入社した理由から教えてください。
髙倉:これまでの職業選択の軸もそうなのですが、英語を使った仕事がしたい、海外の方と接する仕事がしたい、という気持ちが大きかったですね。あとは、ハワイに住んでいた10年間で、現地の方に助けてもらったことが多々あって、その恩返しがしたいとも思っていました。
それで、大稲自動車は海外からお越しのお客様対応にも力を入れているので、まさにピッタリだと思ったんです。
加藤:私は海外ドラマを観るのが趣味なんですが、「SUITS」というドラマに出てくる専属ドライバーを見たことがきっかけなんです。有名な話ですが、アメリカやヨーロッパの専属ドライバーは社会的地位も高く、ステータスのある仕事として認知されています。その立ち居振る舞いやホスピタリティを見て、カッコイイなぁ、自分もやってみたいな、と思ったんです。
そんな時に、たまたま当社のコンシェルジュドライバーの求人を見つけて、すぐに応募しましたね。
――そう言えば2人は、約20年前に一緒に働いていた時期があるとか…?
髙倉:そうなんですよ!私が帰国して、添乗員として福岡で勤務している時の同僚なんです。
大稲自動車には加藤さんが私の1ヵ月後に入社してきたのですが、紹介されてすぐに分かりましたね。20年経って、お互いに風貌は少し変わっていますが(笑)。
加藤:そうですね(笑)。添乗員同士が同じツアーに行くことはないので、業務での関わりは少なかったですが、すぐ分かりましたよね。当時34歳と36歳くらいでしょうか。添乗員って若い人が多いですし、7割は女性なので、性別や年齢が近く親近感があったんだと思います。
髙倉:改めて振り返ると、「海外やインバウンド、観光に関わる仕事がしたい」「おもてなしの精神を活かした仕事がしたい」というのが私たち2人の共通点で、当社での再会に結び付いたのかもしれないですね。偶然というより、必然というか。
入社半年を赤裸々に振り返って
――続いて、入社からこれまでの業務について教えてください。
髙倉:入社2~3ヵ月は研修を受けたり、街中を走りながら一般のお客様をお乗せする「流し」で経験を積む期間でした。現在は福岡ハイヤーサービスのコンシェルジュドライバーとして、海外のお客様や国内VIP対応をメインに活動しています。
――実際に働いてみてどうですか?
髙倉:思ったより楽しい!というのが率直な感想ですね。新しい出会いがあったり、たまにちょっと小言を言われることもありますが(笑)、後からは笑い話になるのでそれも含めていい人生経験だなと思っています。
具体的な業務としては、ホテルへの送迎、ビジネスの方の送迎に加えて、空いた時間で「流し」をしています。「流し」はお客様を乗せるまで行き先が分からないので、道が分かるかな…という不安があったのですが、意外と大丈夫でした。
また、毎日少なくとも1回は、海外の方と接する機会があるのも楽しいポイント。中でもアジア圏のお客様が多く、先日は韓国からお越しの若いご夫婦の送迎をしました。すると、現在の政治的な影響もあって、とても不安そうにされていたんですね。心配されることはないというお話をしたところ、ホッとした表情をされていて、このような心のサポートができることもこの仕事の面白みだなと感じました。
加藤:私も業務内容は髙倉さんと同じです。個人的に工夫しているのは、転職理由である海外の方との接点を多く持てるように、海外の方がいらっしゃるようなところを「流し」で走っていること。
旅客船の到着時刻にあわせて港に向かったり、海外のお客様が多いホテルや人気の観光名所に行ったりしていますね。
たまに、Welcomeボードを持って空港にお迎えに行くこともあります。先日はイタリアからお越しの方を空港に迎えに行ったのですが、Welcomeボードを見つけて遠くから大きく手を振ってニコニコと駆け寄ってきてくださって、車内でも英語でたっぷりお喋りしてくださり、とても楽しかったですね。
今後は、観光ツアーの担当をしたり、ベンツにのれるようになることが目標です!
タクシーのイメージを塗り替えたい
――転職に対して、ご家族はどんな反応でしたか?
加藤:そうですね、一家の主が転職するとなるとどの家庭でも心配されると思います。その上、私はまだ子どもが小さくて2歳なんですね。なのでこれからお金も必要だったりはするのですが、大きな反対はなかったです。
心身ともに負荷なく、平常心で長く働きたい。そして、子どもにとって自慢のお父さんになりたいですね。そして、家族を大切にしていくという気持ちは、お客さんへの丁寧な対応にも繋がると思うんです。
――最後に、この仕事はどんな人に勧めたい仕事でしょうか?
髙倉:海外に興味がある人、海外の人と接する仕事がしたい人、語学に興味がある人にはお勧めしたいですね。あとは、人としての総合力を高めたい方にもいいと思います。コンシェルジュって運転だけ、案内だけではなく、お客様のWantを満たすために必要なことをする仕事なので、とても対応力が鍛えられるんです。サービス精神や人の役に立ちたいというマインドは不可欠だと思います。
加藤:本当に人間力が鍛えられますよね。運転ができれば誰でもできる仕事ではないとやってみて感じています。知識を備えてないと何も話せないですし。
あとは、若いお客さんに「この仕事を選んだ理由はなんですか?」と聞かれることが結構あって、若い方もタクシーの仕事に興味を持っている方が結構いるんだなと驚いています。
世間一般的に、タクシーの仕事って安定してないとか、定年後の仕事だと思われているかもしれないですが、その常識を変えていきたいですね。
髙倉:あとは、福岡ハイヤーサービスは業界の常識に囚われず新しいことをやってきている会社なので、そこに面白みを感じる人も向いていると思います。業界初の海外展開も成し遂げましたし、現在も自分たちでアイデアを出して新たな取り組みを進めているところです。
――髙倉さん、加藤さん、ありがとうございました!
「海外」「観光」「おもてなし」1つでもピンときた方、ぜひ1度フランクにお話しませんか?
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