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今回ご紹介するのは、営業職を務める小橋さん。
子どもの頃に大きな手術を2回したことや、前職での大変な経験を乗り越えて、現在は営業としてみんなを支える存在です。
そんな小橋さんに、これまでの経歴やディースタンダードの魅力について聞きました。
【小橋さんプロフィール】
航空工業高等専門学校を卒業後、空調の現場監督として勤務。
その後、ディースタンダードで2010年からアルバイト入社し、エンジニア、営業を経て、現在は執行役員(営業を中心にリーガルチェック含むバックオフィス全般対応)として幅広く対応中。
↑「テレビ朝日ドリームフェスティバル2024」に家族と行ったときの写真。生のVaundyさんと稲葉浩志さんを前から2番目の列で見れたそうですよ👀
現場監督の仕事から、アルバイトでディースタンダードへ
まずは、小橋さんの学生時代やこれまでのご経歴を教えてください。
小学生のときに脳の手術を2回し、助かったものの右目の視神経に傷がついたのと左半身に麻痺が残りました。
親にすすめられ、リハビリも兼ねて中学2年生からとあるバンドでドラムを始めて、ドラムを叩いてるうちに気付けば麻痺を克服していました。
右目が下がってしまうのは戻らないので、一生付き合っていきます!笑
バンドでは中学3年からリーダーも務め、悩んでるメンバーの家庭訪問をして励ましたりすることもありました。
そんななかで、困った人は放っておけない部分や、究極の負けず嫌いな性格が醸成されたような気がします。
幼少の頃から大変なご経験をされているのですね!学業の方はいかがでしょうか?
航空系の高等専門学校に行ったのですが、5年通っても全然興味が持てなくて(笑)
土日含め毎日ドラムの練習をしながら卒業し、社会人になってもバンドを続けたかったので
“東京の会社”、“給与が高め”で絞った結果、航空とまったく関係ない空調の現場監督の仕事に就きました。
最初は、現場監督の仕事をしていたのですか!
はい。20歳から3年半くらいでしたが顧客や施工業者との折衝、現場管理、建築には欠かせない接待(笑)など、高濃度な経験をさせていただき感謝はしています。
ただ、激務かつ高プレッシャーだったので、最終的には身も心も壊れてしまいました。
仕事を辞めてからは、mixiや当時の2ちゃんねるを24時間監視して過ごしました。
1日中畑をたがやしたり(当時流行っていたフレンドの畑に水やりしたり、虫を取ってあげたりするゲームを一生巡回したり(笑))、
2ちゃんねるで就職関連の新規スレッドは全て見るなどして、自宅の警備に徹していました。(人生でいう“底”の生活)
そんなときに、飲み友だちが「ルームメイトが働いてる会社でバイト募集してるけど、やってみない?」と話を持ちかけてくれて、いくいく~と返事をしました。
それがディースタンダードだったんです。
そんな経緯でディースタンダードに出会ったんですね!
社会から隔離されるのは避けたいと思っていた中で、「週2~3日でいい」という話だったので、リハビリのつもりで始めました。
当時はテレビがアナログからデジタルに移行する時期で、自宅を訪問して地デジチューナーを取り付けて、ちゃんと映るかをチェックする作業員の仕事でした。
バイトを始めてから1~2か月経った頃、プロジェクトの取りまとめ役がこなくなってしまい、「マネージャーやれそうだしやってみる?」と打診されました。
アルバイトがマネージャーはさすがに・・・ってことで契約社員になり、マネージャーポジションで信用回復・プロジェクト立て直しをしました。
IT未経験からマネージャー、そして営業に
社員になってからは、どのような仕事をしていたのですか?
地デジPJの次は、外資系通信ベンダーで全国の通信品質を監視する仕事でした。
IT未経験で「OSってなにそれおいしいの?」と本気で言っていたくらい知らなかったので、
現場監督時代に培った“勢い”と“誠意”で「やります!できます!」で案件に参画しました。
当然、入ってから何もわからない状態だったので、デキそうなリーダーさんや優しい先輩と積極的にコミュニケーションをとり、やり方を盗むようにしました。
その後も1step上の業務にチャレンジする機会をいただき、“末端の作業者から入って信用を得てリーダーになる”のような流れを2~3回繰り返し、最後にはプロジェクトマネージャーのようなポジションで採用面接までさせていただきました。
本当に感謝しています。
エンジニアとして着実にステップアップしていたなかで、営業職に転換したきっかけは何だったのでしょうか?
営業ポジションに穴が空いたタイミングで、社長と取締役から声がかかったのがきっかけです。
以前から漠然と「いつか社長というものをやってみたい」、「社長になるためには何かしらの営業経験は絶対に必要だろうな」と思っていて、色々な業種の“営業職”の求人を見たりしていましたが、どれもこれもノルマがあったんです。
ノルマという言葉が好きではなかったので、ノルマはないと言う社内の営業ポジションをやってみる決意をしました。
では、現在の仕事内容を教えてください。
営業なので仕事を受注することはもちろん、営業事務や人事のような仕事、アフターケアの仕事まで対応しています。
リーガルチェック(契約書の確認)も全部自分で読み、おかしな点があればお客様に指摘して修正していただくなどもあります。
毎月の給与チェックや、採用の面接対応、資格取得推進(自分で取ってから促すことを心がけています)まで行っています。
ディースタンダードにおける営業職の魅力は何だと思いますか?
当社は、東京都からソーシャルファーム(※)の認定を受けていて、社会復帰をする人や少し事情を抱えた人と関わることが多いので、幅広い人への対応力が身につくと思います。
私自身、他の人があまり経験しないようなレアな経験をしてきたため、苦労している人の気持ちがわかるというか共感力は高い方だと感じていて。
その能力が今の仕事で活きているし、一緒に働く人にもコツなどを教えていけると思います。
メンバーには、「“底”を経験したら、あとは上がるしかない。底とてっぺんを経験したら怖いものがなくなるよ(最強だよ)」と、よく言っています。
(※)さまざまな理由から、就労が困難な人を雇用・ほかの従業員とともに働ける環境をつくり、自律的な経済活動を行っている社会的企業のこと。
営業として、うまくいった経験やエピソードがあれば教えてください。
成功体験といえるかはわかりませんが、昔、単価(売上)が上がらないことから給料も上げられず、辞めてしまうエンジニアが多い時代がありました。
エンジニアのスキルアップはもちろんですが、営業側ももっと単価を上げる努力をしないといけないと思い、自分で開拓や手法を変えながら単価を上げるようにしていきました。
その結果、単価がアップしたことでエンジニアへ3ヶ月に1回の昇給チャンスをつくることができ、給料が上がったことを実感できるメンバーが増加。
モチベーションも現場での貢献度も上がり、また単価(売上)も上がるという好循環ができていきました。
未経験でも活躍できる場があるディースタンダード
仕事をするうえで大切にしていることはありますか?
スピード感と思いやりですね。特にIT業界はスピードが命。
ただ、スピードが早いだけでもダメで、私たちは物ではなく“人”を扱うので、スピードと同じくらい思いやりの気持ちが大事になります。
スピード感と思いやりのバランス感覚を意識するようにしています。
小橋さんが思うディースタンダードの魅力は何でしょうか。
私自身、IT未経験から入社しましたが、経験がなくても活躍できる場があるところですね。
インターン生でもすぐに資格が取れるカリキュラムを組んでいるので、社会復帰してすぐに資格が取れることは自信にもつながります。
勉強し続ける人、「お役立ち精神」を持ってる人が一番活躍している会社だなと思います。
お客様は困っていることがあるから、お金を払ってでも解決したい。
そんなお客様のことを考え、お役に立てるような努力ができる人であれば、未経験でも歓迎しています。
未経験でも貢献する姿勢があればいいということですね!
そうですね。あとは直属の上司以外でも相談できる人が多い点でしょうか。
直属の上司が自分と合わない人だったら大変じゃないですか(笑)
でも、営業、マネージャー、アシスタント、バックオフィスなど複数窓口がありますし、なんなら直接役員に話しにいくこともできます。
最後に、小橋さんの今後の目標を教えてください!
個人としては、可視化できる価値を増やしていきたいと思っています。
IT系では国家資格の第一級陸上無線技術士、Linuxの基礎、ITIL、Microsoft Azure(AZ-900)、その他FP2級、メンタルヘルス検定ラインケアなど、実務と育児と並行しながら取得してきましたので、取得を目指している人には教えることもできます。
自分自身の価値を高めつつ、得た知識やスキルで、がんばっている人・これからがんばろうとしている人を応援していきたいです。
会社としては、個々人が対応できるレイヤーが上がってきていると感じるので、もっと高いレイヤーの仕事も受注しながら、会社全体のボトムアップにつなげていきたいです。
オフショット
とあるバンドで優勝経験もある小橋さん。
現在は仕事や育児で忙しく、バンド活動はできていませんが、自宅でドラムパッドを叩いたり、グルメ巡り、UFOキャッチャーなど多様な趣味を満喫しながら、次は宅建士か簿記の資格取得を目指しているそうです!