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大手企業のサービスやプロダクトを成功に導くデザイナーが多数在籍しているDXDesign室。
バックボーンも専門領域も異なる多種多様なメンバーが所属し、チームと共創しながらビジネス価値を提供しています。
今回は、瀧田 凱斗さんがインタビュアーとなり、メディア事業部のタップルから2025年1月に異動されてきた漆原 裕貴さんに、DXDesign室へ異動を決めた背景や仕事のやりがい、挑戦してみたいことなどについてお話を伺いました。
プロフィール
偶然の配属からデザイン責任者へ――タップルで歩んだ9年
瀧田:本日はお時間をいただき、ありがとうございます!今回は、僕が以前からぜひお伺いしたかったテーマを中心に、いろいろとお話を伺えればと思っています。
さっそくですが、まずは昨年まで在籍していたタップルのデザイン責任者というポジションに至るまで、どのようなキャリアを歩んでこられたのか、ぜひお聞かせください。
漆原:サイバーエージェント(タップル)の前はWeb系の制作会社でクライアントワークをしていました。デジタルコンテンツから印刷物まで、多様な業種の案件を抱える会社で、「どういう形にすべきか?」をひたすら掘り下げて、アウトプットを重ねる日々でした。
瀧田:なるほど、まさにアウトプットで応え続ける日々だったんですね。幅広い案件に携わる中で、スキルも着実に磨かれていったんだろうなと思いました!
そんな中で、サイバーエージェントに転職を考えたきっかけや理由は、どんなところにあったんですか?
漆原:転職の一番の理由は、そろそろ一本のサービスをじっくり育ててみたいって思ったからですね。案件の成功のために色々な視点で向き合ってきたけど、あくまでも実制作がメインの短いスパンで動くことが多くて。
「どういった形にすべきか」を追求していくうちに、案件の発生に至った背景や企業の課題について深く考える機会が増えていって、自分たちの責任で、大きいサービスやプロダクトを中長期的にデザインしていきたいって気持ちが強くなっていきました。
瀧田:なるほど…クライアントワークで多様な課題に向き合ってきたからこそ、「サービスを育てる」っていうステップに進みたいって思われたんですね。僕も制作会社出身なので、すごく共感します。
サイバーエージェントには多くの事業がありますが、その中でタップルを選んだ決め手は何だったんでしょうか?
漆原:それが、自分から特定のサービスや事業に行きたいという希望は出していなくて。会社に自分のスキルやこれまでの実績を見てもらったうえで、配属先を判断してもらいました。
結果、黎明期のタップルに配属が決まり、そこから約9年マッチングのドメインに携わることになります。
瀧田:漆原さんご自身でタップルを選ばれたのかと思ってました😳
でも、当時の市場って、マッチングアプリ自体がちょっと怪しくない?っていう雰囲気だった時期ですよね。
そんなフェーズでデザイナーとして入社されて、最初はどんなことを手がけていたんですか?
漆原:タップルでは、プロダクトのUI/UXを中心に、プロモーションのビジュアルや動画広告まで、事業のクリエイティブに関することは何でもやっていました。
瀧田くんの言う通り、ジョイン当初は市場自体もまだ全然成熟していなくて。世間一般的に「マッチングアプリ=怪しい」みたいなイメージを持たれていた頃で、自分たちですら半信半疑なまま試行錯誤する日々でした。その時々の市場やサービスのフェーズを注視して、デザイナーとして今何をするべきか常に立ち返りながら取り組んでいましたね。
瀧田:おお、そうだったんですね!本当にタップルの成長とともに走り続けてこられたんですね。
そんな9年間の中で、これは面白かった!とかやりがいがあったなと感じたエピソードってありますか?きっと、たくさんあると思うんですが……
漆原:エピソードではないけど、タップルでやりがいを感じたのは、サービスだけでなく市場ごと変わっていく感覚を当事者として味わえたことですかね。
瀧田:市場ごと変わっていく感覚って、めちゃくちゃ興味深いです!
具体的には、どんな変化を肌で感じてこられたんですか?
漆原:最初は、マッチングアプリ自体が世間から怪しく見られていたし、「出会い系でしょ?」とか「こんな危ないの流行るの?」みたいな空気でした。そこからちょっとずつ世の中に認知が広がり、怪しさも薄まっていって、「恋愛のきっかけとしてアリだよね」ってドメインが受け入れられていって...。そんな過程を、サービスの中の人として長く携わることができたのは、本当におもしろかったです。
ユーザーや世間の態度もその時々で変わっていったので、これまで良しとしてきた表現や考え方もガラッとアップデートしなきゃいけなかったり。
瀧田:やっぱり、変化のスピードすごかったんですね……!
そういえば、ロゴも途中でグラデーションに変わった印象があったんですが、あれも時代に合わせたアップデートだったんですか?
漆原:そうそう、サービスロゴのリニューアルは在籍時に2回行いました。
一般的には、かかるコストや認知の面でも、短期間でコロコロ変えるものではないけど、市場の速い変化を受けて大きくアップデートする必要がでてきて。
そういった大胆なアップデートに対するユーザーや世間の反応を肌で感じることができたのも面白さだったと思います。
自分たちのサービスだけでなく、マッチングアプリという市場そのものを一緒に育てていくような経験ができたのは本当に貴重だし、デザイナーとしても刺激的でした。
制作会社✕インハウスの経験でDX領域に挑む
瀧田:いや〜、アウトプットが世の中に届いて、市場まで一緒に育てていくって本当に貴重な経験ですよね!デザイナーとして、そんなフェーズに関われるってすごく刺激的だなと思いました。
そこからタップルを離れて、DXDesign室へとキャリアを移された理由についても聞きたいです!
漆原:1つのドメインに長く向き合ってきて、市場も成熟し、サービスの戦い方もどんどん変わっていくなかで、全く異なるドメインで新しいチャレンジをしたいという思いがありました。
そんなタイミングで、メディア事業部時代から付き合いのあった鬼石さんから「漆原くんの経験が絶対に必要な場所なので、一緒に挑戦しない?」と熱く声をかけてもらって。
事業部の話を聞いていくうちに、自身が持つ制作会社と自社サービスの双方に長く携わってきた経験や価値観を、もっと広い目線で活かしていけるかもという気持ちに変わっていきました。
瀧田:すごい……ちょうど次のチャレンジを考えていたタイミングで、そんな声をかけてもらえるなんて、本当に巡り合わせですね。
漆原:あと、インターネット広告事業本部が持つ顧客数の多さも魅力的でしたね。
AMEBA・タップルなどの自社サービスの経験を、いち早く大手企業のサービスやプロダクトに活かしていくうえで、既に取引実績のある多くの顧客を相手にソリューションを提案できるのは強いなと。そこに広告事業が培ってきた営業力や提案力も組み合わされば、今日本が抱えているデジタルの課題にも貢献できると思いました。
マッチングアプリを変えていくところから、あらゆる企業を通じて日本を変えていくところに目線が移った、これがDXDesign室に来た理由ですね。
瀧田:日本を変える。ワクワクします!確かにこの部署だったら、大きいことできるかもしれないですよね!
ナレッジは、言語化して組織の力へ
瀧田:改めて漆原さんの行動力と熱意に圧倒されました…!規模の大きな仕事に本気で向き合いながら、世の中にインパクトを与えようとしている姿勢って、まさに今のDXDesign室の熱量そのものだなと感じます。
実際、僕も入社してからその熱気を肌で感じていて、なかでも特に印象に残っているのがナレッジ共有の文化なんです。
あの取り組みってどんな意図で始まったんでしょうか?
漆原:背景としては「せっかく色んな案件を手掛けているのに、その知見や工夫が個人だけに留まっていたらもったいないよね」ってメンバー間で話が上がっていたのがきっかけですね。日々の業務に忙殺されて、案件メンバー外へのナレッジ共有ってどうしても後回しになりがちだけど、それを言語化して組織でちゃんと共有していかないと、せっかく学んだ有益な情報も広がらないし、組織内でまた同じ轍を踏むんじゃないかなって。
僕と同じメディア事業部出身の鬼石さんとも、「メディアのデザイナーがサービスの垣根を超えてナレッジを共有していく文化良かったよね」とよく話していました。全然異なるサービスでも意外と活かせる知見って多くあるし、新しいことやクリエイティビティなアウトプットを行っている隣のサービスを目の当たりにして、自分たちのモチベーションが奮い立つとか、副次的な効果としても良い文化でしたね。
ナレッジ会の様子
瀧田:なるほど、そういった想いがナレッジ会のきっかけになっていたんですね。
先月の会では、漆原さんが直近で行っていた案件の提案アプローチをじっくり聞くことができて、とても学びが多かったです。僕も、早く挑戦してみたいなと思いました!
定義と指標で、CAらしい品質に向き合う
瀧田:他にも、漆原さんが今取り組まれていることがあれば、ぜひ教えていただきたいです。
漆原:僕らDXDesign室はクライアントワークですが、サイバーエージェントが世に出すアウトプットとして恥じない品質を担保していくために、独自の品質指標の定義や可視化に取り組んでいます。
瀧田:まさにそれを使って、僕も品質レビューさせてもらってます!
あの品質定義って、どんな基準で設計されているんですか?
漆原:バグがないとか、情報が整理されているとか、そういう当たり前品質というよりは、ABEMAやタップルなどを作ってきたサイバーエージェントらしい価値観が反映されるような品質水準に重点を置いて設計しています。
瀧田:なるほど…当たり前品質を超えた、らしさを定義するってすごく難しいですけど、だからこそ意義がありますね。
漆原さんが考えるサイバーエージェントらしさって、どういうものなんでしょうか?
漆原:「当たり前品質」は案件毎に個別で細かく見ていったりするけど、一歩引いて「サイバーエージェントらしい品質か?」と問われると意外と言語化が難しいんですよね。なので、案件のサービス特性に依存するような品質ではなく、案件を横断しても成立するような「サイバーエージェントらしいベース品質」の定義から進めています。
具体的には、世の中のあらゆる品質基準を参考にした上で、ABEMAやタップルの開発現場で感じてきた肌感をうまく取り入れながら、より重要な数十項目に絞って指標や評価レベルを定義しています。定期的に競合を含めたサービスを評価にかけて、「相対的に」課題のある指標を可視化することで、グロース活動とは別に改善を取り組むべきか否か、まずは議論のテーブルに載せることが目的です。
品質項目の一部抜粋
瀧田:なるほど…その肌感って、本当にチームごと・人ごとに言語化がブレやすいところだと思うんですが、それをスコアで可視化して全体に共有できる仕組みにしているのが、本当にすごいなと思います。
経験の数だけ、選択肢は広がる
瀧田: 最後に、20代という時期についてお伺いしたいです。
僕自身、この20代から30歳になるまでの時間がすごく大切なんだろうとぼんやり思っていて、漆原さんが20代に大事にしていたこととか、これを経験できたから今がある、などあれば聞いてみたいです。
漆原:やっぱり若い頃は仕事を変に選ばなかったことが経験として大きかったですね。
スキルも経験も未熟なうちから「これは自分っぽくないから」とか、「苦手だからやらない」って仕事を選り好んでいたとしたら、自分の得意分野に出会う機会も少なかったと思います。
瀧田:めちゃくちゃ共感します…!僕もまだ経験は浅いんですが、ちょっと苦手かもとか自分っぽくないかもって感じた案件こそ、やってみたら意外と面白かったり、自分の引き出しが増えたりすることが多くて。
漆原:いざやってみたら意外に面白いって結構ありますね。やる前から頭であれこれ考えてしまいがちだけど、まずは圧倒的に現場の数をこなして、成功も失敗もたくさん重ねた方が適応力もつくし、成長も早い。
仕事に時間を割きやすい20代だからこそ、とりあえず全部やるくらいの気持ちで、どんどん飛び込んだ方がいいと思います。身体を壊さない範囲で(笑)
課題に前向きに向き合える方と挑戦したい
瀧田:最後に、漆原さんが一緒に働きたいと感じるデザイナーを教えて欲しいです!
漆原:サイバーエージェントの採用基準にある「素直でいいやつ」ってのはやっぱりありますね。スキルが高いとか、すごい経験があるっていうのももちろん大事だけど、チーム一丸となって業務や課題に長い時間向き合っていく以上、人として素直で、互いの意見をポジティブに交わしていける気持ちの良い人がいいですね。
あとは、自分たちが持ってるスキルや知見を、日本や業界を変えていくような大きい視座で使っていきたいっていう人。難易度の高い課題や大きな夢にも、前向きに挑戦できる人と一緒に働きたいですね!
瀧田:ありがとうございます!僕自身、入社してから素直でいいやつが本当に集まってる会社だなと日々感じていて、そこを見抜く力がちゃんとあるのがサイバーエージェントのすごいところだと思っています。だからこそ、気持ちのいいチームで、前向きに挑戦し続けられているんだなと、漆原さんのお話を聞いて改めて実感しました。
今日は本当に、たくさんの気づきをありがとうございました!
採用担当者より
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