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【プロダクト企画チーム対談】単純な効率化はNG?プロダクト改善を通じ「人が介在する価値」を最大化するチームの取り組み。




この記事に登場する人

  • ハセベ
  • カワニシ

早稲田大学教育学部卒。新卒は大手製薬会社で営業を経験。競馬好きから業界先駆者である競馬ポータルサイト運営企業へと転職。Webディレクターとしてサービス運用や企画立案を担当し、新規事業起ち上げを経験後、プロダクトマネージャーに就任。大手HRテック企業にてToB向けサービスの戦略策定やサイト設計業務に従事し、2023年クーリエに参画。社会人バドミントン部のキャプテンをつとめており、木曜は定時で帰ります。

役割は組織規模によって決まる?

今回の座談会では、プロダクト企画チームの具体的な業務内容や仕事の進め方、メンバーなど、チームの実態について語ってもらいます。プロダクトマネージャーについて「役割とは?」「必要なスキルとは?」と考えたことのある方は、ぜひご一読ください!

―はじめに、おふたりのご経歴とクーリエに転職した経緯について教えてください。

ハセベ:新卒では製薬会社で営業職をしていました。Web業界へ足を踏み入れたのは、競馬情報のWebメディアを運営する企業への入社がきっかけです。実は大の競馬好きで(新卒でもJRAに応募するくらい)、バナーラフ案などを作成するアルバイトで入社しました。はじめてのWeb業界で右も左もわからない状況だったので、なりふり構わずエンジニアさんやデザイナーさんに質問しては、がむしゃらに仕事をしていたなという記憶です。当時習得した我流ブラインドタッチのクセはいまだに抜けませんね・・・

カワニシ:あのクセの強いタイピングはハセベさんの通常モードだったんですね!てっきり疲れていたのかと・・・(笑)

ハセベ:違いますよ。(笑)キャッチアップと成果のバランスで苦しんだ時期もありましたが、それでも段々とWebディレクターとして画面構成などを担当できるようになり、最終的には新規事業のPdMも任せてもらえるようになりました。

想いのままに目の前の業務に全力で取り組んでいたら、いつのまにかPdMまで駆け上がっていたという感覚だったのですが、そんなタイミングで何億もの赤字を出す挫折を経験したんです。

自分の実力不足を結果として突きつけられて、初めて「このままじゃだめだ、Webディレクターとしてちゃんと成長したい」と気持ちを固めました。

―もう1社、人材業界大手のHRテック企業でWebディレクターを経験されているんですよね。なぜクーリエへ?

ハセベ:教育学部で学んでいたこともあって、「人が生きる上で大事な決断に貢献できるサービス」に携わりたいと思っていました。前職は採用という点で、クーリエには介護という点で興味を持ちました。自分が事業やサービスに心から興味を持てるかどうかは重要視していましたね。

前職のHRテック企業で成果が出たタイミングで、もっと自分の強みである「人を巻き込む推進力」がいかせる環境を求めて企業を探していました。

クーリエの選考ではオフィスの様子を覗かせてもらいました。いろんなポジションのメンバーがひとつの空間にいて、会話が飛び交っていて・・・その空間から感じられるスピードや熱量も含めて、いい意味で「カオス」という表現がぴったりでした。常に課題の解消やサービスのグロースに向けて何かを模索しながら、新しい発見を誰かと一緒に成果に繋げていくことのできる環境という印象で、まさに自分の求めるフィールドだと思いました。

―ワンフロアのオフィスで物理的にも組織的にも壁が存在しないのがクーリエの特徴ですよね。カワニシさんはいかがですか?

カワニシ:新卒では大手金融機関系のリスクコンサルティング企業へ入社しました。当時から「将来的に一山あてたい!」と野望は強かったのですが、ただ何をやりたいか明確ではなかった中、スキルが高い人と働きながら広く社会を知ることのできるコンサルティング業界が魅力的に映りました。

実際にかなり勉強になりましたし、プロジェクトが次から次へと変わる中で知見が蓄積されていく実感もありました。一方で、もっと事業経営のリアルな考えを知ることのできるような立ち位置で成長したいという気持ちが強まった中で、事業会社への転職を決意しました。いくつかの企業を受けましたが、「経営陣との距離の近さ」と「事業のスピード感」が決め手となりクーリエへの入社をを決めました。

イネーブルメント実現のため、「効率化」だけではなく「生産価値」の最大化を目指すプロダクト企画チーム

―入社してみていかがでしたか?

カワニシ:経営陣の皆さんと毎日のようにディスカッションしています。厳しい指摘を受けることも多々ありながらも日々学びが感じられ、希望したとおりの環境でした。

入社当日「求人事業のアプリ開発は君に任せたよ」と上司から言われた際にはさすがに驚きましたが(笑)、経営層との距離の近さ、企画チームとエンジニアが一体となって開発を進める体制から、学びつつやり遂げるイメージを持つことができています。

実際に、日々クイックに判断が求められるクーリエの環境では、成果に対する意識が高い人が多く、そのために部署間で学んだり、強みを活かしあうことが当たり前とされるカルチャーがあります。たとえば営業メンバーがBigQueryを使ってデータ抽出し業務改善に繋げていることも一例ですね。大企業であればおそらく別動のデータチームに依頼するレベルの業務内容かなと・・・。そんな環境の後押しもあって、僕自身も挑戦を続けることができています。

ハセベ:私がクーリエに入社して衝撃だったのは、すでに業界No.1のプロダクトでありながら、想像以上にオペレーションに人が介在して重要な役割を担っていたことです。IT業界では「効率化」といったキーワードが取り上げられがちですが、そうではなくて、人が介在する価値を本気で追求している企業なんだなという衝撃がありました。

toCサービスを運営する企業では、エンドユーザーの顔が見えづらかったりと、どの業界でも顧客の声を集めることに苦心していると思います。クーリエでは、toC・toBの両者に対して継続してアプローチする体制があって、それぞれのステークホルダーとリレーションを築くことができるので、よりリアルで信頼性の高い情報を得て、データとして活用することができるのですよね。

―なるほど・・・組織内外問わず、自分たちの介在する価値を意識しながら活躍が求められる環境がクーリエですね。おふたりの具体的な業務についても教えていただけますか?

カワニシ:今はHRサービス『みんなの介護求人』のセールスイネーブルメントがメインです。応募後のマッチング最大化をミッションとしていて、僕が営業チームのオペレーション設計、ハセベさんはサービスやシステムの設計を担当しています。運用としては、プロジェクト管理ツールのチケット機能を活用していて、僕の要望を長谷部さんが仕様書に落とし込んでエンジニアチームに連携していくというフローで進めることが多いです。

ハセベ:営業メンバーが使用しているCRMやSFAであれば、プレ開発で現場メンバーからのフィードバックを受けて、即日修正ということもあったり、PDCAサイクルを極限まで小さく、高速で回しながら成果に繋げられる体制が強いですよね。朝10時の依頼を16時には実装とか、通常1か月はかかりそうな内容を優先順位で切り分けて必要な機能だけ抽出して1週間でリリースなんてこともあります。

実現するにはエンジニアチームの協力も必須なので、現場の温度感や実装後のインパクトなどをイメージしてもらえるように伝えることは意識しています。そうすれば チーム全員が前向きに、それぞれの知見からプロジェクトをより良くすることを考えることができて、その集合知がプロダクトの最適解になっていくのだと思っています。だから、人との向き合いも欠かせません。

カワニシ:『みんなの介護』という先駆者の存在も大きいですね。ベンチマークしながら施策を検討しています。ただ同じリボンモデルではありますが、クライアントへの提供価値は異なります。

たとえば集客支援は介護事業所のKGIに直結するので優先的に対応していただける傾向が高いのに対して、HR支援は事業よりも成果が出るまでに時間がかかりますし、そのうえ成果の判断も難しいので優先度が下がりがちです。だからこそ営業チームが能動的にクライアントへの介在価値と徹底的に向き合う必要がありますし、そのための環境を構築していくことに意味があると思っています。

ハセベ:そうですね。「新卒1人の採用は3億円の投資」と表現されることもあって、クライアント側も覚悟の問われる決断です。エンドユーザーである求職者の立場で考えても、転職って何かしらネガティブをポジティブに転換することが目的になるので判断に慎重になる傾向にあるのではないでしょうか。ユーザーが明確な答えをもっているとは限らないんです。直近だと「お見送り理由の可視化施策」なども進めていて、ミスマッチと情報提供不足が原因のお見送りはクーリエが介在することで減らせると考えています。複数の仮説検証から課題を特定して解決策を打っていくことで、プロダクトを通じて、追客を通じて市場にいい影響を与える状態を作り出していくこと。会社にとっての資産を蓄積していくことが私たちのミッションだと考えています。

―プロダクト企画チームの雰囲気やクーリエのカルチャーについても教えていただきたいです。

カワニシ:ハセベさんはオフラインコミュニケーションの方が好きだという話がありましたが、僕もSlackでメッセージを送った後に「伝わり切っているだろうか?」と不安になって、声をかけることが多いです。そういえば、代表のヤスダさんも「今からweb会議できる?」と緊急時には直接席まで来て声をかけてくれることがありますよね。テキストコミュニケーションだけでなく、ちょっとした質問ややり取りができる点は、僕としてもありがたいです。

ハセベ:同僚や上長との距離感が近く、フランクなコミュニケーションが活発ですよね。「人が介在する価値」を誰より信じていて、「人の力で物事を動かせる」と考えるのがクーリエなんだと思います。だからコロナ禍でハイブリットやリモートが増えても、一緒の空間で働くことのシナジーも大切にしているんだと。

営業チームがエンドユーザーから回収したフィードバックやデータ分析から得られた仮説を起点に、課題設定を行う。その解決策をライブ感あふれる速さで実現できることが強みです。持続的に、しかも圧倒的な解像度でユーザー行動の情報を得ることができるので、プロダクト企画チーム全員が同じ目線で議論したり、優先度を判断して業務に取り組んでいます。加えてわからないことをそのままにしない空気があって、納得いくまで会話して前に進むチームです。

業界No.1のプロダクトと営業の相乗効果で市場をリードしたい

―おふたりの今後の目標は?

カワニシ:僕は既存事業に並ぶくらい、求人事業の売上をあげたいです。クーリエでは蓄積したデータをナレッジに転換するだけでなく、サービスを運用する中で獲得しているファーストパーティデータを活かして、レバレッジをかけた施策を立案・実行することができる体制があります。その体制をフル活用しながらスピードをもって成果をあげることが目標です。

ハセベ:クーリエのサービスが業界No.1のブランディングを確立できるまで成長した理由のひとつは、これまで顧客の相談に応えてきた営業チームの活躍にあると思います。そこにプロダクトの力を掛け合わせて、営業活動の成果最大化にどれだけ貢献できるかが私の挑戦です。

同時に取り組んでいるプロダクトの価値向上を通じて、より多くのお客様に使われるサービスにできれば、人が介在する価値も指数関数的に高まるはず。その成果によって介護業界に関わる人すべてを幸せにしたいです。

―最後にプロダクト企画チームへの参画を検討している求職者の方にメッセージをください!

ハセベ:「社会貢献につながるプロダクトを創りたい」「自分の仕事が与える好影響を身近で感じたい」といった思いを実現できるチームです。介護業界というITの可能性や伸びしろが大きいマーケットで一緒に挑戦できる仲間をお待ちしています!

カワニシ:まったくの業界未経験でも、素直に周囲に聞ける方であれば問題ないと思います!クイックに施策が実行されるのでミニマムにPDCAを回して改善を図れる環境が好きな方、導入期で成長余地がある新規事業を一緒に大きく成長させましょう!

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